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ポイントカードは、新規顧客の獲得や囲い込みに十分な効力を発揮します。ポイントカードは種類によって向き・不向きがありますので、最適なプランの確認が必要です。また、魅力的な付与方法を提供できれば、必ず自店にとってプラスの効果を発揮できるでしょう。
今回は、ポイントカードについての基礎知識や導入することで得られるメリットについて解説していきます。ポイントカード機能が搭載されているおすすめPOSレジ9選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
▶本記事では、POSレジのポイントカード機能について詳しく解説しています。そのまえにPOSレジとは何なのか、基礎知識を抑えておきたい方は下記の記事をご覧ください。
POSレジとは
そもそもPOSレジの“POS”とは、「Point of Sale(販売時点情報管理)」の略で、販売時の情報を管理する機能を指します。
つまりPOSレジとは、「何が」「いつ」「どこで」「誰に」「どれほど」売れたかなどの販売情報を一括管理できる機能を備えたレジのことです。情報の集計から管理、さらには分析までおこなえる万能なレジと言えます。
具体的には、現金やクレジットカードなどの金銭取引を管理するだけでなく、同時に在庫数の把握や顧客管理、会計ソフトとの連携、ポイントカード機能など、経理や集客に役立つ機能を兼ね備えているものもあるため、「人の作業負担を減らせる」と重宝されているのです。
金銭の管理のみをおこなう通常のレジスターと区別するために、POS機能が付いたレジのことを、POSレジと呼び、「株式会社リクルートが2023年3月に行った調査」によると、飲食店におけるPOSレジの導入率は22.3%※でした。まだまだ導入率は低いですが、低価格なタブレット型POSレジアプリの登場により近年急速にシェアが拡大しています。
POSレジとPOSシステムの違いは?
「POSレジ」とよく混同されがちな「POSシステム」という言葉があります。
厳密には、POSシステムはPOS(販売時点情報管理)の仕組み(ソフト)そのものを指し、POSレジはPOSシステムを搭載したレジ(ハード)を表します。
POSシステムが導入されたもの全般をPOSレジと呼ぶため、パソコンやタブレット、スマートフォンなどのレジスター専用端末以外でも、POSシステムをインストールしてしまえばPOSレジとして機能します。こういったタブレット型POSレジも普及してきています。
POSレジの主な機能
多様な機能が展開されているPOSレジですが、主な機能は以下の通りです。
POSレジでは、新しい機能の追加もアプリやソフトのアップデートをするだけで簡単にできるため、使い勝手が非常に良いです。
商品・在庫管理 | 商品ごとに仕入れ先や原価、 売上の傾向や在庫数などを一元管理できます。 販売時点で情報が管理できるので、常に最新の在庫数を把握でき、発注管理もしやすくなります。 |
データ収集 | 「何が」「いつ」「どこで」「誰に」「どれほど」売れたかをリアルタイムで把握できます。「誰に」という観点では、お客様の性別や年代を集めることが可能です。 |
バーコード管理 | 商品のバーコードを読み取るだけで商品情報が確認できるため、スムーズで正確な会計処理ができます。人件費や金銭取引のミスなどを削減することが可能です。 |
複数店舗の管理 | 複数店舗の情報を一括で確認・管理することができます。店舗ごとの売上報告を待たずとも、リアルタイムでの営業状況が確認できるため、スムーズで無駄の無い運営が可能となります。また、店舗にいなくても在庫数を把握できるため、店舗間での在庫調整なども即座に行なうことができます。 |
経営分析 | 商品ごとの売れ行きや曜日・時間帯別の売上動向、顧客の性別・年齢層など多様なデータをリアルタイムで収集できるため、様々な視点から経営を分析し、スピード感をもって改善していくことができます。 |
インボイス対応 | 適格請求書保存方式(インボイス)に対応したレシートや領収書の発行が可能です。 |
勤怠管理 | スタッフのシフト作成やタイムカード記録などができます。 また、スタッフごとに細かく権限を変えたり、操作履歴を残したりすることも可能です。 |
POSレジとポイントシステムを連動させるメリット
では、POSレジとポイントシステムを連動させる具体的なメリットはなんでしょうか。
大きく以下の2つが挙げられます。
- レジでの2度打ちがなくなる
- より詳細な顧客データを集められるようになる
それぞれのメリットについて詳しく解説し、具体的な手順もご紹介します。
レジでの2度打ちがなくなる
ポイントカードを作成することはリピーターを増やすために効果的で、かつ需要があるため、ポイントシステムを提供しているサービスは多くあります。
代表的なものとしては、「P+KACHI」「dodo point」「CROSS POINT」などが挙げられ、実店舗やECサイトなど様々な場面で活用されています。しかしながら、ポイントを付与する際にPOSレジでの処理とポイントシステムでの処理を両方おこなわなければならない(2度打ちしなければならない)ことが課題となります。
なぜなら、レジ処理が煩雑になり、ポイント付与忘れや入力間違いなどのミスの原因となってしまうからです。そこで、POSレジとポイントシステムを連動することで、2度打ちせずに会計とポイント付与ができるようになります。一度の会計処理だけでポイントも同時に付与されるため、かけるコストが削減され、ミスが生じるリスクも大きく軽減できます。
POSレジとポイントシステムを連動させた場合の会計のやり方
それでは、実際の会計時にPOSレジでポイント付与する際の一般的なやり方・会計の流れを解説します。
一部のPOSレジでは、お客様自身が会計を行なうセルフレジの機能もありますが、基本的には同様の手順でポイント付与が可能です。
商品を全て選択し、お会計に進む
商品一覧から該当の商品やサービスを全て選択します。
バーコードのスキャナーを導入している場合は、商品バーコードのスキャンでも可能です。
全て選択し終えたら「お会計」に進みます。
ポイントカードの有無を選択する
支払いの前に、お客さんに確認し、ポイントカードの有無を選択します。
ランクや区分によってポイント付与率が異なる場合は、オプションメニューで設定をします。
ポイントカードを読み込む
ポイントカードの読み取りを行ないます。
ポイントカードの有無を選択せずに、読み込むタイプのPOSレジもあります。
支払いを完了する
支払いの完了と同時にポイントが付与されます。
支払い完了後にポイントカードを利用したいと言われたら?
POSレジによっては、会計履歴からポイント付与の操作が可能です。
より詳細な顧客データを集められるようになる
より正確にデータの分析をし、改善につなげていくためには詳細なデータの収集は欠かせません。
POSレジとポイントシステムを連動することで、POSレジ単体で得られるデータよりも詳細な顧客データを集められるようになる点は、大きなメリットです。まずは、お客様の正確な年齢を収集できるようになります。
POSレジでは、お客様の年代や性別を入力する機能もありますが、大まかな年代しか設定できず、さらには見た目での判断でしかないため正確な年齢は把握できません。
また、忙しいと入力を忘れてしまう可能性もあります。そこで、ポイントシステムを連動させることで、登録情報から正確な年齢を確実に取得できるようになります。そのほかにも顧客の来店頻度や購入商品、平均の購入単価などをポイントとの連動で集められるようになります。POSレジとポイントシステムを連動せずにバラバラの管理状態では正確なデータが十分に収集できず、効率面においても最適とは言えません。
POSレジとポイントシステムを連動して導入する方法
ここからは、店舗がポイントカードを導入する具体的な以下の2種類の方法について解説していきます。
- 外部ポイントシステムとPOSレジを連動して導入する
- POSレジ自体のポイントカード機能を利用する
- 自社でスクラッチ開発する
①外部ポイントシステムとPOSレジを連動して導入する
外部ポイントシステムにPOSレジを連動させることでポイント管理を一元化することができます。ここでは、ポイント管理システム「P+KACHI(ピーカチ)」とPOSレジ「スマレジ」の連携を例に、解説していきます。
P+KACHI(ピーカチ)とは
P+KACHIとは、クラウド型のポイントシステムで、アナログカードだけでなくお客様のスマホ内でもポイントカード(会員証)を管理できるのが特徴です。ユーザーにとってはP+KACHIのスマホアプリ内で複数店舗のポイントカードを管理することができるため管理の煩雑さが無くなるメリットがあります。
「スマレジ」と「P+KACHI」を連動してできること
「スマレジ」と「P+KACHI」を連動することで、予算をそれほどかけずに店舗アプリができます。店舗アプリを作成することで、お客様はスマホアプリ上でポイントカードを管理できるため紛失したり忘れたりすることが無くなります。
アプリにすることでプッシュ通知(スマホロック時にも表示される通知)でポイントカードの存在を忘れさせないようにしたり、キャンペーン情報を流した際にきちんと読んでもらったりすることができます。
また、スマレジ側で入力されたデータを自動で即時P+KACHI側に連動したり、メールが届かなかった停止会員や退会者などもリアルタイムで顧客情報に反映されます。もちろんスマレジでの会計時に自動でポイント付与が処理されたり、ポイント利用時の値引きをしたりすることも可能です。なお、P+KACHIのポイント履歴にはスマレジの取引IDが連携されます。
さらに、来店を促すための「来店翌日のサンキューメール」やステップメール、バースデーメールなどの自動配信も可能です。
これら以外にもP+KACHIには以下のような様々な機能があります。
- 会員ランク設定
- ポイントのクーポン交換
- キーワードによるポイント発行
- スピードくじ
- アンケート
※スマレジと連携するには、P+KACHIのマルチプラン(月額22,000円)もしくはポイントプラン(9,900円)に申し込む必要があります。また、スマレジの「プレミアムプラスプラン」以上のプランのご利用が必要です。
「スマレジ」と「P+KACHI」を連動してポイント発行する方法
「スマレジ」と「P+KACHI」の連動の場合、非常にシンプルな手順でポイント発行ができます。
「P+KACHI」アプリのバーコードを読み込む
初めての来店の場合でも、アプリ上に表示されるバーコードを読み取るだけでポイントカードを発行することができます。万が一アプリで表示できない場合でも、名前や電話番号で情報を呼び出してポイントを付与することが可能です。
支払いを完了する
その後、通常会計と同じように支払いを完了すれば自動で設定されたポイント付与率に応じたポイント数が発行され、付与されます。
②POSレジの機能を利用する
POSレジの中には、ポイントシステムの機能が搭載されているものがあります。
レジに搭載された機能を利用することで、安価でのポイントカード導入が可能です。メーカーによっては、独自店舗カードしか対応していない、共通ポイントカードしか対応できない、など機能に違いがあります。
その他、ポイントカードの作成まで行えるなどサービスの幅はさまざまです。POSレジを導入時にポイントカードも検討している場合は、サービス内容をチェックしましょう。
POSレジ自体のポイントシステムを使う方法・導入方法
POSレジ自体に備わったポイントシステムを使う方法・導入方法は下記の通りです。
ポイント機能を活用するには、まずポイントカードの発行が必須条件となります。会員カードには顧客の情報を記録するのが通常です。会員カードは、レジメーカーで作成してくれる場合と自店で用意するという2つのパターンがあります。
カード以外にも、スマホの店舗アプリに会員証と一緒に組み込む方法を利用しているメーカーも多いです。店舗で希望する運用方法を明確にしたうえで、メーカー比較をしていきましょう。
会員カードの中にはさまざまな顧客情報が入っています。情報を読み込むには、スキャナーを用いる方法が一般的です。カードに記載された会員IDや顧客情報を手入力して検索する方法がありますが、手間がかかってしまいます。
スムーズに情報検索するために、あらかじめバーコードを設定しスキャナーを準備しておくことがおすすめです。
ポイント付与や還元率などの条件は、店舗側で設定できるようになっているメーカーがほとんどです。具体的には、金額ごとの付与やランクに応じた付与率の変更などになります。顧客が特別感を感じることで、店舗への来店頻度も高められるでしょう。
ポイントの付与率と同様、利用方法の設定も店舗ごとに行えます。ポイントを現金と同じように使える・一定のポイント数に達成したら決められた商品と交換できるなどです。ポイントの使用方法を提示しておくことで、顧客も目標を持ちやすくなります。
使用期限についても最初に明示しておけば、後々のトラブルにも発展しずらいのでおすすめです。
③自社でスクラッチ開発する
独自のポイントカードを導入する場合、まずはスクラッチ開発をする方法が挙げられます。スクラッチ開発とは、オリジナルでシステムを構築する方法のことです。独自のシステムを導入する予定がある、すでに体制が整っている場合は最適な方法といえるでしょう。
システムの開発には、開発費や人件費・時間も非常にかかります。平均しても数百万円~千万円かかるので、ゼロからの開発はかなり大変です。
POSレジのポイントカード機能でできること
以下では、POSレジで搭載されている主なポイントカード機能を紹介します。詳細な機能はメーカーによって差がありますので、導入前に確認しておきましょう。
ポイントをためる/つかう
店舗で導入したポイントカードを利用して、ポイントを貯める・使うことができます。会計の際に提示されたポイントカードを、リーダーでスキャンするか番号を入力すればポイント照会が可能です。
顧客に確認の上、操作を進めていけばポイントの保持や使用も簡単に行えます。ポイントの使用方法については下の動画も参考になりますので、ぜひご覧ください。
過去の取引履歴や顧客情報とポイントを管理
ポイントカードは顧客情報と連携させることができます。そのため、ポイントカードを利用して過去の取引履歴や購入金額なども確認ができるのです。会計時の支払い方法など詳細なデータも管理されているので、返品手続きによるポイント変動にも対応できます。
クーポン機能
店舗独自のクーポンを作成することができます。デザインや有効期限・発行期間・注意事項などのルールも設定が可能です。クーポンごとに使用された累計回数も確認できるので、経営計画の際にも役立ちます。
ポイントカード機能つきPOSレジ9選を紹介
ここからは、ポイントカード機能を搭載したPOSレジを紹介していきます。
それぞれのポイントカード機能の特徴についても解説しています。
目次
- スマレジ|スマレジ株式会社
- Airレジ(エアレジ)|株式会社リクルート
- Square(スクエア)POSレジ|Square
- POS+(ポスタス)|ポスタス株式会社
- STORESレジ|STORES株式会社
- BCPOS|株式会社ビジコム
- LIVEREGI(ライブレジ)|株式会社藤田電機製作所
- パワクラ(PowerPOSクラウド)|株式会社タスネット
- パワーナレッジ POS|株式会社Groony
スマレジ|スマレジ株式会社
■おすすめポイント
- ポイントカードは自店で作成する必要がある
- システム内で作成した会員コードとカードを連携させて使用
- 会員ランクの設定や顧客ごとに付与率を変えることができる
■スマレジの特徴
基本的なレジ機能であれば、0円から始められるクラウド型のPOSレジです。ポイントカードは自店で作成する必要がありますが、会員コードの設定はシステム内で行えます。
カードと会員コードを連携させることで、顧客情報の確認もスムーズ。通常のポイント運用以外に、会員ランクの設定や顧客ごと付与率に差をつけることもできます。バーコード式の会員カードだと、スキャナーを使った照会が可能です。
■スマレジのポイント機能について
スマホ内でポイントカードを発行できる同社運営の「スマレジ・Shopアプリ」やLINEをポイントカードにできる「LINEミニアプリ連携【会員カード・スマレジセグメント】パック」、「アプリメンバーズ」などのサービスを用いてポイントカードを自店で作成する必要はありますが、会員コードの設定はPOSシステム内で行えます。
ポイントカードと会員コードを連携させることで、顧客情報の確認もスムーズになります。通常のポイント運用以外に、支払い方法や会員ランク名などの設定に応じてポイント付与率を変えることもできるのが特徴です。バーコード式のポイントカードだと、スキャナーを使った照会が可能です。
万が一会計時にポイント付与を忘れてしまった場合に、後からポイント付与(ポイント後付け)が可能です。
■料金プラン
※ポイントカード機能がついているのは下記のプランのみです。
・プレミアム プラス:8,800円 / 月
・フードビジネス:12,100円 / 月
・リテールビジネス:15,400円 / 月
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | 365日対応コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、 無料電話サポート、オンサイト保守 |
Airレジ(エアレジ)|株式会社リクルート
■おすすめポイント
- Airペイポイントで大手共通ポイントカードが導入できる
- 専用カードリーダはAirペイとしても使用できる
- 独自ルールのクーポン設定・発行も可能
■Airレジの特徴
レジ機能を0円で使用でき、必要な機器がそろっていれば導入費用も必要ありません。「Airペイポイント」を利用することで、大手の共通ポイントカードが簡単に導入できます。
導入時には専用のカードリーダーが必要ですが、キャッシュレス決済のAirペイとしても使える機器です。iOS端末とリーダーだけあれば、さまざまな共通ポイントカードの運用を始められます。
■Airレジのポイント機能について
Airレジでは、「Airペイ ポイント」という名前でいわゆる「共通ポイント」サービスを利用できますが、店舗独自のポイントサービスには対応していません。
Airレジで利用できる共通ポイントサービスは、下記の5つです。
- Tポイント
- dポイント
- Ponta
- 楽天ポイント
- WAON POINT
※ご利用には、カードリーダー代金 : 20,167円(税込)が別途必要です。
利用するポイントカードごとに、画像付きで操作方法が表示されるため、分かりやすく使い勝手が良いです。
ポイントカードの読み込み方法も簡単で、各ポイントカードを機器にスライドしてスキャンするだけで完了です。万が一スキャンがうまくいかない場合は、バーコード読み込みとカード番号読み込みも可能です。
また、各ポイントアプリにも対応しているので、スマホアプリを通じてポイント付与・利用もできます。
- dポイントクラブアプリ モバイルdポイントカード
- Pontaアプリ
- モバイルTカード
- 楽天ポイントカードアプリ
※上記ポイントアプリ以外には対応していません。
万が一会計時にポイント付与を忘れてしまった場合に、後からポイント付与(ポイント後付け)が可能ですが、ポイント単独での取引の場合、Airレジに取引履歴が残らないので注意が必要です。一度会計を取り消し、再度会計をする対応が公式で推奨されています。
■料金プラン
月額利用料0円
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | ヘルプサイト、メール・チャットサポート |
Square(スクエア)POSレジ|Square
■おすすめポイント
- 店舗独自のギフトカードを作成できる
- 顧客自身での購入やプレゼントとして販売を促せる
- チャージ額よりも多い金額の付与設定も可能
■Square(スクエア)POSレジの特徴
Square(スクエア)POSレジはシンプルなデザインで、店舗のイメージを大切にしつつキャッシュレス決済の導入が可能。ポイントカードではありませんが、店舗独自のギフトカードを作成・運用することができます。
顧客自身での購入はもちろん、プレゼントとして販売を促すこともできます。チャージもできるので、長く使い続けることができるカードです。チャージ額よりも多い金額の付与設定をすることで、お得感を与えられます。
■Square(スクエア)POSレジのポイント機能について
Square(スクエア)POSレジでは、「Squareロイヤルティ」という独自プログラムを用いて、お客様にポイント付与をすることができます。他社サービスは一切不要で、SquarePOSレジを使用するだけなので、簡単に導入可能です。
ポイント付与のルール(プログラム)は、独自で決めることができます。たとえば、「来店数に応じたプログラム」「購入額に応じたプログラム」「購入商品に応じたプログラム」などでポイントを付与し、ポイントがたまると独自の特典を得ることができるという仕組みです。
■料金プラン
0円~(別途カード作成費が必要)
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | メール・電話サポート |
\まずは無料アカウント登録/
POS+(ポスタス)|ポスタス株式会社
■おすすめポイント
- 店舗アプリ「POS+ connect」でポイントや会員情報管理が簡単
- 会員ランクの設定・スタンプカードとしての運用もできる
- プッシュ通信で独自のクーポン発行が可能
■POS+(ポスタス)の特徴
POS+(ポスタス)は、小売、飲食、美容それぞれが使いやすい機能を搭載したプランが用意されています。店舗アプリを作成できる「POS+ connect」を使用することで、会員情報の管理やポイントなどがサポート可能。
会員ランクの設定やスタンプカードとしての運用もできるため、店舗独自の自由な発想を実現できます。プッシュ通信で、誕生日やイベントなどに絡めたクーポンの発行もスムーズです。
■POS+(ポスタス)のポイント機能について
POS+の追加オプションサービスにはなりますが、POS+ connectというアプリで店舗アプリを作成し、ポイントサービスを運用できます。
ポイント数に応じた会員ランクを設定できたり、スタンプカード機能を導入できたりします。
■料金プラン
・POS+ retail(小売店向け)12,000円〜 / 月
・POS+ food(飲食店向け)12,000円〜 / 月
・POS+ beauty(美容・サロン向け)12,000円〜 / 月
■製品情報
対応業種 | 小売、飲食、美容・サロン |
保守・サポート対応 | 設置・初期設定サポート、トレーニング、 365日電話サポート、全国駆けつけサポート |
STORESレジ|STORES株式会社
■おすすめポイント
- 「STORESブランドアプリ」で、ポイント・顧客管理やECサイト開設も簡単
- スクラッチやスロットゲームでクーポンを付与できる
- 店舗の業態や規模により利用料金は異なる
■STORESレジの特徴
ネットショップと実店舗をPOSレジを使ってシームレスに連携できるシステムです。「STORESブランドアプリ」を使用することで、ポイント・顧客管理やECサイトも開設できます。
顧客に対してロイヤリティやお得感を与えられるでしょう。スクラッチやスロットゲームにより、顧客に再来店を促すきっかけ作りもできます。利用料金は店舗の業態や規模によって変わるので、確認が必要です。
■STORESレジのポイント機能について
STORESレジでは、アプリを使用してポイント付与することができます。
ポイント設定や会員ランクの設定ができ、実店舗だけでなくECサイトでも利用可能です。
ポイントの還元率や有効期限は自由に設定でき、ポイントを利用した決済にも対応しています。
■料金プラン
- 初期費用:0円
- フリープラン:無料
- スタンダード:2,178円
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | 問い合わせフォーム、電話サポート |
BCPOS|株式会社ビジコム
■おすすめポイント
- 必要に応じてポイントカードの作成に対応
- 店舗アプリ「みせめぐ」でカードがなくてもポイント運用ができる
- ポイント共有オプションでチェーン店同士でも使用可能
■BCPOSの特徴
幅広いPOSレジ機器を取り扱っているパソコン型システムです。ポイントカードは、バーコード印字されているタイプが対応できます。必要に応じて作成も行ってくれ、ワンストップでの運用開始を実現させてくれるでしょう。
店舗アプリ「みせめぐ」を使えばカードを用意する必要がありません。ポイント共有オプションを使えば、チェーン店同士の使用も可能です。
■BCPOSのポイント機能について
BCPOSでポイントカードを連動させるには、裏面に連番でバーコードが印字されているポイントカードを作成する方法か、スマホ会員証のどちらかで選択します。値引きやクーポンなどにポイントを活用することが可能です。
「ポイント共有オプション」を申し込むことで、同一チェーン内でポイントを付与・使用することが可能となります。
■料金プラン
・BCPOS Litefree 0円
・BCPOSサブスクリプション 5,000円 / 月、54,000円 / 年
・BCPOS買取 270,000円~ / 1ライセンス
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | 電話サポート(通常サポート、サポートプラス、サポートワイド)、ユーザー専用ページ |
LIVEREGI(ライブレジ)|株式会社藤田電機製作所
■おすすめポイント
- バーコード・IC・店舗アプリからポイントカードの形態を選べる
- 設定できるポイントサービスは10種類以上
- セカンドモニタとバーコードリーダーを追加すれば、レジを無人来店ポイント端末としても運用可能
■LIVEREGI(ライブレジ)の特徴
各プランに設定されている支払い方法が幅広く、店舗のニーズに合わせた導入ができます。バーコード・IC・店舗アプリの3種類からポイントカードの形態が選択可能。
基本的なポイント以外にも、誕生日やタイムサービスなどポイント発行の設定も10種類以上用意されています。セカンドモニタを使用することで、レジを無人来店ポイント端末として使用できる点も特徴です。
■LIVEREGI(ライブレジ)のポイント機能について
LIVEREGI(ライブレジ)では、バーコードカード・交通系ICカード・おサイフケータイなどを用いてポイントカードとして運用することができます。付属している機能を使えば、簡単にバーコードラベルを作成することも可能で、市販のカードに連番のバーコードを印刷でき、新しいポイントカードとして利用することができます。
さらに、プリペイドカードのような運用の仕方も可能で、ポイントのチャージや交換をすることができます。
お客様が保有ポイント数を把握するには、会計時に発行されるレシートまたは、指定のメールアドレスに空メールを送るだけで大丈夫です。自動でお客様のポイント数と有効期限をメールで送ってくれます。
■料金プラン
・ライブレジDX
┗サブスクプラン12,500円 / 月
┗一括購入プラン365,000円~
┗分割購入プラン61,900円 / 月
┗リースプラン6,900円 / 月
・ライブポイント
┗サブスクプラン7,000円 / 月
┗一括購入プラン49,800円~
・ライブポイントDX
┗サブスクプラン9,000円 / 月
┗一括購入プラン150,000円~
■製品情報
対応業種 | 全業種 |
保守・サポート対応 | リモートサポート |
パワクラ(PowerPOSクラウド)|株式会社タスネット
■おすすめポイント
- ポイント機能は「パワクラ・ポイント」のオプション追加が必要
- 「パワクラ・メッセージ」でLINE連携しスマホをポイントカード化できる
- ECサイトと実店舗のポイントの共通化が可能
■パワクラの特徴
小売店に特化した、POSレジを含む店舗総合管理システムです。ポイント機能を利用するには、オプションとして「パワクラ・ポイント」を追加する必要があります。
さらに「パワクラ・メッセージ」でLINE連携することで、スマホをポイントカード化することも可能。ECサイトと実店舗の会員ポイントを共通化することで、顧客の囲い込みに期待できます。
■パワクラ(PowerPOSクラウド)のポイント機能について
パワクラは、ポイントサービスを提供する「CROSS POINT」と連動し、ポイント付与が可能です。また、ECサイトでも共通して利用できるため、ユーザーとしてはポイントを貯めやすく、使い勝手がいいです。
MakeShop byGMOとも連携し、低予算でポイント機能を導入することが可能となります。
■料金プラン
・フリー 0円+オプション料金(パワクラ・ポイントのみの場合)10,000円 / 月
・スタンダード 7,000円+オプション料金(パワクラ・ポイントのみの場合)10,000円 / 月
・プレミアム 要問い合わせ
■製品情報
対応業種 | 小売 |
保守・サポート対応 | 電話サポート |
パワーナレッジ POS|株式会社Groony
■おすすめポイント
- 無料の店舗アプリをダウンロードすれば顧客が自分でポイント確認できる
- 顧客が購入した回数券や金券の残高確認も可能
- お客様向けアプリは無料で運用できる
■パワーナレッジ POSの特徴
整骨院や理美容・サロンに特化したPOSシステムです。顧客は無料の予約アプリをダウンロードすることで、自分のスマホでさまざまな機能を利用できます。
アプリと会員情報を連携することで、独自ポイントカードの確認や24時間予約が可能です。顧客が購入した回数券や金券の残高情報も、顧客のアプリやPOSレジ上で共有が簡単です。
■パワーナレッジ POSのポイント機能について
来店によるポイント付与や会計金額によるポイント付与などの独自ポイント対象、付与率等を自由自在に設定可能できます。ユーザーは会計時のレシートもしくはアプリ「LiveMembers(ライブメンバーズ)」、会員ページで確認可能です。
クレジットカード・電子マネー・QRコードなど30種類以上のキャッシュレス決済に対応した決済端末で、ポイントの付与率を変えることも可能です。
■料金プラン
要問い合わせ
■製品情報
対応業種 | 整骨院、ジム、理美容、サロン |
保守・サポート対応 | オンラインサポート、電話サポート、メールサポート、全国オンサイト保守 |
導入前におさえておきたいポイントカードの基礎知識
POSレジのポイントカード機能について解説する前に、まずはポイントカードの基礎知識について解説していきます。
そもそもポイントカードは2種類ある
ポイントカードには、自店舗のみでつかえる「店舗独自タイプ」と、他店舗でも利用できる「共通タイプ」の2種類があります。
店舗独自のポイントカードと共通ポイントカードどちらがいいの?
■店舗独自のポイントカードが向いている店舗
使える店舗が限定される独自ポイントカードは、ブランド力に優れている店舗におすすめです。店舗の商品に一定数のファンがいる場合は、独自ポイントでも顧客は付加価値を感じてくれます。
■共通ポイントカードが向いている店舗
商品では差別化を図りにくい店舗は、共通ポイントカードが最適です。使える店舗が多ければ、顧客にとってポイントを貯めやすいと感じてもらえます。ポイントを貯めることを目的として店舗を選ぶ顧客も多いです。
それぞれさらに詳しく見ていきましょう。
店舗独自のポイントカードとは
店舗独自タイプのポイントカードとは、店舗もしくはグループ店でのみ利用できるポイントカードのことです。
共通ポイントカードのようにグループ以外で使用することはできません。
先述した通り、ブランド力が優れている店舗であれば、すでに一定数のファンがいることが多いです。
すでに他店舗との差別化ができているため、わざわざ共通ポイントで肩を並べる必要はないと考えられます。それよりも独自のポイントカードを導入していけば、顧客から特別感を感じてもらいやすくなるでしょう。
■店舗独自のポイントカードで使われるカードの種類は以下の通りです。
【店舗独自ポイントカードの種類】
・バーコードを読み取るタイプ
・磁気コードを専用機器で読み取るタイプ
・紙タイプのスタンプカード
・リライト式でカード表面の書き換えができるタイプなど
店舗独自ポイントカードのメリット
店舗独自のポイントカードの場合、デザインやサービス内容に縛られることがありません。ポイントの付与率や還元方法・ポイントカードを絡めたキャンペーンなど自由に設定ができます。
店舗ならではのカードデザインを施すことで、顧客に特別感を持ってもらいやすくなるでしょう。共通タイプと違い自店で貯めたポイントを顧客が還元してくれるのも、独自ポイントカードのメリットです。
また、店舗独自のポイントカードを使うことで、顧客管理データの精度が高められる点もメリットといえます。他業種に分散したデータにならないので、顧客に対して適格なアプローチを行いやすくなるのです。
店舗独自ポイントカードのデメリット
独自ポイントカードは、顧客によってはデメリットと捉えられてしまう点もあります。来店頻度が低い店舗の場合だと、あえてポイントカードを作る理由がないと感じる顧客も少なくありません。
ポイントカードは集客に効果的な面から、すでに多くの店舗で発行されています。そのため、顧客はすでに多くのポイントカードを所有していると考えた方が自然でしょう。サービス内容が魅力的であれば、顧客は優先的に所持したいと感じてくれます。
デメリットを解消するには、魅力を感じる提供方法を顧客目線に立って考える姿勢が重要です。
共通ポイントカードとは
業種や企業・地域が異なっていても、加盟店に登録するだけで利用できるポイントカードです。知名度が高く全国各地に加盟店があるため、利用している顧客は増え続けています。加盟店全体で顧客を囲い込むことを目的としたシステムです。
共通ポイントカードはすでにシステムが構築されているため、新たにルール作りをする必要がありません。ポイントを一つにまとめられるので、顧客にとっても保持しやすいというメリットがあります。
また、同等の商品やサービスを提供する店舗であれば、ポイントを付与できる点で差別化しやすいのも特徴です。お得感を感じる店舗として集客・再来店効果が期待できます。
■代表的な共通ポイントカードと利用できる主な店舗です。
【共通ポイントカードの種類】
・Pontaポイント(ローソン、ケンタッキー、ゲオなど)
・Tポイント(TSUTAYA、エネオス、ウェルシアなど)
・Rポイント(楽天、ファミリーマート、ミスタードーナツなど)
・他多数…..
共通ポイントカードのメリット
最大のメリットは、共通ポイントカードの加盟店と協力して顧客の利用頻度を高められる点です。ポイント目当ての顧客も一定数いるので、加盟店全体への継続した来店も期待できるでしょう。
店舗側は導入時に既存システムへ加盟する形になるので、面倒な管理は一切不要な点もメリットです。独自ポイントカードだと、ポイント状況や顧客の管理・分析を自店で行わなければなりません。
共通ポイントカードではそのような手間は一切不要なので、手軽に運用ができるのです。取得できる顧客データは独自ポイントカードと比べれば少なくなります。しかし、ポイント状況や顧客の住所・来店頻度など重要な情報は取得可能です。
その他にも加盟店に登録すると、ポータルサイトで店舗が紹介されたり販促ツールを提供してもらえます。ブランド力のあるポイントカードに加盟するだけで、強力なバックアップを手に入れられるのです。店舗の信頼度アップにも繋がるでしょう。
共通ポイントカードのデメリット
共通ポイントカードは強力なバックアップが得られる分、独自性を出しにくくなる点がデメリットといえます。ライバル店が同じ共通ポイントカードを導入した場合、差別化が難しくなるという問題が起きてしまうのです。
また、導入費用はもちろん月額費用など、ポイントカードに関連する費用が継続的にかかってしまいます。費用以上の効果が得られれば良いのですが、そうでなければ無駄な経費となってしまうでしょう。
ポイントカードによっては併用では加盟できないものもあるので、よく検討したうえでの導入が必要です。
ポイントカードを導入するメリットとデメリット
ポイントカード導入のメリット
そもそもポイントカードをサービスとして導入するメリットとは何か、という点を解説します。
- お客様にサービス還元でき、長期利用してもらえる
- 長期間の継続した集客ができる
- 詳細な顧客データを収集し、管理できる
- 収集した顧客データの分析ができる
- 競合他社との差別化ができる
- 客単価を上げることができる
お客様にサービス還元でき、長期利用してもらえる
値引きとは異なり、ポイントで還元することで商品そのものの価値を落とさずにお客様にサービスとして還元することができます。
優良顧客を長期で囲い込みリピート利用させることはロイヤルマーケティングの観点からも重要です。
商品の価値と商品以外の付加価値のどちらにも満足してもらうことで長期の利用が見込めます。
また、会員制度や会員ランク制度にすることで顧客の差別化を図り、お得意様にはより良いサービスを提供することができます。
長期間の継続した集客ができる
値引きやキャンペーンと異なり、ポイントカードは通年打ち出せるサービスです。
これにより、長期的な新規顧客の獲得が見込めます。さらに、集客した新規のお客様に対して再来店を促すことができたり、常にポイントカードを携帯していることで次回来店の宣伝ができたりというメリットも生じます。
詳細な顧客データを収集し、管理できる
ポイントカードを導入すると、顧客の「個人情報」を収集することができます。
ポイントカード発行時に氏名や年齢、メールアドレス、住所などを入力してもらうことで、顧客の基本情報を把握できるだけでなく、来店日時や前回接客したスタッフ、購入履歴などの購買情報も収集可能です。
顧客データをリスト化し、管理することでキャンペーン時にメール送信をするなどのリピーター獲得のためのアプローチが可能となります。
収集した顧客データの分析ができる
収集した顧客の個人情報や購買動向を正確に把握し分析することで、今後のマーケティングに反映し生かすことも可能です。
属性ごとの来店頻度・購買履歴・客単価などを調べることで既存のサービス改善につながるだけでなく、顧客のニーズを正しく把握できれば新商品の開発にも役立てます。
さらに、データが蓄積されれば今後の販売数量の予測や売上予測も可能となってきます。
競合他社との差別化ができる
競合他社との差別化を図ることはビジネスにおいて重要ですが、その差別化方法の1つにポイントカード導入が挙げられます。
料金や商品の品質などを差別化することはそう簡単ではありませんが、ポイントカードであれば簡単に導入できるため、すぐに差別化を図れます。
ポイントカードを導入することで「お得感」を生み出し、簡単に他社に顧客を取られないようにすることが可能です。
客単価を上げることができる
ポイントカードを持つ顧客は「お得感」を無意識的に感じ、かえって普段よりも1.2商品多く商品を購入してしまうこともあります。
また、ポイントカードを持つ顧客にポイント還元率アップのキャンペーンなどを打ち出すことで、より「お得感」を感じ、まとめ買いなどで購買欲を高めることができます。
ポイントカード導入のデメリット
ポイントカードを導入することで得られるメリットは多くありますが、活用の仕方を誤るとデメリットも生じてしまいます。いくつかご紹介します。
- 店舗スタッフの業務負担がかかる
- 処分される可能性がある
- 償還されないポイントが財務上のリスクになる
- 効果的に活用をしないと逆効果になる
店舗スタッフの業務負担がかかる
どれほど効率的な運用をしても、ポイントカードが無い時と比べてしまうと、1.2個の作業工数は増えてしまいます。
それにより、会計時のスタッフに業務負担がかかってしまいます。
複数システムを併用しない、オペレーションをルール化するなどの工夫によってこのデメリットを解消することが可能です。
処分される可能性がある
一般的には、ポイントカードの登録時はお得と感じているお客様も、利用終了から時間が経つにつれて購買意欲や来店意欲が低下してしまいます。
ポイントカードをカード形式で発行する場合は、財布の買い替えや整理時に処分されてしまったり、スマホアプリなどの電子ポイントカードの場合もアプリ自体をアンインストールされてしまったりする可能性が0ではありません。
いかに「ポイントカードを持ち続けることがお得」と感じさせられるかが肝心になってきます。
償還されないポイントが財務上のリスクになる
ポイントを貯めたままにして利用しないお客様も生まれてきます。
ポイントが金券などになる場合、お客様がポイントを使わずに貯め続けていると、店側は負債として計上する必要があるため、財務上のリスクとなってしまいます。
ポイントの有効期限、失効期限などを設ける(多くの場合は1~2年で失効)などしてリスクを無くす必要があります。
効果的に活用をしないと逆効果になる
ポイントカードの制度をうまく活用することで、前章で述べたメリットが最大限に生じます。
しかしながら、収集したデータの分析や顧客情報をもとにした施策を行なうなど、効果的な活用をしないとコストをかけただけで何も変わらなくなってしまう可能性があります。
また、お客様に「お得感」を与えながら、顧客満足度の高い運用を打ち出していく必要もあります。
まとめ
ポイントカードは大きく分けて2種類あり、それぞれメリット・デメリットがあります。店舗に合った運用方法やポイント付与率を提供できれば、必ず集客効果を見込めるサービスになるのです。
ポイントカードは顧客情報と連携できるため、個人単位での来店頻度や購入傾向のデータを集めやすくなります。自店にとって経営方針の重要な資料にもなり得ますので、ぜひ導入を検討してみましょう。