編集部おすすめ度:4.7
Airレジ(エアレジ)は株式会社リクルートが提供する、POSレジアプリです。月額0円でほとんどすべての機能を利用できる点から、人気の製品です。小規模店舗などスモールスタートでPOSレジを導入したいお店におすすめです。操作性も高くシンプルで使いやすいUIが評価され「GOOD DESIGN賞」も受賞しています。よく比較対象となるスマレジには、0円プランでできることの多さで勝ります。ただし、拡張性(有料利用時の機能充実度)や性能、外部システム連携バリエーション、サポート対応の面では劣っています。
≪Airレジ(エアレジ)≫のおすすめポイント
- アカウント開設数736,000!シェアトップクラスのPOSレジアプリ
- シンプルかつ高機能、Airペイ(エアペイ)と連携でキャッシュレス対応もスムーズ
- レジ基本料金はサポート料金も含めて0円!無料でほぼすべての機能が利用可能
料金プラン
- 月額利用料金:0円
対応機能
レジ販売機能 | 〇 | 売上分析 | 〇 | 在庫管理 | 〇 |
顧客管理 | 〇 | キャッシュレス | 〇 | セルフレジ | 〇 |
複数店舗管理 | 〇 | 軽減税率対応 | 〇 | 免税対応 | 〇 |
インボイス対応 | 〇※1 | 外部ツール連携 | 〇 | 勤怠管理 | 〇※2 |
オフライン運用 | 〇 | 電話サポート | × | メールサポート | 〇 |
※1 2023年10月までには対応開始予定と発表あり
※2 Airシフトと連携する必要あり
機能一覧はこちら
■注文入力・会計
・商品入力
・割引・割増
・端数値引
・軽減税率
・非課税
・キャッシュレス決済(連携可能決済サービス: Airペイ、 Airペイ QR、 Airペイ ポイント、 Square)
・周辺機器連携(レシート、ドロアー、バーコード、領収書発行、カスタマーディスプレイ)
・オフライン機能
・伝票一覧
・返品返金
・個別会計
・会計前レシート発行
・リソース管理
・自動釣銭機連携
■点検・生産
・入出金
・レジ締め前伝票一覧
・訂正伝票作成
・レジ点検・精算
・レジ点検・精算履歴
・取引履歴
■売上分析
・日別売上
・商品別売上
・売上集計CSVのダウンロード
・会計明細CSVのダウンロード
■顧客管理
・顧客情報登録
・顧客情報変更・削除
・顧客情報統合
・顧客情報紐づけ
■商品管理
・商品設定
・商品一括登録
・カテゴリ設定
・商品配置
・在庫管理
・在庫数出力・一括登録
■基本情報管理
・アカウント設定
・店舗スタッフ設定
・パスコードロック
■外部サービス連携
・レストランボード
・出前館
・クラウド会計管理ソフトfreee
・マネーフォワード クラウド会計
・マネーフォワード クラウド確定申告
・弥生会計シリーズ
・FXシリーズ
Airレジ(エアレジ)とは
0円でほとんどの機能が利用可能なPOSレジアプリ
Airレジは0円で利用できるPOSレジアプリで、注文入力・会計や管理・分析などの機能を無料で利用できます。保守サポートも含めて0円になります。
費用は導入時のiPad・レシートプリンター・キャッシュドロアーなど周辺機器端末代しか発生しないので、他のPOSレジに比べて圧倒的に低コストで導入可能です。無料とはいえ、機能面もシンプルで使いやすい設計と高い機能性を両立しており、数多くあるPOSレジ内でも機能面の評価は高いです。
低価格かつ高い機能性に加え、メーカーとなるリクルートの知名度も相まってAirレジのアカウント数は736,000以上で、POSレジアプリにおける導入実績はトップクラスです。
デメリットを挙げるとすると、人気製品であるがゆえに導入時や導入後のサポートが他社に比べてそこまで手厚くないことや、より業態に特化した高度な運用をしたいとなった場合のカスタマイズ性に欠けることが挙げられます。その部分のデメリットが気になる場合は、スマレジやPOS+、USENレジなど月額が有料ではあるものの、サポート面や機能の拡張性に優れたサービスも併せて検討してみましょう。
製品名 | Airレジ(エアレジ) |
メーカー名 | 株式会社リクルート |
おすすめの業種 | 飲食店、小売店、アパレル、医療機関などほとんどあらゆる業種におすすめ |
メーカー本社所在地 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2グラントウキョウサウスタワー |
IT導入補助金 | 対象 |
保守・サポート対応 | メール・チャットサポート |
Airレジ(エアレジ)は幅広い業種で活用されている
Airレジ(エアレジ)は、様々な業種で汎用的に使えるようにさまざまな機能が搭載された製品です。
特に飲食店、小売店向けには機能が充実しています。
飲食店
- 個別会計
- 原価設定
- 顧客管理
- ハンディ※有料
- セルフオーダー※有料
美容室
- 顧客管理
- 予約管理
- スタッフ管理
- 在庫管理
小売店
- 在庫管理・棚卸
- 原価設定
- 売上分析
- バーコード会計
- 部門打ち
- 商品一括登録
- セール・バンドル販売
クリニック・薬局
- レセコンとバーコード連携
- 自動釣銭機接続
- 非課税会計対応
ただし、美容室、クリニック・薬局向けにはやや機能が不足しています。
Airレジ(エアレジ)はなぜ選ばれるのか|人気の理由
Airレジ(エアレジ)は総アカウント数736,000と、高い人気を誇るPOSレジアプリです。
なぜAirレジがそれほどまでに支持されるのか、その理由としては下記が挙げられます。
- 0円で使える!高機能なPOSレジ
- とにかくカンタンでシンプルで使いやすい
- リアルタイムで売上データが確認できる
- キャッシュレス導入や自動釣銭機導入がスムーズ
- 会計ソフトや飲食店向けシステムと連携可能
ここでは、Airレジ(エアレジ)が選ばれる理由について、それぞれ詳しく解説していきます。
①0円で使える!高機能なPOSレジ
Airレジの大きな特徴のひとつが「0円で使える」という点です。
月額費用もかからないので、iPadとインターネット環境があれば誰でもすぐに利用できます。必要に応じて、レシートプリンターやキャッシュドロア、キャッシュレス決済端末などの周辺機器があれば、より便利に使用できるでしょう。
Airレジ以外にも無料のアプリはありますが、大抵は有料プランの機能制限版など機能が足りないためかえって店舗運営が不便になってしまうことも少なくありません。その点、Airレジは無料利用前提のPOSレジなので、基本レジ機能に加え、管理・分析も行えます。サポート料金も無料なので、万が一の時にも安心です。
当サイトが行ったPOSレジ価格比較結果でも最安帯の製品だという結果が出ています。
周辺機器代はどれくらいかかる?
Airレジの基本利用料はすべて0円ですが、導入時に周辺機器を購入する必要があります。
必要な周辺機器は、以下の通りです。
- iPadあるいはiPhoneの対応モデル:32,800円~49,280円
- キャッシュドロア:7,500円~8,000円
- レシートプリンター:19,800円~49,800円
- バーコードリーダー:34,800円前後
- 合計:10万円程度
②とにかくカンタンでシンプルで使いやすい
二つ目のポイントは「とにかくカンタン・シンプルで使いやすい」という点が挙げられます。せっかくPOSレジを導入しても、操作が難しいと使いこなせずメリットを十分に活用できません。その点、Airレジ(エアレジ)なら直感的な操作ができるので、マニュアルや研修をしなくてもすぐにスタッフが使いこなせるようになるでしょう。
当社が実施したアンケートでは、お店がPOSレジを選ぶときに重視する項目として「操作性」が1位となっていました。それだけに誰もが使いやすい「Airレジ」は人気なのでしょう。
過去にはグッドデザイン賞にも選ばれており、UI設計がとにかくシンプルで使いやすいと評判です。軽減税率にも対応しており、複数税率でも迷うことなく対応できます。
③リアルタイムで売上データが確認できる
Airレジを導入することで「リアルタイムに売上データの確認」が可能です。Airレジで会計するだけで、売上金額などのデータが自動で集計されます。これまで手書きで日報やレポートを作成していた店舗でも、自動集計のおかげで業務が効率化できるでしょう。
売上データはインターネットさえあれば、リアルタイムでどこでも確認できます。つまり、店舗にいない時の売上データも最新状態で確認できるのです。複数店舗を経営する人や、会議・営業などで店を空けがちな経営者にとっても便利な機能といえるでしょう。
④キャッシュレス導入や自動釣銭機導入がスムーズ
キャッシュレス決済の導入や自動釣銭機導入もスムーズに行えるのも、Airレジが人気な理由です。AirレジとAirペイを一緒に使えば、専用端末1台で下記のようなさまざまな決済方法に対応できます。
- 各種クレジットカード
- QRコード決済(PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAYなど)
- ポイントカード決済(Tポイント、dポイント、ポンタカードなど)
- 交通系電子マネー
現在は「キャッシュレス導入0円キャンペーン」も行われており、Airペイの導入でiPadとカードリーダーが無償で借りられます。
さらに、自動釣銭機を同時に導入することで、金額ミス防止だけでなくセキュリティ防止やレジ締め時間の短縮、セルフレジの実現などにつながるでしょう。
⑤会計ソフトや飲食店向けシステムと連携可能
Airレジ(エアレジ)は、freee,マネーフォワード、弥生会計といったクラウド会計システムとの連携が可能です。Airレジを使って通常通りの会計業務を行うだけで、日々の営業時間終了後に売上データが自動集計され、手作業による漏れやミスを防ぎ、作業の効率化が図れます。
また飲食店向けには、0円で利用できる予約台帳アプリ「レストランボード」との連携で、予約管理、顧客管理がまとめて管理できます。
他にもオーダーエントリーシステム「Airレジ ハンディ」(月額13,200円)と連携させての注文管理、「Airペイ」との連携によるキャッシュレス決済(決済手数料3.24%/3.74%) が可能です。更にオーダー管理アプリ「出前館」など外部サービスとも連携でき、デリバリーやテイクアウトサービスも容易となります。
Airレジ(エアレジ)と他の人気POSレジアプリと比較!
Airレジ(エアレジ)は他のPOSレジアプリに比べると実際どれくらいおすすめなのか、確かめるために以下の5項目に沿って他の製品と比較してみました。
- 価格(導入費用・月額利用料金)
- 機能の充実度・性能
- 操作性・使いやすさ
- サポート対応
- 外部システム連携バリエーション
ここからは、比較してわかったAirレジ(エアレジ)のメリット・デメリットを解説していきます。
詳しい比較結果に関しては下記の記事をご覧ください。
比較してわかったAirレジ(エアレジ)のメリット
比較してわかったAirレジ(エアレジ)のメリットには下記が挙げられます。
- 0円プランでできることが多い
- 自動釣銭機が格安で導入できる
- リクルートの幅広いサービスと連携可能
ここからは、それぞれのメリットを詳しくみていきましょう。
0円プランでできることが多い
前述の通り、Airレジ(エアレジ)は0円プラン利用前提なので、他のPOSレジに比べて無料でできることが多いです。
在庫管理や予約管理、顧客管理、ポイント管理、自動釣銭機接続といったことが無料プランに搭載されています。
自動釣銭機が格安で導入できる
Airレジ(エアレジ)は、以下の2つの理由から格安で自動釣銭機導入が実現可能です。
- 無料プランで自動釣銭機接続をすることができる
- 国内最安級自動釣銭機「つりペイ君」と接続可能
他社のPOSレジで自動釣銭機を接続した場合、基本的にPOSシステム月額利用料として10,000円前後かかります。Airレジで自動釣銭機を利用する場合、月額利用料が無料なのでお得です。Airレジ以外では、ビジコムのBCPOSも月額利用料無料です。
また、「つりペイ君」は、通常100万円以上が相場の自動釣銭機が80万円台と格安で導入可能です。
リクルートの幅広いサービスと連携可能
Airレジは「リクルートの幅広いサービスと連携可能」です。Airレジの開発会社は株式会社リクルートなので、リクルート独自のサービスと連携できます。先述したAirPAYやAirPAYQR、AirPAYポイントだけでなく、シフト管理サービス「Airシフト」や採用管理サービス「AirWORK」などとも連携可能です。
特にAirPAYポイントは集客にもつながるサービスです。AirPAYポイントでは、下記のようなカードのポイントを貯めたり使ったりすることができます。
- Tポイント
- Pontaカード
- dポイント
- 楽天ポイント
- WAONポイント
Airレジは、よく比較対象となる人気POSレジの「スマレジ」に比べ、ポイント機能が充実しているのでぜひ比較してみてください。
比較してわかったAirレジ(エアレジ)のデメリット
さまざまなメリットのあるAirレジですが、下記のようなデメリットも挙げられます。
- 機能数や拡張性はスマレジに劣る
- サポートがメールとチャットのみ
- IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金の対象にならない
ここからは、Airレジのデメリットについても解説していきます。
機能数や拡張性はスマレジに劣る
まずは「機能数や拡張性はスマレジに劣る」という点がデメリットとして挙げられるでしょう。Airレジは基本的な機能を揃えていますが、より高度な運用をしたいと思った時に理想の機能がない場合があります。
その点、スマレジであればスマレジアプリマーケットやスマレジAPIと連携させることで、やりたいことがほとんど実現できる機能バリエーションがあります。また、複数の商品に向けてかざすと一括でタグを読み取れる「RFIDリーダー」にも対応しています。最新の会計方法にも対応できるPOSレジをお探しの方は、スマレジがおすすめです。
サポートがメールとチャットのみ
「サポートがメールとチャットのみ」という点も、Airレジのデメリットといえます。人気で使用している店舗が多いため仕方のないことでもありますが、他の人気POSレジでは行っている場合が多い、万が一の時の電話サポートや駆けつけサポートがありません。
いざという時にはすぐに駆けつけて対応してほしいところですが、それができないので安心感には欠けるでしょう。例えば、スマレジであればサポート信頼度日本一にも選ばれた電話サポートを用意しています。また、こちらも定番のPOSレジの一つであるPOS+(ポスタス)やUSENレジは全国駆けつけサービスも行っています。それらのPOSレジに比べると、どうしてもサポート体制が物足りなく感じてしまうでしょう。
ビックカメラによるサポートあり
家電量販店ビックカメラのAirレジ取扱店では、Airレジの専用サービスカウンターで各種のサポートが受けられます。
導入に向けた相談サポート、周辺機器購入後の電話や訪問での初期設定サービス(訪問サービスは有料)、故障時の訪問修理など、手厚いサポート体制が整っています。お店の近くにビックカメラがある場合は活用していきましょう。
IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金の対象にならない
Airレジは、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金の対象とはなりません。
アプリ自体に初期費用やランニングコストはかかりませんが、必要な周辺機器も、iPadなどはそれなりにコストが高い機器のため、補助金を利用する場合、他社製品の方が安くなるケースもあります。
Airレジ(エアレジ)のデメリットが気になる方におすすめのPOSレジアプリ
Airレジのデメリットが気になる方には、下記のPOSレジアプリがおすすめです。
- スマレジ|スマレジ株式会社
- POS+|ポスタス株式会社
スマレジ|スマレジ株式会社
スマレジはAirレジと同じく、0円から始められるクラウド型のPOSレジです。
スマレジアプリマーケットと呼ばれるサービスで、必要な機能を自由に追加・拡張できるので、店舗に合わせて便利な運用ができます。機能の充実度や拡張性では、Airレジを大幅に上回ります。
また、365日対応のコールセンターなど、サポート体制も充実しています。
■おすすめポイント
- 月額0円から利用可能で拡張性が非常に高い
- アクティブ店舗数38,000店舗以上
- 機能の充実度や外部連携バリエーションは全POSレジアプリ中NO.1※
※当サイトのPOSレジ50製品比較結果に基づく
┗機能充実度の比較結果
┗外部連携バリエーションの比較結果
■料金プラン
- スタンダード:月額0円(1店舗のみ)
- プレミアム:月額5,500円(1店舗につき)
- プレミアムプラス:8,800円(1店舗につき)
- フードビジネス:12,100円(1店舗につき)
- リテールビジネス:15,400円(1店舗につき)
※周辺機器費用が別途発生します。
POS+(ポスタス)|ポスタス株式会社
POS+は小売店・飲食店・美容サロンそれぞれに特化した3つのプランを提供しているPOSレジアプリです。
基本機能だけでなく、業種ごとの特殊なシーンにも対応しているのが特徴です。
POS+の大きな特長は、操作性とサポート対応の手厚さです。
実際に各製品を利用して操作性を比較した結果当サイトの選ぶ「使いやすさNO.1」POSレジに輝いています。UIのみやすさや反応速度、一動作を終えるまでのタップ数の少なさなど、高い操作性を実現しています。
また、サポート面では初期設定・設置をすべて専門スタッフに任せられる点や全国無制限の駆けつけサービスも提供しており、ある程度お店任せのAirレジよりも秀でています。
■おすすめポイント
- 月間1,000店舗以上の店舗に新規導入
- 小売店・飲食店・美容・サロンに特化した機能を装備
- 初期設定・設置はすべて専門スタッフに任せられる
- 操作性が最高クラスに高い
■料金プラン
- 小売店:月額14,000円~
- 飲食店:月額14,000円~
- 飲食店(小規模店舗)月額6,000円~
- 美容・サロン:月額14,000円~
上記以外のおすすめPOSレジアプリを知りたい方は下記の記事をご覧ください。
Airレジ(エアレジ)の評判・口コミ
ここからは、Airレジの評判・口コミを紹介していきます。
Airレジの良い口コミ
良い口コミは下記の通りです。
Airレジの悪い口コミ
Airレジの悪い口コミも、下記にまとめました。
Airレジは無料で高機能ですが、満足の声が多く寄せられていました。中には「うまく作動しない」「エラーが出る」など不調が生じたという声も見受けられます。万が一の時には、サポートを利用しながら賢く利用していきましょう。
Airレジ(エアレジ)の導入事例
Airレジの導入事例を紹介していきます。
以下、Airレジ公式サイトより引用
事例①複数店舗(5店舗)、飲食店
新潟県新潟市の「デンジャラスチキン天晴れ」は、6店舗を運営している飲食店です。回転が早い立ち飲み屋なので、会計はとにかく早い方が便利です。Airレジを導入することで、会計時間が削減できるばかりでなく新しいアルバイトでも簡単に使用できるようになりました。
事例②1店舗、小売店
東京都台東区にある「サトウサンプル」は、3500種類もの食品サンプルを店舗販売しています。これまでは紙の台帳で管理していたため、棚卸や在庫管理が一苦労でした。Airレジを導入してからは、簡単に在庫管理ができるようになりました。
事例③複数店舗、ホテル
大阪府大阪市の「HOTEL SHE,」もAirレジを導入しています。レジとしてコンパクトなので、ホテルのフロントがすっきりしスタイリッシュな印象になりました。5店舗運営していますが、全ホテルの当日の売り上げがどこにいても確認できるというメリットもあります。
Airレジ(エアレジ)の導入方法
Airレジの導入は誰でも簡単に行えます。まずは無料でAirレジアプリをダウンロードし、アカウント登録をしていきましょう。
次に、キャッシュドロアやレシートプリンター、バーコードリーダーといった周辺機器を揃えていきます。そして、お店の基本情報やメニュー・商品などを登録していきます。カテゴリ設定をしておくことで、後から商品を確認しやすくなるでしょう。
最後に、用意した周辺機器と接続すれば導入は完了です。注文や会計、売上管理をすぐに行えるようになります。カンタン初期設定ガイドは公式サイトからダウンロードできますので、ステップ通りに進んでいきましょう。
補足:Airペイ(エアペイ)は審査があるので書類提出が必要
Airレジは審査なしで利用できますが、キャッシュレス決済端末の「Airペイ」に連携させるには審査が必要になります。個人の場合は運転免許証など本人確認書類と、個人事業の開業届出書のコピー、法人の場合は登記簿謄本と、業種によって営業許可証などを提出して審査を受けます。
Airレジ(エアレジ)の使い方
ここでは、Airレジ(エアレジ)の使い方を解説していきます。
- Airレジの初期設定について
- Airレジにできること
- 必ず必要な準備
- 用途に合わせて必要なもの
- Airレジアプリをダウンロード
- レシート・領収書の発行方法
- Airレジの商品登録方法
- Airレジの注文入力・会計の使い方
- Airペイ(エアペイ)ポイントの連携方法
- 会計ソフトとの連携方法
- 売上分析の使い方・できること
- 顧客管理・商品管理でできること
- 練習機能でトレーニングしてみよう
Airレジの初期設定について
ここでは、Airレジの初期設定について解説していきます。
Airレジにできること
- 注文を入力して会計を行うことができます。
- 「レストランボード」アプリを使って予約管理などを行うことができます。
- 閉店・開店時のレジチェックなどを行うことができます。
- 「Airレジ」アプリの各種設定を行うことができます。
- 商品の登録やカテゴリーの設定を行うことができます。
必ず必要な準備
iPadまたはiPhoneの対応機種とAirレジアプリを必ず準備する必要があります。
用途に合わせて必要なもの
POSレジとして利用するには、プリンターとドロア、もしくはプリンター一体型のドロアを準備して接続する必要があります。
その他、以下のような機器が用途に合わせて必要です。
- バーコードを使った会計をしたい:バーコードリーダー
- 自動釣銭機
- ハンディ注文したい:ハンディ用のスマホとキッチンプリンター
Airレジアプリをダウンロード
App Storeで「Airレジ」アプリをダウンロードして起動し、登録したAirIDとパスワードを入力してログインします。
レシート・領収書の発行方法
- iPadまたはiPhoneの設定アプリの「Bluetooth」をオンにします。
- お使いのプリンターを選択しプリンターと接続します。
- ホーム画面から「設定」→「レジ・プリンター」をタッチしてプリンター利用をオンに した後、プリンターとレシートの設定をします。
- 設定画面に戻り「レシート」をタッチして印刷します。
Airレジの商品登録方法
Airレジの商品登録方法を紹介していきます。
商品登録前に税設定を行いましょう
- ホーム画面から「設定」をタッチして設定画面に進みます。
- 「①レジ基本設定」で内税もしくは外税を選択して登録します。
- 「②消費税」で商品登録時の初期税率を選択して保存します。
商品登録前にカテゴリー設定を行いましょう
- ホーム画面から「商品」→「カテゴリー設定」をタッチします。
- 注文入力・会計画面で表示される色やカテゴリー名などを設定して保存します。
商品の登録を行いましょう
「商品設定」画面で、商品ごとにカテゴリー、商品名、税設定、価格、およびバーコード
や他のバリエーションなど商品の詳細を設定して保存します。
Airレジの注文入力・会計の使い方
ここでは、Airレジの注文入力・会計の使い方を紹介していきます。
注文入力・現金会計のやり方
- ホーム画面上の「注文入力・会計」をタッチして注文入力画面に進みます。
- 商品をタッチすると選択した商品が画面左側に表示されます。「支払へ進む」をタッチ して会計へ進みます。
- 会計金額に対し、お客様からの預かり金額を入力して「会計する」をタッチします。
- お客様にお釣りを返却し会計を完了します。
クレジットカード決済のやり方
- 「注文入力」画面で「支払いへ進む」ボタンをタッチします。
- 「お支払い」画面で、「クレジットカード(Airペイ)」の金額入力欄をタッチすると、 支払い金額の全額が自動で入力されます。
- 「会計する」ボタンをタッチすると、自動的にAirペイアプリが起動します。
Airペイ(エアペイ)ポイントの連携方法
- 「支払い方法設定」画面で、「ポイント(Airペイポイント)」の「申込む」をタッチする とAirペイポイントのWebサイトが開きます。Webサイトの「申込む」ボタンから利用 を申し込みます。
- 審査完了後、Airペイポイントからカードリーダーが届きます。
- 「支払い方法設定」画面に、申し込んだAirペイポイントの支払い方法が表示されます。 「表示」がオンになっていれば、会計時に支払い方法として表示されます。
- App Storeを開き「Airペイポイント」アプリをダウンロードします。
会計ソフトとの連携方法
- 「Airマーケット」のサービス詳細ページを開きます。
- 「Airレジと連携する」ボタンをクリックします。
- freee会計のログイン画面が表示されます。登録メールアドレスとパスワードを入力 し、「ログイン」ボタンをクリックします。
- ログイン後、freee会計からAirレジとの連携許可を求められますので、「許可する」ボ タンをクリックすると連携が完了します。
- 連携完了後、「freee会計連携設定」画面を開きます。Airレジ上で計上された売上情報 を、freeeアカウントのどの事業所に計上するかを設定します。
Airレジの売上分析機能の使い方・できること
ここでは、Airレジの売上分析機能の使い方・できることを解説していきます。
日別売上の使い方
日別・月別・年別の売上データを確認することができます。
- 「売上」→「日別/月別/年別」画面にある詳細をタッチします。
- ページ内をスクロールして「販売商品」の欄に行きます。
- カテゴリーと、商品がどれぐらい売れたかが確認できます。カテゴリーに担当者を設定 すれば、担当者ごとの売上を確認することもできます。
商品別売上の使い方
商品ごとに売上を確認できるので、売れ筋商品などの分析に活用できます。
- 「売上」→「商品別売上」をタッチします。
- 「分析対象」からカテゴリーを選択し、日付の横のカレンダーアイコンをタッチし、対 象期間を設定したら「確定」ボタンをタッチします。
- 「表示する」ボタンをタッチすると、商品別売上が表示されます。
顧客管理・商品管理でできること
ここでは、Airレジの顧客管理・商品管理でできることを紹介していきます。
顧客管理
お客様の名前・電話番号といった基本情報を顧客情報として登録しておけば、顧客情報の登録・変更・削除・結合といった顧客管理を行うことができます。
商品管理
商品設定画面から関連メニュー、そして在庫管理を選択してタッチすれば、商品設定、商品一括登録、カテゴリー設定、商品配置、在庫管理などの商品管理を行うことができます。
練習機能でトレーニングしてみよう
Airレジアプリでは、会計後すぐに対象の伝票を削除すれば売上には反映されないため、会計操作のトレーニングにご利用できます。
- 「注文入力」画面で注文を入力して「支払いへ進む」ボタンをタッチします。
- 「お支払い」が表示されたら、支払い方法から「現金」を選択してお預かり金額を入力し、「会計する」ボタンをタッチします。
- 「レジ締め前伝票」画面から、テスト会計した伝票を選択します。表示された伝票の詳細を確認し、「削除する」ボタンをタッチします。
- 「レジ締め前伝票削除」の確認メッセージが表示されたら、「削除する」をタッチします。
Airレジ(エアレジ)の関連サービスでさらに便利に
Airレジを導入する際には、下記の関連サービスも検討しましょう。
- AirREFIオーダー
- Airペイ
- AirペイQR
- Airペイポイント
- AirINVOICE
- レストランボード(予約台帳アプリ)
ここからは、Airレジをより効率的に運用できる上記のサービスを紹介していきます。
AirREFIオーダー
「AirREFIオーダー」は、飲食店のオーダーをサポートするシステムです。飲食店の注文・調理・配膳・提供業務を効率的に行えるようになります。初期導入サポート費用は0円から始められるので、まずは導入してみて使用しない場合はやめるという方法もありでしょう。
「AirREFIオーダー」はお客様がそれぞれのスマホで簡単に注文可能です。アプリをダウンロードする必要もないので、ストレスフリーな注文方法といえるでしょう。注文内容はキッチンへ自動で伝わるので、わざわざ伝えに行かずに済み接客に集中できます。
Airペイ
「Airペイ」は最安水準の手数料で、導入や運用費用0円から始められる決済サービスです。対応している決済は55種とかなり豊富なラインナップとなっています。振込手数料はすべての銀行で0円です。月額の固定費もかからないので、手軽に導入できるでしょう。
現在、キャッシュレス導入0円キャンペーンも実施中です。キャンペーン条件を満たした施設は、Airペイの利用に必要なiPadやカードリーダーを無償で借りることができます。ただし、Airペイ利用には審査が必要になるので、余裕を持って申し込むようにしましょう。
AirペイQR
「AirペイQR」は、QRコード決済に対応するためのサービスです。AirペイQRを導入することで、下記の決済サービスが利用できるようになります。
- d払い
- PayPay
- au PAY
- 楽天ペイ
- J-Coin Pay
- Smart Code
- Alipay+
- WeChat Pay
- UnionPay QRコード
- COIN+
国内のサービスはもちろん、中国の決済サービス「Alipay+」「WeChat Pay」にも対応しているのが特徴です。特別な機材は不要で、手元のiPadやiPhoneを使って始められます。
Airペイポイント
「Airペイポイント」を導入することで、ポイントの使用や付与ができるようになります。それにより、新規顧客の獲得に繋がるでしょう。Airペイポイントで利用できるポイントの種類は、下記の通りです。
- Tポイント
- Pontaカード
- WAONポイント
- dポイント
- 楽天ポイント
顧客満足度の向上にもつながるので、リピート率を上げることができるでしょう。Airペイの専用カードリーダーがあれば、その端末を使ってポイントカードの読み取りが可能です。契約のみで使用できるようになるので、手軽に導入できます。
AirINVOICE
「AirINVOICE」は、スマホひとつで支払いまでできる請求書管理サービスです。無料体験期間があり、利用開始月と翌月は基本使用料0円で使用できます。AirINVOICEは請求書を撮影するだけで支払いまででき、請求書の一覧や振込履歴の管理も簡単です。
銀行よりも手数料が安いので、振込手数料を抑えることができるでしょう。支払いアラート機能もついており、AirINVOICEはお手持ちのiPhoneにアプリをダウンロードするだけで、使用が可能です。
レストランボード
レストランボードとは、無料で使える飲食店向け予約台帳アプリです。集客面・接客面の改善を月額利用料0円~実現可能です。
レストランボードには、予約の一元管理機能、テーブル管理機能、顧客管理機能がメインで搭載されています。また、オプション機能として、メッセージ配信機能やホームページ作成機能、ネット広告配信機能が搭載されています。
Airレジと連携させて各種データを統合することができます。拡張サービスとして、積極的に活用していきましょう。
Airレジ(エアレジ)と連携可能な外部ソフト一覧
Airレジと連携可能な外部ソフトには、下記のようなものがあります。
①レストランボード
予約や空席を管理するためのシステムです。お店の状況をひと目で把握できるので、売上向上に役立つでしょう。
②出前館
国内最大級の宅配デリバリーサービス「出前館」との連携も可能です。出前館と連携することで、配達サービスに必要な初期投資がいらないので飲食店は簡単にデリバリーサービスを提供できるようになるでしょう。
③クラウド会計ソフトFreee
31万以上の事業所が利用するクラウド会計ソフト「Freee」との連携もできます。会計ソフトへの入力は不要なので、経理業務が楽になるでしょう。
④マネーフォワードクラウド会計
同じく会計ソフト「マネーフォワードクラウド会計」との連携もおすすめです。経理業務だけでなく、確定申告業務も簡単に行うことができます。
⑤弥生会計システム
弥生シリーズは最大2年間無料で使える、会計・申告ソフトです。帳簿の作成から決算書、申告書類の作成まで手間いらずで行えます。
⑥FXシリーズ
「FXシリーズ」はTKCの会計ソフトで、業績を管理できるツールです。利益や売上をタイムリーに把握し、黒字化をサポートしてくれるでしょう。
Airレジ(エアレジ)で使える周辺機器一覧
Airレジを導入する際、iPhoneやiPadがあれば利用はできますが、お店の運用に合わせてレシートプリンターやバーコードリーダーなど別途導入する必要があります。Airレジで使える周辺機器を表にまとめました。
機器名 | 機器名 | 価格 |
---|---|---|
iPad | Airレジを始めるために必要不可欠 | 49,800円~ |
レシートプリンター据え置きタイプ | 路面・テナント型店舗におすすめ。キャッシュドロワの必要がない店舗向け | 42,800円~59,800円 |
レシートプリンター持ち運びタイプ | 移動型店舗やイベント出店向けのレシートプリンター | 24,800円~40,800円 |
バーコードリーダー | バーコードを読み取るための機械 | 46,800円 |
キャッシュドロア | 札や硬貨を管理する機器。現金運用なら必須 | 9,020円~9,600円 |
ラベルプリンター | バーコードラベルを作成するための機器 | 19,118円 |
Airレジに関するよくある質問
ここからは、Airレジに関するよくある質問をまとめていきます。Airレジの導入を検討中の方は、是非参考にしてください。
Airレジ導入に補助金は使える?
AirレジはIT導入補助金の対象商品です。IT導入補助金は、生産性を高めるためのITツールを導入する中小企業や小規模事業者が活用できる補助金制度になります。Airレジでは申請サポートがあるので、知識がない方でも安心です。
そのほか、申請サポートは行っていませんがお店によっては利用可能な補助金もございます。詳しくは下記の記事にて解説していますので気になる方はチェックしてみてください。
Airレジの解約方法は?
Airレジを解約するには、利用しているAirIDを削除するだけとなります。削除すれば、AirIDに紐づく個人情報を消去することが可能です。AirIDの削除は公式サイトのリンクから手続きできます。
AirレジはAndroidで使える?
AirレジはiPadまたはiPhoneで利用できるサービスです。残念ながら、Androidでは使用できないのでiPadかiPhoneの用意が必要になります。
Airレジは1アカウントで複数端末の利用が可能ですか?
1つのアカウントで、同時に10,000台までAirレジの機能が利用できます。ログインする端末の追加・変更を行った場合でも設定不要で、新しい端末にAirレジアプリをダウンロードし、ご登録済みのAirID・パスワードでログインを行うことで利用できます。端末ごとに新たなレジ番号が自動的に割り振られます。
Airレジの商品登録数の上限は?
商品の登録上限数は、10,000件です。なお「注文入力」画面のタイル/リストで表示できる商品の上限数は、800件です。
Airレジ(エアレジ)以外のおすすめPOSレジもチェック
以下の記事で、Airレジも含めたPOSレジ全43サービスについて、それぞれ特徴や機能、料金を紹介しています。
POSレジの業種別の選び方や基礎知識、お得な補助金情報も紹介していますので気になる方は是非チェックしてみてください。
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まとめ
Airレジは総アカウント数663,000と、圧倒的な人気を誇るPOSレジです。月額使用料は無料で、なおかつ高機能であることから業種を問わず導入されています。直感的に操作できるので、導入してすぐにスタッフが使いこなせるようになるでしょう。
ただし、機能数や拡張性が物足りないと感じる可能性もあります。無料で使用できますので、まずは導入してみて店舗に合わないと感じたら使用を辞めるというのもありでしょう。満足の声も多いAirレジですので、ぜひ前向きに導入を検討してみることをおすすめします。