POSレジの登場により、会計業務の効率化はもちろん、在庫管理や顧客管理、データの集計から分析までを行えるようになりました。円滑な店舗経営には欠かせないPOSレジですが、バーコードを活用することで業務の効率化や人件費削減に大いに貢献します。
しかし、バーコードと一口に言ってもいくつか種類があり、作成方法もそれぞれ異なるため、製品選びには注意が必要です。
本記事では、POSレジとバーコードの関係性から活用するメリット、種類、作成方法まで網羅的に解説します。また、おすすめのバーコード対応POSレジも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
POSレジとは?
POSレジとは、お客様に商品を販売した際の販売情報を蓄積・管理する「POSシステム」を搭載したレジのことです。現在のPOSレジは会計業務はもちろん、販売時点のデータの記録・集計にとどまらず、データを活用した分析や管理も行えます。分析機能を活用すれば、いつ・どの商品が・どのくらい売れているのかを把握できるため、マーケティング戦略にも役立ちます。
また、POSレジを導入すれば、スピーディな会計を実現できるので、お客様のストレスの原因にもなる「待ち時間」の短縮にも大いに貢献してくれるでしょう。
POSレジは業務効率の向上や人件費の削減、打ち間違い防止など、店舗経営に欠かせない存在となりつつあるのです。
POSレジとバーコードの関係性は?
ほとんどの商品パッケージについているのがバーコードです。商品を販売するためには、バーコードは欠かせないもので、POSレジにおいても同じことが言えます。
POSレジに搭載している「POSシステム」は販売情報を蓄積して管理するシステムのことです。商品バーコードに詳しい情報を登録しておき、POSレジで商品を販売した際に情報管理をしやすくするのです。POSレジでのバーコードの使い方は、会計時に商品バーコードをスキャナーで読み込むだけのシンプルな操作で販売できます。
その結果、会計がスムーズになり、お客様を待たせないというメリットのほか、会計時のミスが減るので、スタッフの負担も軽減されます。また、誰に・いつ・どんな商品が・どれくらい売れたのかを把握できるため、売上アップにも役立てることもできるでしょう。
バーコードスキャンの仕組みは?
バーコードを見ると、白と黒のバーで構成されています。これをバーコードスキャナで光を当て、その反射光から黒と白で構成されたデジタル信号を取り出す仕組みです。
白い箇所は光の反射が強く、黒い箇所は光の反射が弱くなる特徴があります。得られたデジタル信号からコード体系を判別し、商品のデータを連携したPOSレジに読み込むのです。
POSレジでバーコードを使うメリット
POSレジでバーコードを使うことで、店舗に多くのメリットをもたらします。具体的なメリットは以下の3つです。
- お会計がスムーズになり、スピードアップする
- お会計の際のミスが減る
- POSシステム上で各種データが一元管理・分析できるようになる
それぞれ見ていきましょう。
お会計がスムーズになり、スピードアップする
POSレジでバーコードを利用するメリットの一つは、会計がスムーズになることです。
POSレジで使用される多くのバーコードは、JANコードという8〜13桁の数字で構成されています。この8〜13桁の数字から商品を判別し、類似品でも間違いが発生することなく会計を行うことができるのです。商品バーコードには、あらかじめ商品情報が登録されているため、バーコードをスキャンするだけで商品名や価格がPOSレジ側に表示されます。
POSレジでバーコードを使うことで、会計がスムーズになり、お客様の待ち時間短縮にもつながるので顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
お会計の際のミスが減る
POSレジでバーコードを使えば、会計時のミスが減ります。商品の価格を見ながら金額を手入力する必要がなくなるので、会計ミスの防止や業務効率の向上に繋がるのです。
新人スタッフでもベテランスタッフでもレジ業務の熟練度は関係なく、誰でもミスのない会計業務を行えるようになります。
POSシステム上で各種データが一元管理・分析できるようになる
POSレジでバーコードを使うことで、商品情報や売上、顧客情報、在庫状況などの各種データの一元管理が可能です。商品をバーコードで管理すると、「いつ・どの商品が・どのくらい」売れたのかという情報から、顧客の属性や在庫状況などの情報まで、リアルタイムで更新されます。
それらの情報を活用した分析機能を使用すれば、人気商品やセット購入されやすい商品などの傾向がわかり、売上アップに繋げることも可能です。たとえば、人気商品と売れ行きの悪い商品が把握できれば、発注を調整できたり、売り場のレイアウトを変更したりできます。
POSシステム上でデータを一元管理・分析ができるのは、店舗経営の利益を生み出す機会を与えてくれるでしょう。
POSレジでバーコードを使うタイミング
POSレジでバーコードを使うタイミングには、「商品を登録するとき」と「レジで商品データの読み込み」の2シーンが一般的です。
それぞれの使用シーンを見ていきましょう。
商品を登録するとき
まずは、商品をPOSシステムに登録するときにPOSレジでバーコードを使います。
バーコードをスキャンしたときにPOSレジ上に商品情報を表示させるためには、POSシステムに商品情報とバーコードを登録しなければなりません。
バーコードがない商品でも、商品の金額を手入力すれば会計処理は可能です。しかし、詳細な情報、いつ・どの商品が・どのくらい売れたのかなどを把握する手段はなくなります。
そのため、商品の詳細なデータを効率よく集計・分析するためにも、POSシステムに商品登録をする必要があるのです。
レジで商品データを読み取るとき(会計金額を表示)
登録した商品情報をレジで読み取るときにもバーコードが必要です。商品バーコードをスキャンすれば、POSレジ上に商品情報、会計金額を表示させることができます。
JANコード(バーコードの1種)は8〜13桁の数字で、POSシステムから販売商品に該当するJANコードを探したり、手入力したりするのは非常に効率が悪いです。
そのため、POSレジを導入する際は、商品をバーコードで管理するのは必須といえるでしょう。
POSレジで使われるバーコードの種類と作成方法
バーコードと一口に言っても、さまざまな種類があります。具体的には以下の4つです。
- JANコード
- QRコード
- UPCコード
- ITFコード
白と黒のバーで構成されているバーコードですが、全く異なるコードなのでそれぞれの違いについて見ていきましょう。
JANコード(POSコードなどとも呼ばれる)
JANコードとは、「Japan Article Number」の略称で、商品を識別するために付与されるバーコードの1種です。POSレジに商品を登録する際にも使われ、バーコードリーダーでスキャンするバーコードがJANコードです。
8〜13桁の数字で構成されており、日本で販売されているほとんどの商品に利用されています。
13桁ある数字の内容を解説すると、
- 先頭の2桁が国コード(日本は45か49)
- 国コードを含む先頭の9桁は事業者コード
- 10〜12番目の数字が商品コード
- 最後の数字がチェックデジット(バーコードに誤りがないかチェックするための数字)
という構成です。
JANコードの作成手順を見ていきましょう。
- GS1 JapanのページでGS1事業者コードの新規登録手続き
- 商品アイテムコードの設定
- チェックデジットの計算
- JANコードを印刷
注意点として、商品アイテムコードの設定時は、製品同士が被らないようにしましょう。チェックデジットの計算は、チェックデジットの自動計算入力フォームで計算することができます。
JANコードの印刷は、印刷業者に依頼して印刷を行う場合が多いです。プリンター・ソフトを用意して印刷することも可能ですが、注意点があります。
それは、印刷したJANコードがJIS規格に定められているサイズ・品質に適合しているかどうかです。適合していない場合は、JANコードが読み取られない可能性もあるので注意してください。
QRコード
QRコードは「Quick Response」の略で、直訳すると素早く読み取る・反応するといった意味があります。
1994年に現在の株式会社デンソーウェーブが開発した日本発の2次元コードです。その利便性の高さから、日本だけでなく世界中で普及しています。
QRコードの利用は手続きや費用が不要で、仕様もオープンソースで一般公開されているため、さまざまなシーンで応用されているのが特徴です。
使い方はシンプルで、専用リーダーやスマホ、タブレット端末でQRコードを読み取ることで金額や商品情報を取得できます。あらゆるシーンで応用されていますが、特にキャッシュレス決済で利用されているバーコードです。
UPCコード
UPCコードは「Universal Product Code」の略で、アメリカとカナダで使用されている統一商品コードです。日本のJANコードも、このUPCコードをもとにして作られています。
UPCには「UPC-A」と「UPC-E」の2種類が主に利用されており、「UPC-A」は12桁、「UPC-E」は8桁で構成されているのが特徴です。
UPCコードはアメリカとカナダで使用されているコードですが、日本のPOSレジでも読み取ることができます。
ITFコード
ITFコードは「Interleaved Two of Five」の略で、商品物流の標準コードとして段ボールなどに印刷されています。
世界基準のITFコードは、13桁のJANコードの先頭に物流識別コードを追加した「ITF-14」と、アドオンバージョンの「ITF-6」があります。
ITFコードには商品名や個数が登録されており、スキャンすることで箱を開けずとも中の商品の確認が可能です。
なお、商品を出荷する事業者はITFの作成が必要です。具体的な作成方法は以下を参考にしてください。
- JANコードを作成する
- 13桁のJANコードに物流識別コードを追加する
- ITFコードを印刷する
物流識別コードは、まとめて売る場合とバラ売りする場合とで付与する数字が異なります。一般的には、まとめて売る場合は0、バラ売りは1〜8の数字を付与します。
1〜8の数字を使用した場合は、新たにJANコードを作って対応する必要があるでしょう。
バーコードを使ったPOSレジ導入の流れ
ここでは、バーコードを使ったPOSレジ導入の流れを解説します。
- バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入する
- POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入する
- 商品ごとのバーコードを準備する
- バーコード情報をPOSレジに商品登録する
- 利用開始!会計でバーコードをスキャンする
①バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入する
まずは、バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入しなければなりません。POSレジによっては、バーコード非対応の製品もあるので、バーコードに対応した製品を導入しましょう。
また、バーコードスキャンに対応しているだけでなく、自店舗の環境に合ったPOSレジが重要です。
店舗に必要な機能を明確にして、スタッフが問題なく利用できるかもチェックしておきましょう。
②POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入する
次に、POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入します。
POSレジごとに指定のバーコードリーダーが用意されているケースが多いです。その場合は、指定のバーコードリーダーを購入するようにしてください。
③商品ごとのバーコードを準備する
次に、POSレジで読み取りたいバーコードを準備します。市販の商品を販売する際には、バーコードが用意されている場合がほとんどのため、新たに準備しなくても問題ありません。
しかし、店舗独自の製品を取り扱う場合などは、バーコードの準備が必要です。自店舗で作成する場合は、独自採番のバーコードを作成できるインストアコードがおすすめです。
ただし、インストアコードは自社管理のPOSレジでしか使用できないので、注意しましょう。
④バーコード情報をPOSレジに商品登録する
次に、商品のバーコード情報をPOSレジに登録する作業を行います。商品のバーコードを登録しておくことで、会計時にスキャンするだけで商品情報と会計金額が表示される仕組みです。
登録作業の方法としては、
- バーコード番号を手入力する方法
- CSVデータでバーコード番号を一括アップロードする方法
- コードリーダーで登録する方法
など、いくつかあります。
前述したように、バーコードスキャンに対応していないPOSレジを選んでしまうと、手入力で登録作業を行わなければなりません。
⑤利用開始!会計でバーコードをスキャンする
商品情報をPOSレジに登録したら使用前の準備は完了です。
会計時にスキャンすれば、POSレジに商品データが表示され、集計・分析などが可能となります。
同じ商品を会計処理する場合でも、個数を入力するだけでスピーディに会計が行えます。従来の方法よりも、ミスなく効率的に会計業務を進められるようになるでしょう。
POSレジで使うバーコードリーダーの種類
POSレジで使うバーコードリーダーにも種類があります。それが以下の3種類です。
- CCD方式
- レーザー方式
- ペン方式
それぞれの種類で読み取り方も異なるので、特徴を理解して最適なバーコードリーダーを店舗に導入しましょう。
CCD方式のバーコードリーダー
CCD方式は、CCD「Charge Coupled Device」という光を信号に変換して転送する仕組みを利用して読み取る方式です。CCD方式のスキャナには、LED照明が内蔵されており、照明をバーコードに当ててその反射光から商品情報を読み取ります。
使用する周辺機器は、バーコードリーダーで読み取る「CCDタッチリーダー」や10cm程度の距離からでも読み取れる「ロングレンジCCDリーダー」などがあります。
バーコードを一度に捉えるので、スピーディに、正確に読み取ることが可能です。また、操作が簡単な点もメリットの一つといえるでしょう。
レーザー方式のバーコードリーダー
レーザー方式は、レーザー光をバーコードに当て、その反射光をセンサーで捉えて読み取る方式です。離れた距離でも読み取れるため、レーザーが届きさえすれば、数メートルもの距離でも読み取れます。
他にも、幅広・湾曲・低精度などのバーコードラベルも読み取れるのがメリットです。そのため、前述したCCD方式では読み取りづらいものでも、読み取れる場合が多いです。
デメリットとしては、「構造上、故障しやすい」「スマホの画面などに表示されたものは読み取れない」などが挙げられます。
ペン方式のバーコードリーダー
ペン方式とは、ペン型のバーコードリーダーでバーコードを読み取る方式です。ペン型には、LEDの光源と反射した光を読み取るセンサーのみ内蔵しています。
ペンを動かして読み取るため、操作には慣れが必要です。ペンを動かすスピードが速かったり、動かすスピードを操作途中で変えたりすると読み取れない場合があります。
メリットは、CCD方式やレーザー方式よりもバーコードリーダーが安価で手に入る点です。また、コンパクトかつ軽量設計のため、持ち運びにも困りません。
前述したように人によっては操作が難しく、バーコードを読み取りづらい点がデメリットといえるでしょう。
POSレジで使うバーコードリーダーの選び方は?
POSレジで使うバーコードリーダーには、「CCD方式」「レーザー方式」「ペン方式」の3種類があるとお伝えしてきました。しかし、3種類あるうちのどれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
以下のポイントをおさえることで、製品選びに失敗しなくなります。
- 使っているバーコードの規格に対応できるかチェック
- バーコードの読み取り方式を選ぶ
- POSレジとの接続方法から選ぶ:無線接続or有線接続
- バーコードリーダーの形状から選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
使っているバーコードの規格に対応できるかチェック
まずは、1次元バーコードリーダーか、2次元バーコードリーダーか、自社で扱っているバーコードに合わせた製品を導入しなければなりません。
バーコードには、「1次元バーコード」と「2次元バーコード」の2種類があります。
1次元バーコードの代表例が「JANコード」で、2次元バーコードの代表例が「QRコード」です。
たとえば、キャッシュレス決済の導入を検討している店舗では、2次元バーコードの規格に対応した2次元バーコードリーダーを導入する必要があります。
2次元バーコードリーダーは1次元、2次元バーコードを読み取ることが可能ですが、1次元バーコードリーダーは2次元バーコードを読み取れません。
利用用途によって選ぶバーコードリーダーは異なるため、目的のものを読み取れるか事前にチェックしておきましょう。
バーコードの読み取り方式を選ぶ
バーコードの読み取り方式を選ぶ必要があります。
バーコードを読み取る方式は、
- CCD方式
- レーザー方式
- ペン方式
が挙げられます。
CCD方式やレーザー方式が使われることが多いです。コストを抑えたい場合は、ペン方式がおすすめですが、操作に慣れが必要な点には注意しなければなりません。
それぞれの特徴を改めてみていきましょう。
CCD方式
CCD方式は照明をバーコードに当てて、その反射光からバーコード情報を読み取る方式です。CCD方式は、主にスーパーやコンビニなどで普及しています。
最大15cmほど離れた距離からでも読み取れることから、「ロングレンジCCDリーダー」や「リニアイメージャー」と呼ばれることもあります。
CCD方式はバーコードを一度に捉えるので、精度が高く、スピーディに読み取ることが可能です。レーザー方式に比べて故障しにくいのもメリットです。また、スマホに表示されたバーコードを読み込めるため、幅広く対応できるのがCCD方式といえるでしょう。
レーザー方式
レーザー方式は、レーザー光をバーコードに当て、その反射光をセンサーで捉えて読み取る方式です。レーザー方式を活用したバーコードリーダーは、1次元バーコード読み取り用です。製造ラインや物流の現場で広く普及しています。
CCD方式では読み取れなかった、幅広・湾曲・低精度などのバーコードラベルも読み取れるのがメリットです。視認性が高いため、読み取り部分が見やすいのも選ばれる理由の一つです。
ただし、「構造上、故障しやすい」「スマホに表示されたバーコードは読み込めない」などのデメリットがあります。
ペン方式
ペン方式はLEDの光をバーコードに照射して、その反射光でバーコードを読み取る方式です。
バーコードの読み取りは、ペンを動かしながら読み取る必要があるため、操作には慣れが必要になります。大量の商品を扱っている店舗では、CCD方式やレーザー方式と比べてかなり時間がかかってしまうでしょう。
ペン方式も、スマホに表示されたバーコードを読み取ることはできません。
その分、構造がシンプルで導入コストが低いのはメリットです。また、コンパクトかつ軽量なので、持ち運びにも困ることはないでしょう。
POSレジとの接続方法から選ぶ:無線接続or有線接続
POSレジとバーコードを接続する方法には、「無線接続」と「有線接続」があります。
近年は、無線接続(ワイヤレスタイプ)が主流になりつつあり、多くの企業で採用されています。ワイヤレスなのでケーブルの煩わしさがないため、取り回しの自由が特徴です。
そのため、読み取り作業をスムーズに行うことができ、生産性向上に期待ができます。無線接続の中でも、Bluetooth接続できるタイプはであれば、スマホやタブレットとも接続可能です。
ただし、無線接続の場合、バッテリー切れの心配があり、充電を都度しなければならないのはデメリットといえるでしょう。
有線接続はコードがついているタイプなので、自由に持ち運びができないデメリットがあります。一方で、電池切れの心配がなく、接続環境も安定している点は大きなメリットです。
安定した接続環境を求めるのであれば、「有線接続」、持ち運びができて作業効率を上げたい場合は「無線接続」がおすすめといえるでしょう。
バーコードリーダーの形状から選ぶ
バーコードリーダーの形状から選ぶ方法もおすすめです。バーコードリーダーの形状には以下の3種類があります。
- ハンディタイプ
- 置き型タイプ
- 小型タイプ
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ハンディタイプ
以下、ハンディタイプ例
最も一般的な形状がハンディタイプです。バーコードリーダーを手に持って、商品バーコードをスキャンします。
ハンディタイプは手にフィットして持ちやすく、使いやすいのがメリットです。ただし、データの転送速度が遅い傾向があるので、その点はデメリットといえるでしょう。
置き型タイプ
以下、置き型タイプ例
置き型タイプは卓上に本体を固定して、商品バーコードを近づけて読み取るタイプです。そのため、持ち運びができない点はデメリットといえます。
一方で、片手でも読み取り操作ができるため、スムーズにレジ業務を進められるのがメリットです。
バーコードリーダーを固定して使うため、同じ場所で何度もバーコードスキャンする場合におすすめといえるでしょう。
小型タイプ
以下、小型タイプ例
小型タイプはUSBほどの大きさで、手のひらに収まるコンパクトサイズのバーコードリーダーです。
設置スペースも必要なく、持ち運べて使用できるのは大きなメリットといえます。しかし、前述した置き型タイプよりも、データの転送スピードが遅くなる傾向がある点には注意が必要です。
おすすめのバーコード対応POSレジ11選
ここからは、おすすめのバーコード対応POSレジを11製品ご紹介します。自店舗に合う製品を選ぶのが難しいときは、ぜひ参考にしてください。
スマレジ
- 業種・業態・規模問わず、あらゆる店舗で利用可能
- 高機能で使いやすいPOSレジを月額0円〜利用できる
- 必要な機能を購入してカスタマイズできる
基本のレジ機能はもちろん、売上分析や顧客管理、飲食や美容室、小売、クリニックなど、各業種に特化した機能も取り揃えています。
また、「スマレジ・アプリマーケット」から各店舗に必要な機能を自由に購入でき、カスタマイズしてスマレジをより便利にすることも可能です。
IT導入補助金の対象製品なので、初期費用を抑えて導入できます。
ショールーム体験やオンライン相談も行っているので、一度スマレジの操作感を体験してみてはいかがでしょうか。
■スマレジの製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 個人店、小規模店舗〜大規模店舗まで |
月額利用料金 | スタンダード:0円※1店舗のみ プレミアム:5,500円/月※1店舗につき レミアム プラス:8,800円/月※1店舗につき フードビジネス:12,100円/月※1店舗につき リテールビジネス:15,400円/月※1店舗につき |
導入価格例 | 112,780円〜※周辺機器代含む |
USENレジ
- IT導入補助金の対象なので導入費用を抑えられる
- 業種に合ったレジを選択できる
- 初期登録から設置作業まで全てUSENにお任せできる
USENは売上シェアNo.1を誇るタブレットPOSレジです。飲食店・理美容院・小売店・整体院に特化した4つのPOSレジアプリを取り揃えています。
各業種に必要な機能やデータ分析を標準搭載しており、店舗の課題解決に必要なサービスを提案してくれます。
初期登録から設置作業、アフターサポートまで全てUSENにお任せできるので、初めてPOSレジを導入する店舗でも安心です。
また、USENはIT導入補助金の対象製品なので、初期費用を抑えて導入できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
■USENレジの製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 飲食店、小売店、理美容院、整体院など |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 0円〜 |
導入価格例 | 180,000円〜※初期費用最大10万円OFFキャンペーン中(USENレジ FOODのみ) |
POS+(ポスタス)
- 小売店、飲食店、美容室・サロンに特化したPOSレジを用意
- 変化する状況に合わせて必要な機能を低価格で購入できる
- 365日の電話サポート
ポスタスはiPadを使用したタブレットPOSレジやオールインワンのキャッシュレス端末、セルフレジ、セルフオーダー、DM配信など、店舗に必要な最新の機能を提供しているサービスです。
小売店、飲食店、美容室・サロンに特化したシステムを提供しているため、それぞれの業種に最適な機能を利用できます。
また、店舗の経営方針や状況の変化に合わせて必要な機能を低価格で導入できるサービスもあり、長期的に安心して利用できるのも魅力です。
初期設定や設置などの導入サポートはもちろん、店舗スタッフへのトレーニングも提供していま
■POS+(ポスタス)の製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 小売店、飲食店、美容室・サロン |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 小売店:月額12,000円~ 飲食店(小規模店舗)月額6,000円~ 飲食店:月額12,000円~ 美容・サロン:月額12,000円~ |
導入価格例 | 要お問い合わせ |
スクエア(Square)POSレジ
- 無料でほぼ全ての機能が利用できる
- 最短で申込の当日から使用できる
- ネットショップと連携が可能
スクエアの最大の特徴は、月額費用0円でほぼ全ての機能が使える点です。導入に必要なのは、決済手数料と周辺機器代のみです。
iOSとAndroid、どちらにも対応しているので、お使いのスマホやタブレットですぐに始められます。複雑な手続きも必要なく、最短で申し込みを開始してから当日には使用可能です。
また、Squareオンラインビジネスを利用すれば、本格的なネットショップが誰でも簡単に開設でき、スクエアとの連携もできます
■スクエアの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | フリープラン:月額0円 リテールプラス:月額6,000円 飲食店プラス:月額13,000円 プレミアム:要お問い合わせ |
導入価格例 | キャッシュレス決済のみ:4,980円~ 現金決済ありの導入:92,760円~ |
Airレジ(エアレジ)
- 基本のレジ機能は0円で利用可能
- 他社提供のサービスと連携可能
- シンプルで使いやすい
Airレジは基本的な機能を月額費用0円で利用できるタブレット型POSレジです。レジ機能はもちろん、注文入力や売上管理、分析などを0円で利用できます。
グッドデザイン賞も受賞しているAirレジは、誰でも簡単に扱える操作性で、新人スタッフ・ベテランスタッフ関係なくスピーディに会計業務を行えます。
Airレジは店舗経営に役立つサービスとの連携も可能です。例えば、クラウド会計ソフトと連携すれば、Airレジの売上データを自動で連携し、帳簿入力の手間が大幅に削減できます。
■Airレジ(エアレジ)の製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模 |
月額利用料金 | 0円〜 |
導入価格例 | 83,620円〜 |
ユビレジ
- これまで全国3万店以上に導入
- シンプルで直感的な操作が可能
- 売上アップに役立つ機能が豊富
ユビレジはiPadを使用するタブレットPOSレジです。「カンタンでいちばん」というコンセプト通り、レジ機能や売上管理、顧客管理などをシンプルで直感的な操作で利用できます。
ユビレジは飲食店や小売業、サービス業などに合わせたオプション機能や豊富な連携機能があり、各業種の課題解決に便利な機能が用意されています。
ユビレジでは売上アップのために、「商品ごとの売上分析」「売上をリアルタイムに把握」「顧客属性・売上傾向の把握」などの機能があるのも魅力の一つです。
ユビレジはIT導入補助金の対象なので、初期費用を抑えながら導入することができます。
■ユビレジの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | ユビレジプレミアムプラン:6,900円/月~ |
導入価格例 | 95,700円〜 |
パワーナレッジPOS
- 整骨院や美容室・サロン経営に特化したPOSレジ
- 初期費用0円キャンペーン中
- 利益を生み出す自動集計・自動分析・自動マーケティング機能を搭載
パワーナレッジのPOSレジは、整骨院・ジム・サロン経営者に人気のWEB予約やチケット管理、顧客管理・販促機能を搭載したPOSレジシステムです。
単なるPOSシステムではなく、サロンの利益を生み出すのに必要な、自動集計・自動分析・自動マーケティング機能を標準搭載しています。
普段使用しているスマホを扱うようにタッチパネルで簡単に操作ができるのが特徴です。詳細画面へタッチ一つで切り替わるので、初めてPOSレジを利用する方でも安心して操作ができます。
■パワーナレッジPOSの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 整骨院・治療院・美容室・エステサロン・ ネイルサロン・リラクゼーション・トリミングサロン・フィットネスジム・ヨガスタジオ・その他業種 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 要お問い合わせ |
導入価格例 | 要お問い合わせ※キャンペーン中は初期費用0円 |
CASHIER(キャッシャー) POSレジ
- 1店舗から複数店舗の大規模まで対応
- 有線通信、SIM通信なので動作が安定・スピーディ
- 初期セットアップが無料
CASHIER POSはオリジナルの端末またはAndroid端末で、月額0円から利用できるクラウド型POSレジです。
マニュアルが不要の直感的な操作性で、普段使いしているスマホやタブレット感覚で利用できます。
オリジナル端末と周辺機器間は有線通信かSIM通信で接続するため、動作の安定性や処理スピードが安定しています。
CASHIER POSはIT導入補助金の対象なので、最大350万円の補助を受けられるのも特徴です。
■CASHIER POSの製品情報
タイプ | タブレット、ターミナル |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | スタータープラン:月額0円 プロフェッショナルプラン:月額4,400円 モバイルオーダープラン:月額3,000円 レンタルプラン:月額8,400円 |
導入価格例 | 128,000円~ |
STORESレジ
- ネットショップとの連携が簡単
- 月額0円で基本的な機能を使える
- キャッシュレス決済に対応
STORESレジは、ネットショップとPOSレジが一つになったPOSレジアプリです。基本的なレジ機能はもちろん、ネットショップとお店の連携も月額0円から利用できます。
STORESレジはネットショップとの連携に特化しており、商品情報を一度入力すればPOSレジ側にもネットショップ側にも反映されます。
複数店舗とネットショップの在庫が一元管理できるので、お店で商品が売れたらネットショップ側の在庫も自動でSOLD OUTにしてくれる機能が便利です。
ネットショップとリアルタイムに在庫を共有できるので、在庫の調整を行う手間がなくなります。
■STORESレジの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 小売店、飲食店 |
対象店舗規模 | 大規模店舗以外 |
月額利用料金 | フリープラン:0円スタンダード:2,980円 |
導入価格例 | 70,000円〜 |
パワーPOSクラウド
- LINEとの連携が可能
- ECサイトとの連携が可能
- ネット環境さえあればどこからでも売上を確認できる
パワーPOSクラウドはスマホで集客ができて、ECサイトとの連携も可能な最新のクラウド型POSレジです。
LINEと連携することができ、POSデータで絞り込んだ会員にLINEメッセージの配信、期間限定クーポンの発行、スマホのポイントカード化など効果的な販促ができます。
ECサイト連携では、「ネクストエンジン」や「zaiko Robot」などのEC管理サービスと自動連携が可能です。複数の店舗在庫を合計してECサイト側に反映することもできます。
■パワーPOSクラウドの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 小売業など |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | フリー:月額0円※1店舗まで無料 スタンダード:月額7,000円※1店舗あたり プレミアム:要お問い合わせ※1店舗あたり |
導入価格例 | 要お問い合わせ |
BCPOS
- 100業種2万台以上の導入実績
- 初心者の方でも簡単な操作で利用できる
- 軽減税率にも対応
BCPOSは開発から25年の歴史があり、これまで100業種2万台セット以上の導入実績があるPOSレジです。消費税率の改正や軽減税率への対応でもバージョンアップで対応するので、安心して長く利用できます。
飲食店や小売業はもちろん、リサイクルショップや農産物直売所、薬局のNSIPS対応機能などの特殊な業態にも対応可能です。
POSシステムに必要なレジ機能、売上管理、在庫管理、顧客管理、ポイント発行などを月額5,000円〜利用できます。
■BCPOSの製品情報
タイプ | タブレット、パソコン |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 月額制5,000円~年額制54,000円~ |
導入価格例 | 198,000円 |
バーコード読み取りのコツ|失敗したときはどうする?
バーコードリーダーで商品バーコードを読み取る際に、うまく読み取れないケースがあります。
ここでは、読み取りに失敗するよくある原因を紹介しつつ、その解決策もお伝えします。バーコード読み取りが上手くいかない際は、参考にしてみてください。
- 原因1:バーコードリーダーの角度がバーコードに合っていない
-
解決策:バーコードリーダーとバーコードの光の向きを揃える
- 原因2:バーコードリーダーをバーコードから離れすぎている
-
決策:バーコードリーダーの光がバーコード全体にしっかり当たるように近づける
- 原因3:バーコードが汚れや水滴などで隠れている
-
解決策:バーコードに付着している汚れや水滴などを取る
- 原因4:バーコードリーダーが反射光を感知できていない
-
解決策:太陽光や照明などの光がバーコードに当たらないようにする
- 原因5:上記の全てに当てはまらない
-
解決策:バーコードリーダーが故障している可能性が高いので、バーコードリーダーを交換する
まとめ
本記事では、POSレジとバーコードの関係性やバーコードを使うメリット、作成方法などを解説してきました。
POSレジでバーコードを使うことで、お会計がスムーズになり、レジ業務の効率化を図れます。
バーコードと一口に言っても、POSレジで使われるバーコードには
- JANコード
- QRコード
- UPCコード
- ITFコード
があり、中でもJANコードは日本で販売されているほとんどの商品に利用されているバーコードです。
バーコードに対応しているPOSレジは、スムーズな店舗経営に必要不可欠です。
本記事で紹介したバーコードの種類や作成方法、選び方などを参考にし、スムーズな店舗経営の実現に役立ててください。
POSレジの登場により、会計業務の効率化はもちろん、在庫管理や顧客管理、データの集計から分析までを行えるようになりました。円滑な店舗経営には欠かせないPOSレジですが、バーコードを活用することで業務の効率化や人件費削減に大いに貢献します。
しかし、バーコードと一口に言ってもいくつか種類があり、作成方法もそれぞれ異なるため、製品選びには注意が必要です。
本記事では、POSレジとバーコードの関係性から活用するメリット、種類、作成方法まで網羅的に解説します。また、おすすめのバーコード対応POSレジも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
POSレジとは?
POSレジとは、お客様に商品を販売した際の販売情報を蓄積・管理する「POSシステム」を搭載したレジのことです。現在のPOSレジは会計業務はもちろん、販売時点のデータの記録・集計にとどまらず、データを活用した分析や管理も行えます。分析機能を活用すれば、いつ・どの商品が・どのくらい売れているのかを把握できるため、マーケティング戦略にも役立ちます。
また、POSレジを導入すれば、スピーディな会計を実現できるので、お客様のストレスの原因にもなる「待ち時間」の短縮にも大いに貢献してくれるでしょう。
POSレジは業務効率の向上や人件費の削減、打ち間違い防止など、店舗経営に欠かせない存在となりつつあるのです。
POSレジとバーコードの関係性は?
ほとんどの商品パッケージについているのがバーコードです。商品を販売するためには、バーコードは欠かせないもので、POSレジにおいても同じことが言えます。
POSレジに搭載している「POSシステム」は販売情報を蓄積して管理するシステムのことです。商品バーコードに詳しい情報を登録しておき、POSレジで商品を販売した際に情報管理をしやすくするのです。POSレジでのバーコードの使い方は、会計時に商品バーコードをスキャナーで読み込むだけのシンプルな操作で販売できます。
その結果、会計がスムーズになり、お客様を待たせないというメリットのほか、会計時のミスが減るので、スタッフの負担も軽減されます。また、誰に・いつ・どんな商品が・どれくらい売れたのかを把握できるため、売上アップにも役立てることもできるでしょう。
バーコードスキャンの仕組みは?
バーコードを見ると、白と黒のバーで構成されています。これをバーコードスキャナで光を当て、その反射光から黒と白で構成されたデジタル信号を取り出す仕組みです。
白い箇所は光の反射が強く、黒い箇所は光の反射が弱くなる特徴があります。得られたデジタル信号からコード体系を判別し、商品のデータを連携したPOSレジに読み込むのです。
POSレジでバーコードを使うメリット
POSレジでバーコードを使うことで、店舗に多くのメリットをもたらします。具体的なメリットは以下の3つです。
- お会計がスムーズになり、スピードアップする
- お会計の際のミスが減る
- POSシステム上で各種データが一元管理・分析できるようになる
それぞれ見ていきましょう。
お会計がスムーズになり、スピードアップする
POSレジでバーコードを利用するメリットの一つは、会計がスムーズになることです。
POSレジで使用される多くのバーコードは、JANコードという8〜13桁の数字で構成されています。この8〜13桁の数字から商品を判別し、類似品でも間違いが発生することなく会計を行うことができるのです。商品バーコードには、あらかじめ商品情報が登録されているため、バーコードをスキャンするだけで商品名や価格がPOSレジ側に表示されます。
POSレジでバーコードを使うことで、会計がスムーズになり、お客様の待ち時間短縮にもつながるので顧客満足度の向上にもつながるでしょう。
お会計の際のミスが減る
POSレジでバーコードを使えば、会計時のミスが減ります。商品の価格を見ながら金額を手入力する必要がなくなるので、会計ミスの防止や業務効率の向上に繋がるのです。
新人スタッフでもベテランスタッフでもレジ業務の熟練度は関係なく、誰でもミスのない会計業務を行えるようになります。
POSシステム上で各種データが一元管理・分析できるようになる
POSレジでバーコードを使うことで、商品情報や売上、顧客情報、在庫状況などの各種データの一元管理が可能です。商品をバーコードで管理すると、「いつ・どの商品が・どのくらい」売れたのかという情報から、顧客の属性や在庫状況などの情報まで、リアルタイムで更新されます。
それらの情報を活用した分析機能を使用すれば、人気商品やセット購入されやすい商品などの傾向がわかり、売上アップに繋げることも可能です。たとえば、人気商品と売れ行きの悪い商品が把握できれば、発注を調整できたり、売り場のレイアウトを変更したりできます。
POSシステム上でデータを一元管理・分析ができるのは、店舗経営の利益を生み出す機会を与えてくれるでしょう。
POSレジでバーコードを使うタイミング
POSレジでバーコードを使うタイミングには、「商品を登録するとき」と「レジで商品データの読み込み」の2シーンが一般的です。
それぞれの使用シーンを見ていきましょう。
商品を登録するとき
まずは、商品をPOSシステムに登録するときにPOSレジでバーコードを使います。
バーコードをスキャンしたときにPOSレジ上に商品情報を表示させるためには、POSシステムに商品情報とバーコードを登録しなければなりません。
バーコードがない商品でも、商品の金額を手入力すれば会計処理は可能です。しかし、詳細な情報、いつ・どの商品が・どのくらい売れたのかなどを把握する手段はなくなります。
そのため、商品の詳細なデータを効率よく集計・分析するためにも、POSシステムに商品登録をする必要があるのです。
レジで商品データを読み取るとき(会計金額を表示)
登録した商品情報をレジで読み取るときにもバーコードが必要です。商品バーコードをスキャンすれば、POSレジ上に商品情報、会計金額を表示させることができます。
JANコード(バーコードの1種)は8〜13桁の数字で、POSシステムから販売商品に該当するJANコードを探したり、手入力したりするのは非常に効率が悪いです。
そのため、POSレジを導入する際は、商品をバーコードで管理するのは必須といえるでしょう。
POSレジで使われるバーコードの種類と作成方法
バーコードと一口に言っても、さまざまな種類があります。具体的には以下の4つです。
- JANコード
- QRコード
- UPCコード
- ITFコード
白と黒のバーで構成されているバーコードですが、全く異なるコードなのでそれぞれの違いについて見ていきましょう。
JANコード(POSコードなどとも呼ばれる)
JANコードとは、「Japan Article Number」の略称で、商品を識別するために付与されるバーコードの1種です。POSレジに商品を登録する際にも使われ、バーコードリーダーでスキャンするバーコードがJANコードです。
8〜13桁の数字で構成されており、日本で販売されているほとんどの商品に利用されています。
13桁ある数字の内容を解説すると、
- 先頭の2桁が国コード(日本は45か49)
- 国コードを含む先頭の9桁は事業者コード
- 10〜12番目の数字が商品コード
- 最後の数字がチェックデジット(バーコードに誤りがないかチェックするための数字)
という構成です。
JANコードの作成手順を見ていきましょう。
- GS1 JapanのページでGS1事業者コードの新規登録手続き
- 商品アイテムコードの設定
- チェックデジットの計算
- JANコードを印刷
注意点として、商品アイテムコードの設定時は、製品同士が被らないようにしましょう。チェックデジットの計算は、チェックデジットの自動計算入力フォームで計算することができます。
JANコードの印刷は、印刷業者に依頼して印刷を行う場合が多いです。プリンター・ソフトを用意して印刷することも可能ですが、注意点があります。
それは、印刷したJANコードがJIS規格に定められているサイズ・品質に適合しているかどうかです。適合していない場合は、JANコードが読み取られない可能性もあるので注意してください。
QRコード
QRコードは「Quick Response」の略で、直訳すると素早く読み取る・反応するといった意味があります。
1994年に現在の株式会社デンソーウェーブが開発した日本発の2次元コードです。その利便性の高さから、日本だけでなく世界中で普及しています。
QRコードの利用は手続きや費用が不要で、仕様もオープンソースで一般公開されているため、さまざまなシーンで応用されているのが特徴です。
使い方はシンプルで、専用リーダーやスマホ、タブレット端末でQRコードを読み取ることで金額や商品情報を取得できます。あらゆるシーンで応用されていますが、特にキャッシュレス決済で利用されているバーコードです。
UPCコード
UPCコードは「Universal Product Code」の略で、アメリカとカナダで使用されている統一商品コードです。日本のJANコードも、このUPCコードをもとにして作られています。
UPCには「UPC-A」と「UPC-E」の2種類が主に利用されており、「UPC-A」は12桁、「UPC-E」は8桁で構成されているのが特徴です。
UPCコードはアメリカとカナダで使用されているコードですが、日本のPOSレジでも読み取ることができます。
ITFコード
ITFコードは「Interleaved Two of Five」の略で、商品物流の標準コードとして段ボールなどに印刷されています。
世界基準のITFコードは、13桁のJANコードの先頭に物流識別コードを追加した「ITF-14」と、アドオンバージョンの「ITF-6」があります。
ITFコードには商品名や個数が登録されており、スキャンすることで箱を開けずとも中の商品の確認が可能です。
なお、商品を出荷する事業者はITFの作成が必要です。具体的な作成方法は以下を参考にしてください。
- JANコードを作成する
- 13桁のJANコードに物流識別コードを追加する
- ITFコードを印刷する
物流識別コードは、まとめて売る場合とバラ売りする場合とで付与する数字が異なります。一般的には、まとめて売る場合は0、バラ売りは1〜8の数字を付与します。
1〜8の数字を使用した場合は、新たにJANコードを作って対応する必要があるでしょう。
バーコードを使ったPOSレジ導入の流れ
ここでは、バーコードを使ったPOSレジ導入の流れを解説します。
- バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入する
- POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入する
- 商品ごとのバーコードを準備する
- バーコード情報をPOSレジに商品登録する
- 利用開始!会計でバーコードをスキャンする
①バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入する
まずは、バーコードスキャンに対応したPOSレジを導入しなければなりません。POSレジによっては、バーコード非対応の製品もあるので、バーコードに対応した製品を導入しましょう。
また、バーコードスキャンに対応しているだけでなく、自店舗の環境に合ったPOSレジが重要です。
店舗に必要な機能を明確にして、スタッフが問題なく利用できるかもチェックしておきましょう。
②POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入する
次に、POSレジで使用可能なバーコードリーダーを導入します。
POSレジごとに指定のバーコードリーダーが用意されているケースが多いです。その場合は、指定のバーコードリーダーを購入するようにしてください。
③商品ごとのバーコードを準備する
次に、POSレジで読み取りたいバーコードを準備します。市販の商品を販売する際には、バーコードが用意されている場合がほとんどのため、新たに準備しなくても問題ありません。
しかし、店舗独自の製品を取り扱う場合などは、バーコードの準備が必要です。自店舗で作成する場合は、独自採番のバーコードを作成できるインストアコードがおすすめです。
ただし、インストアコードは自社管理のPOSレジでしか使用できないので、注意しましょう。
④バーコード情報をPOSレジに商品登録する
次に、商品のバーコード情報をPOSレジに登録する作業を行います。商品のバーコードを登録しておくことで、会計時にスキャンするだけで商品情報と会計金額が表示される仕組みです。
登録作業の方法としては、
- バーコード番号を手入力する方法
- CSVデータでバーコード番号を一括アップロードする方法
- コードリーダーで登録する方法
など、いくつかあります。
前述したように、バーコードスキャンに対応していないPOSレジを選んでしまうと、手入力で登録作業を行わなければなりません。
⑤利用開始!会計でバーコードをスキャンする
商品情報をPOSレジに登録したら使用前の準備は完了です。
会計時にスキャンすれば、POSレジに商品データが表示され、集計・分析などが可能となります。
同じ商品を会計処理する場合でも、個数を入力するだけでスピーディに会計が行えます。従来の方法よりも、ミスなく効率的に会計業務を進められるようになるでしょう。
POSレジで使うバーコードリーダーの種類
POSレジで使うバーコードリーダーにも種類があります。それが以下の3種類です。
- CCD方式
- レーザー方式
- ペン方式
それぞれの種類で読み取り方も異なるので、特徴を理解して最適なバーコードリーダーを店舗に導入しましょう。
CCD方式のバーコードリーダー
CCD方式は、CCD「Charge Coupled Device」という光を信号に変換して転送する仕組みを利用して読み取る方式です。CCD方式のスキャナには、LED照明が内蔵されており、照明をバーコードに当ててその反射光から商品情報を読み取ります。
使用する周辺機器は、バーコードリーダーで読み取る「CCDタッチリーダー」や10cm程度の距離からでも読み取れる「ロングレンジCCDリーダー」などがあります。
バーコードを一度に捉えるので、スピーディに、正確に読み取ることが可能です。また、操作が簡単な点もメリットの一つといえるでしょう。
レーザー方式のバーコードリーダー
レーザー方式は、レーザー光をバーコードに当て、その反射光をセンサーで捉えて読み取る方式です。離れた距離でも読み取れるため、レーザーが届きさえすれば、数メートルもの距離でも読み取れます。
他にも、幅広・湾曲・低精度などのバーコードラベルも読み取れるのがメリットです。そのため、前述したCCD方式では読み取りづらいものでも、読み取れる場合が多いです。
デメリットとしては、「構造上、故障しやすい」「スマホの画面などに表示されたものは読み取れない」などが挙げられます。
ペン方式のバーコードリーダー
ペン方式とは、ペン型のバーコードリーダーでバーコードを読み取る方式です。ペン型には、LEDの光源と反射した光を読み取るセンサーのみ内蔵しています。
ペンを動かして読み取るため、操作には慣れが必要です。ペンを動かすスピードが速かったり、動かすスピードを操作途中で変えたりすると読み取れない場合があります。
メリットは、CCD方式やレーザー方式よりもバーコードリーダーが安価で手に入る点です。また、コンパクトかつ軽量設計のため、持ち運びにも困りません。
前述したように人によっては操作が難しく、バーコードを読み取りづらい点がデメリットといえるでしょう。
POSレジで使うバーコードリーダーの選び方は?
POSレジで使うバーコードリーダーには、「CCD方式」「レーザー方式」「ペン方式」の3種類があるとお伝えしてきました。しかし、3種類あるうちのどれを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
以下のポイントをおさえることで、製品選びに失敗しなくなります。
- 使っているバーコードの規格に対応できるかチェック
- バーコードの読み取り方式を選ぶ
- POSレジとの接続方法から選ぶ:無線接続or有線接続
- バーコードリーダーの形状から選ぶ
それぞれ詳しくみていきましょう。
使っているバーコードの規格に対応できるかチェック
まずは、1次元バーコードリーダーか、2次元バーコードリーダーか、自社で扱っているバーコードに合わせた製品を導入しなければなりません。
バーコードには、「1次元バーコード」と「2次元バーコード」の2種類があります。
1次元バーコードの代表例が「JANコード」で、2次元バーコードの代表例が「QRコード」です。
たとえば、キャッシュレス決済の導入を検討している店舗では、2次元バーコードの規格に対応した2次元バーコードリーダーを導入する必要があります。
2次元バーコードリーダーは1次元、2次元バーコードを読み取ることが可能ですが、1次元バーコードリーダーは2次元バーコードを読み取れません。
利用用途によって選ぶバーコードリーダーは異なるため、目的のものを読み取れるか事前にチェックしておきましょう。
バーコードの読み取り方式を選ぶ
バーコードの読み取り方式を選ぶ必要があります。
バーコードを読み取る方式は、
- CCD方式
- レーザー方式
- ペン方式
が挙げられます。
CCD方式やレーザー方式が使われることが多いです。コストを抑えたい場合は、ペン方式がおすすめですが、操作に慣れが必要な点には注意しなければなりません。
それぞれの特徴を改めてみていきましょう。
CCD方式
CCD方式は照明をバーコードに当てて、その反射光からバーコード情報を読み取る方式です。CCD方式は、主にスーパーやコンビニなどで普及しています。
最大15cmほど離れた距離からでも読み取れることから、「ロングレンジCCDリーダー」や「リニアイメージャー」と呼ばれることもあります。
CCD方式はバーコードを一度に捉えるので、精度が高く、スピーディに読み取ることが可能です。レーザー方式に比べて故障しにくいのもメリットです。また、スマホに表示されたバーコードを読み込めるため、幅広く対応できるのがCCD方式といえるでしょう。
レーザー方式
レーザー方式は、レーザー光をバーコードに当て、その反射光をセンサーで捉えて読み取る方式です。レーザー方式を活用したバーコードリーダーは、1次元バーコード読み取り用です。製造ラインや物流の現場で広く普及しています。
CCD方式では読み取れなかった、幅広・湾曲・低精度などのバーコードラベルも読み取れるのがメリットです。視認性が高いため、読み取り部分が見やすいのも選ばれる理由の一つです。
ただし、「構造上、故障しやすい」「スマホに表示されたバーコードは読み込めない」などのデメリットがあります。
ペン方式
ペン方式はLEDの光をバーコードに照射して、その反射光でバーコードを読み取る方式です。
バーコードの読み取りは、ペンを動かしながら読み取る必要があるため、操作には慣れが必要になります。大量の商品を扱っている店舗では、CCD方式やレーザー方式と比べてかなり時間がかかってしまうでしょう。
ペン方式も、スマホに表示されたバーコードを読み取ることはできません。
その分、構造がシンプルで導入コストが低いのはメリットです。また、コンパクトかつ軽量なので、持ち運びにも困ることはないでしょう。
POSレジとの接続方法から選ぶ:無線接続or有線接続
POSレジとバーコードを接続する方法には、「無線接続」と「有線接続」があります。
近年は、無線接続(ワイヤレスタイプ)が主流になりつつあり、多くの企業で採用されています。ワイヤレスなのでケーブルの煩わしさがないため、取り回しの自由が特徴です。
そのため、読み取り作業をスムーズに行うことができ、生産性向上に期待ができます。無線接続の中でも、Bluetooth接続できるタイプはであれば、スマホやタブレットとも接続可能です。
ただし、無線接続の場合、バッテリー切れの心配があり、充電を都度しなければならないのはデメリットといえるでしょう。
有線接続はコードがついているタイプなので、自由に持ち運びができないデメリットがあります。一方で、電池切れの心配がなく、接続環境も安定している点は大きなメリットです。
安定した接続環境を求めるのであれば、「有線接続」、持ち運びができて作業効率を上げたい場合は「無線接続」がおすすめといえるでしょう。
バーコードリーダーの形状から選ぶ
バーコードリーダーの形状から選ぶ方法もおすすめです。バーコードリーダーの形状には以下の3種類があります。
- ハンディタイプ
- 置き型タイプ
- 小型タイプ
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ハンディタイプ
以下、ハンディタイプ例
最も一般的な形状がハンディタイプです。バーコードリーダーを手に持って、商品バーコードをスキャンします。
ハンディタイプは手にフィットして持ちやすく、使いやすいのがメリットです。ただし、データの転送速度が遅い傾向があるので、その点はデメリットといえるでしょう。
置き型タイプ
以下、置き型タイプ例
置き型タイプは卓上に本体を固定して、商品バーコードを近づけて読み取るタイプです。そのため、持ち運びができない点はデメリットといえます。
一方で、片手でも読み取り操作ができるため、スムーズにレジ業務を進められるのがメリットです。
バーコードリーダーを固定して使うため、同じ場所で何度もバーコードスキャンする場合におすすめといえるでしょう。
小型タイプ
以下、小型タイプ例
小型タイプはUSBほどの大きさで、手のひらに収まるコンパクトサイズのバーコードリーダーです。
設置スペースも必要なく、持ち運べて使用できるのは大きなメリットといえます。しかし、前述した置き型タイプよりも、データの転送スピードが遅くなる傾向がある点には注意が必要です。
おすすめのバーコード対応POSレジ11選
ここからは、おすすめのバーコード対応POSレジを11製品ご紹介します。自店舗に合う製品を選ぶのが難しいときは、ぜひ参考にしてください。
スマレジ
- 業種・業態・規模問わず、あらゆる店舗で利用可能
- 高機能で使いやすいPOSレジを月額0円〜利用できる
- 必要な機能を購入してカスタマイズできる
基本のレジ機能はもちろん、売上分析や顧客管理、飲食や美容室、小売、クリニックなど、各業種に特化した機能も取り揃えています。
また、「スマレジ・アプリマーケット」から各店舗に必要な機能を自由に購入でき、カスタマイズしてスマレジをより便利にすることも可能です。
IT導入補助金の対象製品なので、初期費用を抑えて導入できます。
ショールーム体験やオンライン相談も行っているので、一度スマレジの操作感を体験してみてはいかがでしょうか。
■スマレジの製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 個人店、小規模店舗〜大規模店舗まで |
月額利用料金 | スタンダード:0円※1店舗のみ プレミアム:5,500円/月※1店舗につき レミアム プラス:8,800円/月※1店舗につき フードビジネス:12,100円/月※1店舗につき リテールビジネス:15,400円/月※1店舗につき |
導入価格例 | 112,780円〜※周辺機器代含む |
USENレジ
- IT導入補助金の対象なので導入費用を抑えられる
- 業種に合ったレジを選択できる
- 初期登録から設置作業まで全てUSENにお任せできる
USENは売上シェアNo.1を誇るタブレットPOSレジです。飲食店・理美容院・小売店・整体院に特化した4つのPOSレジアプリを取り揃えています。
各業種に必要な機能やデータ分析を標準搭載しており、店舗の課題解決に必要なサービスを提案してくれます。
初期登録から設置作業、アフターサポートまで全てUSENにお任せできるので、初めてPOSレジを導入する店舗でも安心です。
また、USENはIT導入補助金の対象製品なので、初期費用を抑えて導入できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
■USENレジの製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 飲食店、小売店、理美容院、整体院など |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 0円〜 |
導入価格例 | 180,000円〜※初期費用最大10万円OFFキャンペーン中(USENレジ FOODのみ) |
POS+(ポスタス)
- 小売店、飲食店、美容室・サロンに特化したPOSレジを用意
- 変化する状況に合わせて必要な機能を低価格で購入できる
- 365日の電話サポート
ポスタスはiPadを使用したタブレットPOSレジやオールインワンのキャッシュレス端末、セルフレジ、セルフオーダー、DM配信など、店舗に必要な最新の機能を提供しているサービスです。
小売店、飲食店、美容室・サロンに特化したシステムを提供しているため、それぞれの業種に最適な機能を利用できます。
また、店舗の経営方針や状況の変化に合わせて必要な機能を低価格で導入できるサービスもあり、長期的に安心して利用できるのも魅力です。
初期設定や設置などの導入サポートはもちろん、店舗スタッフへのトレーニングも提供していま
■POS+(ポスタス)の製品情報
タイプ | タブレット型 |
対象業種 | 小売店、飲食店、美容室・サロン |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 小売店:月額12,000円~ 飲食店(小規模店舗)月額6,000円~ 飲食店:月額12,000円~ 美容・サロン:月額12,000円~ |
導入価格例 | 要お問い合わせ |
スクエア(Square)POSレジ
- 無料でほぼ全ての機能が利用できる
- 最短で申込の当日から使用できる
- ネットショップと連携が可能
スクエアの最大の特徴は、月額費用0円でほぼ全ての機能が使える点です。導入に必要なのは、決済手数料と周辺機器代のみです。
iOSとAndroid、どちらにも対応しているので、お使いのスマホやタブレットですぐに始められます。複雑な手続きも必要なく、最短で申し込みを開始してから当日には使用可能です。
また、Squareオンラインビジネスを利用すれば、本格的なネットショップが誰でも簡単に開設でき、スクエアとの連携もできます
■スクエアの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | フリープラン:月額0円 リテールプラス:月額6,000円 飲食店プラス:月額13,000円 プレミアム:要お問い合わせ |
導入価格例 | キャッシュレス決済のみ:4,980円~ 現金決済ありの導入:92,760円~ |
Airレジ(エアレジ)
- 基本のレジ機能は0円で利用可能
- 他社提供のサービスと連携可能
- シンプルで使いやすい
Airレジは基本的な機能を月額費用0円で利用できるタブレット型POSレジです。レジ機能はもちろん、注文入力や売上管理、分析などを0円で利用できます。
グッドデザイン賞も受賞しているAirレジは、誰でも簡単に扱える操作性で、新人スタッフ・ベテランスタッフ関係なくスピーディに会計業務を行えます。
Airレジは店舗経営に役立つサービスとの連携も可能です。例えば、クラウド会計ソフトと連携すれば、Airレジの売上データを自動で連携し、帳簿入力の手間が大幅に削減できます。
■Airレジ(エアレジ)の製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模 |
月額利用料金 | 0円〜 |
導入価格例 | 83,620円〜 |
ユビレジ
- これまで全国3万店以上に導入
- シンプルで直感的な操作が可能
- 売上アップに役立つ機能が豊富
ユビレジはiPadを使用するタブレットPOSレジです。「カンタンでいちばん」というコンセプト通り、レジ機能や売上管理、顧客管理などをシンプルで直感的な操作で利用できます。
ユビレジは飲食店や小売業、サービス業などに合わせたオプション機能や豊富な連携機能があり、各業種の課題解決に便利な機能が用意されています。
ユビレジでは売上アップのために、「商品ごとの売上分析」「売上をリアルタイムに把握」「顧客属性・売上傾向の把握」などの機能があるのも魅力の一つです。
ユビレジはIT導入補助金の対象なので、初期費用を抑えながら導入することができます。
■ユビレジの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | ユビレジプレミアムプラン:6,900円/月~ |
導入価格例 | 95,700円〜 |
パワーナレッジPOS
- 整骨院や美容室・サロン経営に特化したPOSレジ
- 初期費用0円キャンペーン中
- 利益を生み出す自動集計・自動分析・自動マーケティング機能を搭載
パワーナレッジのPOSレジは、整骨院・ジム・サロン経営者に人気のWEB予約やチケット管理、顧客管理・販促機能を搭載したPOSレジシステムです。
単なるPOSシステムではなく、サロンの利益を生み出すのに必要な、自動集計・自動分析・自動マーケティング機能を標準搭載しています。
普段使用しているスマホを扱うようにタッチパネルで簡単に操作ができるのが特徴です。詳細画面へタッチ一つで切り替わるので、初めてPOSレジを利用する方でも安心して操作ができます。
■パワーナレッジPOSの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 整骨院・治療院・美容室・エステサロン・ ネイルサロン・リラクゼーション・トリミングサロン・フィットネスジム・ヨガスタジオ・その他業種 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 要お問い合わせ |
導入価格例 | 要お問い合わせ※キャンペーン中は初期費用0円 |
CASHIER(キャッシャー) POSレジ
- 1店舗から複数店舗の大規模まで対応
- 有線通信、SIM通信なので動作が安定・スピーディ
- 初期セットアップが無料
CASHIER POSはオリジナルの端末またはAndroid端末で、月額0円から利用できるクラウド型POSレジです。
マニュアルが不要の直感的な操作性で、普段使いしているスマホやタブレット感覚で利用できます。
オリジナル端末と周辺機器間は有線通信かSIM通信で接続するため、動作の安定性や処理スピードが安定しています。
CASHIER POSはIT導入補助金の対象なので、最大350万円の補助を受けられるのも特徴です。
■CASHIER POSの製品情報
タイプ | タブレット、ターミナル |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | スタータープラン:月額0円 プロフェッショナルプラン:月額4,400円 モバイルオーダープラン:月額3,000円 レンタルプラン:月額8,400円 |
導入価格例 | 128,000円~ |
STORESレジ
- ネットショップとの連携が簡単
- 月額0円で基本的な機能を使える
- キャッシュレス決済に対応
STORESレジは、ネットショップとPOSレジが一つになったPOSレジアプリです。基本的なレジ機能はもちろん、ネットショップとお店の連携も月額0円から利用できます。
STORESレジはネットショップとの連携に特化しており、商品情報を一度入力すればPOSレジ側にもネットショップ側にも反映されます。
複数店舗とネットショップの在庫が一元管理できるので、お店で商品が売れたらネットショップ側の在庫も自動でSOLD OUTにしてくれる機能が便利です。
ネットショップとリアルタイムに在庫を共有できるので、在庫の調整を行う手間がなくなります。
■STORESレジの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 小売店、飲食店 |
対象店舗規模 | 大規模店舗以外 |
月額利用料金 | フリープラン:0円スタンダード:2,980円 |
導入価格例 | 70,000円〜 |
パワーPOSクラウド
- LINEとの連携が可能
- ECサイトとの連携が可能
- ネット環境さえあればどこからでも売上を確認できる
パワーPOSクラウドはスマホで集客ができて、ECサイトとの連携も可能な最新のクラウド型POSレジです。
LINEと連携することができ、POSデータで絞り込んだ会員にLINEメッセージの配信、期間限定クーポンの発行、スマホのポイントカード化など効果的な販促ができます。
ECサイト連携では、「ネクストエンジン」や「zaiko Robot」などのEC管理サービスと自動連携が可能です。複数の店舗在庫を合計してECサイト側に反映することもできます。
■パワーPOSクラウドの製品情報
タイプ | タブレット |
対象業種 | 小売業など |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | フリー:月額0円※1店舗まで無料 スタンダード:月額7,000円※1店舗あたり プレミアム:要お問い合わせ※1店舗あたり |
導入価格例 | 要お問い合わせ |
BCPOS
- 100業種2万台以上の導入実績
- 初心者の方でも簡単な操作で利用できる
- 軽減税率にも対応
BCPOSは開発から25年の歴史があり、これまで100業種2万台セット以上の導入実績があるPOSレジです。消費税率の改正や軽減税率への対応でもバージョンアップで対応するので、安心して長く利用できます。
飲食店や小売業はもちろん、リサイクルショップや農産物直売所、薬局のNSIPS対応機能などの特殊な業態にも対応可能です。
POSシステムに必要なレジ機能、売上管理、在庫管理、顧客管理、ポイント発行などを月額5,000円〜利用できます。
■BCPOSの製品情報
タイプ | タブレット、パソコン |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
月額利用料金 | 月額制5,000円~年額制54,000円~ |
導入価格例 | 198,000円 |
バーコード読み取りのコツ|失敗したときはどうする?
バーコードリーダーで商品バーコードを読み取る際に、うまく読み取れないケースがあります。
ここでは、読み取りに失敗するよくある原因を紹介しつつ、その解決策もお伝えします。バーコード読み取りが上手くいかない際は、参考にしてみてください。
- 原因1:バーコードリーダーの角度がバーコードに合っていない
-
解決策:バーコードリーダーとバーコードの光の向きを揃える
- 原因2:バーコードリーダーをバーコードから離れすぎている
-
決策:バーコードリーダーの光がバーコード全体にしっかり当たるように近づける
- 原因3:バーコードが汚れや水滴などで隠れている
-
解決策:バーコードに付着している汚れや水滴などを取る
- 原因4:バーコードリーダーが反射光を感知できていない
-
解決策:太陽光や照明などの光がバーコードに当たらないようにする
- 原因5:上記の全てに当てはまらない
-
解決策:バーコードリーダーが故障している可能性が高いので、バーコードリーダーを交換する
まとめ
本記事では、POSレジとバーコードの関係性やバーコードを使うメリット、作成方法などを解説してきました。
POSレジでバーコードを使うことで、お会計がスムーズになり、レジ業務の効率化を図れます。
バーコードと一口に言っても、POSレジで使われるバーコードには
- JANコード
- QRコード
- UPCコード
- ITFコード
があり、中でもJANコードは日本で販売されているほとんどの商品に利用されているバーコードです。
バーコードに対応しているPOSレジは、スムーズな店舗経営に必要不可欠です。
本記事で紹介したバーコードの種類や作成方法、選び方などを参考にし、スムーズな店舗経営の実現に役立ててください。