- レジ締めの基礎知識・流れ
- POSレジのレジ締め(レジ精算)手順
- POSレジ導入によりレジ締めの課題が解決される理由
- POSレジ導入以外のレジ締めを楽にするコツ6選
POSレジを導入することで、レジ締め時間が大幅に短縮され、計算ミスなどがなくなることによるスタッフの負担軽減にもつながります。
今回の記事では、POSレジがレジ締め作業のどのような問題を解決するのか?また、レジ締めの手順やコツも解説しますので参考にしてください。
▷本記事では、レジ締めを中心に解説しています。その前にPOSレジとは何か知りたい方は下記記事をご覧ください。
そもそもレジ締め(レジ精算)とは?
レジ締めとは、一日の売上を集計した後に、POSレジ内の現金と出力したレシートの合計売上が合っているか確認する作業のことです。正確さが求められ、基本的に営業終了後に行います。
レジ締めの目的
レジ締めは、1日の売上を間違いなく確認するのが目的ですが、正確に現金の受け渡しができているかを確認するという点でも非常に重要です。
釣銭ミスをしてしまった場合は、実際にあるべき現金よりもPOSレジ内の現金が少ないという状況になってしまいます。
レジ業務において、現金は特に大切に扱う必要があり、釣銭ミスなどによってPOSレジ内の現金と出力したレシートの合計売上が異なる場合は、原因を追求して改善しなければなりません。
そのため、店舗運営においてレジ締めは非常に重要な業務です。また、翌日の釣銭をPOSレジ内に残置して、それ以外の売上を金庫や口座に移す目的もあります。
レジ締めの重要性・実施するメリットとは?
レジ締めを行うことで、POSレジ内の現金と出力したレシートの合計売上が異なる場合、迅速にその事実を見つけることができます。
近年はキャッシュレス決済が普及しており、現金以外の支払いも増えているため、伝票上の売上とPOSレジ内の現金の整合性が一目見ただけでは分かりにくいです。現金のやり取りで釣銭ミスが発生していたり、従業員による不正があったりしても気付きにくくなっています。
毎日、営業終了後にレジ締めを行えば、POSレジ内の現金と出力したレシートの合計売上との誤差が生じたとしても、そこで一旦リセットされるため従業員のミスや不正を迅速に見つけることが可能です。
レジ締めの回数を減らした場合、伝票上の売上とPOSレジ内の現金との誤差に気付くのが遅れてしまいます。また、調査期間が長期化するほど、従業員のミスや不正などの原因追求は難しくなるでしょう。
従業員が不正に手を染めている場合、一度成功してしまうと徐々に頻度が増えていく傾向にあるので、迅速に対応しなければなりません。
このように、レジ締めは従業員の不正防止効果もあります。必ず毎日欠かさず行いましょう。
また、数か月・数年の売上データを蓄積することで、そのデータをもとに分析して売上を想定することも可能です。発注数を調整したりシフト整備に活用したりすることもできます。
従来のレジスターのレジ締め(レジ精算)のやり方
ここでは、従来のレジスターのレジ締め(レジ精算)のやり方を解説していきます。
売上が出た時点が基準となります。そのため、前日のレジ締め時に残した釣銭額の確認が必要です。レジ締めの記録用紙がある場合は記録用紙を確認します。
釣銭として残す金額は毎日、同額にしておくと確認の手間を省くことが可能です
1日分のレシートを出力し、売上の合計金額を計算します。ここがもっとも時間がかかる作業です。(キャッシュレス決済のレシートも含めます)
1日の売上金額を確認後、レジ内の現金を数えます。営業中に金庫に移した現金がある場合は、移動した金庫内にある現金も加えて数えましょう。
レジ内の現金をすべて数えたら、前日の金額から引きます。その結果、算出された金額が1日の売上金額です。
レジ内の売上金額とレシートの売上金額が一致しているか確認しましょう。特に問題なければ一致します。
一致しなかった場合は計算ミスの可能性があるので、もう一度最初から計算し直さなければなりません。再度計算しても一致しない場合は、釣銭ミスや従業員による不正の可能性があります。
監視カメラを確認するなどして、迅速に原因追及をしましょう。
レシートの売上金額とレジ内の売上金額が一致していることを確認できたら、釣銭として必要な現金のみレジ内に戻します。他の現金は金庫や口座に移しましょう。なお、不足している釣銭は余分に準備する必要があります。
従来のレジスターのレジ締め(レジ精算)における課題
ここからは、従来のレジスターのレジ締め(レジ精算)における以下の3つの課題を解説していきます。
- レシートを合計して売上金額を計算するのに時間がかかる
- 釣銭ミスにより金額が合わない
- 毎日やらなければいけない
レシートを合計して売上金額を計算するのに時間がかかる
レジ締めのもっとも大きな課題は時間がかかることです。営業終了後にレシートを出力して売上金額と、レジ内の現金を数えるのは時間がかかります。
経済産業省が行なった調査によると、「レジ現金残高の確認作業」はレジ1台当たり平均25分かかっており「30分以上60分未満」が27%ともっとも多いです。また、売上データの集計には平均23分かかっており、こちらも「30分以上60分未満」が20%ともっとも多くなっています。
釣銭ミスにより金額が合わない
レジ締めは計算・釣銭ミスなどによって、金額が一致しないことがあります。そうなると、営業終了後の疲れた状態で何度も計算をしなければならず、集中できなくなり単純なミスを犯すことも少なくありません。誤差が出ないように売上を計算するのは、従業員にとって負担が大きいです。
何度計算しても誤差がでる場合は、現金の受け渡しミスが原因だと考えられます。頻繁に現金授受のミスが発生するのであれば、どの従業員がミスをしているのか追及し、しっかりと指導を行わなければなりません。
また、このようなことが頻発すると、結果的に残業時間の増加や従業員ストレスの増加につながり、離職率が高くなってしまうでしょう。
毎日やらなければいけない
レジ締めは1日の業務スケジュールとして、最後に必ず組み込まなければなりません。これは、多くの事業者にとって悩みの一つです。
基本的に営業終了後に行い、疲れた状態で行わなければならないので体力的な負担は大きいでしょう。
また、レジ締め要員を確保する必要があり、責任者が休みの場合でもレジ締めができるように、信頼できる従業員を教育しておく必要もあります。
レジ締めは大切な現金を扱う業務なので、すべての従業員には任せられないです。責任感に欠ける従業員にレジ締めをさせてしまうと、誤差がでたり、中には不正に手を染めたりする人も現れるかもしれません。
POSレジのレジ締め(レジ精算)手順や導入でレジ締めの課題が解決される理由とは
ここでは、POSレジのレジ締め(レジ精算)手順や導入で、レジ締めの課題が解決される理由を解説していきます。
そもそもPOSレジとは?
POSレジとは、Point of Saleの略で、販売時点情報管理システムです。お客様に商品を販売した際に発生する現金のやり取りなどの情報を、販売した時点で記録・集計できるレジのことです。その他、記録・集計したデータを基にさまざまな角度からの分析や管理もできます。
POSレジには、売上分析機能の他、顧客管理機能・在庫管理機能なども備わっており、複数店舗で集計・記録したデータをリアルタイムで統合することが可能です。そのため、各店舗の売上管理を一元化できます。
従来のレジスターとの大きな違いは、リアルタイムで「いつ」「どこで」「どんな商品が」「どのようなお客様に」売れたのかを集計・管理・分析できるか否かです。従来のレジスターは、会計に特化した機能しかありませんでした。そのため、売上分析機能などの機能が備わっていません。
POSレジであれば、リアルタイムで売上情報を記録・集計し、さまざまな分析が可能です。そのため、店舗運営において非常に重要なツールとなっています。
POSレジでのレジ締め手順は?
ここからは、POSレジでのレジ締めの手順を開設していきます。
ここは、従来型レジスターと同じ流れです。、売上が出た時点が基準となります。そのため、前日のレジ締め時に残した釣銭額の確認が必要です。レジ締めの記録用紙がある場合は記録用紙を確認します。釣銭として残す金額は毎日、同額にしておくと確認の手間を省くことが可能です。
POSレジの場合は、売上情報がリアルタイムで更新されていくので、自動的に伝票上の売上やキャッシュレス決済の売上、レジ内の現金の金額を計算可能です。従来型レジスターのように売上金額を手作業で計算する必要はありません。
また、レジ内の現金を項目ごとにレジに打ち込めば、伝票上の売上と照合してレジ誤差を表示してくれます。そのため、レジ締め時間を短縮でき、従業員のストレスも軽減可能です。
ここは、従来型レジスターと同じ流れです。1日の売上金額を確認後、レジ内の現金を確認します。営業中に金庫に移した現金がある場合は、移動した金庫内にある現金も加えて数えましょう。
レジ内の現金を確認したら、前日の金額から引きます。その結果、算出された金額が1日の売上金額です。
POSレジが会計金額を自動計算してくれるので、レジスターの時に比べて違算は減少します。POSレジ導入により、バーコードスキャンやハンディシステムが実装されている場合は、会計金額が自動計算されるので、釣銭ミスも減り、結果的に過不足を減らすことが可能です。
ここは、従来型レジスターと同じ流れです。レシートの売上金額とレジ内の売上金額が一致していることを確認できたら、釣銭として必要な現金のみレジ内に戻します。他の現金は金庫や口座に移しましょう。なお、不足している釣銭は余分に準備する必要があります。
POSレジでレジ締めの課題が解決される理由
ここでは、POSレジでレジ締めの課題が解決される理由を解説していきます。
①レジ締めの各工程で業務効率化が図られる
POSレジはリアルタイムで販売情報を集計可能です。レジ締めの際は、1日の合計売上が自動計算されるので、手作業でひとつずつ計算する必要がありません。計算ミスによるレジ内の現金と売上金額の誤差も基本的には生じないので、レジ締め時間を大幅に短縮できます。
②レジ締め時間が全体的に短縮する
先述した通り、POSレジを活用することで正確かつ迅速にレジ締めが可能です。そのため、レジ締めにかかる時間を大幅に短縮できます。残業時間の削減にもつながり、従業員のストレスも軽減できるので、離職率の低下にもつながるでしょう。
POSレジのレジ締め以外のメリットとは?
POSレジには、レジ締めの効率化以外にもさまざまなメリットがあります。主に、以下のようなメリットがあり、店舗運営において欠かせないツールです。
- 多店舗の管理ができる
- 商品の見直しに役立つ
- 従業員の不正防止
- 人件費削減効果
- 顧客満足度の向上
多店舗の管理ができる
POSレジには複数店舗管理機能が備わっているものもあります。複数店舗展開していると、売上管理が大変になりますが、店舗ごとのデータを一元化でき、リアルタイムで売り上げ状況を把握可能です。
商品の見直しに役立つ
商品が「いつ」「どこで」「どんな商品が」「どのようなお客様に」購入されたかをリアルタイムで把握できるので、売れ筋商品・死に筋商品の判別ができます。データを基に、売れ筋商品の在庫切れを防いだり、死に筋商品を在庫処分して他の商品を仕入れたりすることも可能です。
従業員の不正防止
POSレジは使用ログが残るので、いつ・誰がレジを操作したのかが分かります。そのため、従業員による不正を防止可能です。
人件費削減効果
POSレジは従来のレジスターよりも素早く会計ができ、レジ締め時間も短縮できるので、業務時間を短縮可能です。また、日別・時間帯別の売上状況なども把握できるので、混雑しない時間帯の人員を減らして人件費を削減することもできます。また、POSレジをセルフレジ化することで、さらに人件費を削減可能です。
顧客満足度の向上
POSレジを活用することで、データをもとに商品ラインナップを調整でき、会計もスムーズに行えるので顧客満足度の向上が期待できます。自動釣銭機と連動させて利用すれば釣銭ミスも生じなくなるので、金銭授受のミスによるトラブルなども防げるでしょう。
▷POSレジのメリットが理解でき、導入を検討してみたいという方は下記の記事をご覧ください。
POSレジ導入以外のレジ締めを楽にするコツ6選も紹介
ここでは、POSレジ導入以外のレジ締めを楽にするコツ6選を紹介していきます。主に、以下のような対応を取ることで、レジ締めを効率的に行うことが可能です。
- レジ締め記入用紙やアプリを活用する
- お札は10枚ずつ束ねる
- 小銭は50枚ずつまとめて袋やコインケースに入れておく
- 正しいお金の数え方をする
- キャッシュドロアの仕切りを活用して異なる種類の小銭が混ざらないようにする
- スタッフ向けのレジ締めマニュアルを作成する
レジ締め記入用紙やアプリを活用する
アプリを活用することで効率的にレジ締めを行うことが可能です。記入用紙を活用する際は、手書きではなく、エクセルなどで表を作成して行ったほうがいいでしょう。それぞれ硬貨・紙幣の枚数を入力すれば自動的に合計金額が表示されます。
ただし、エクセルを使う場合はレジの近くにパソコンを置く必要があるので、アプリのほうが効率的でしょう。
お札は10枚ずつ束ねる
レジ締めの際に、もっとも時間を要するのは現金を数える作業です。そのため、隙間時間でお札を10枚ずつまとめておくと、レジ締めのとき数えるのが楽になります。
事前に準備をしておくことで、結果的にレジ締めの時間を短縮できるのでおすすめです。
小銭は50枚ずつまとめて袋やコインケースに入れておく
硬貨を数えるのも時間がかかります。小銭の場合は、10枚ずつではなく50枚単位でまとめておくと後から計算しやすいです。市販のコインケースはほとんどが50枚単位で収納できるようになっているので、管理しやすくなります。
正しいお金の数え方をする
初歩的なことですが、正しい数え方でお札を数えることも時短やミスを減らすために大切なポイントとなります。
以下が基本的なお札の正しい数え方です。
- お札を横向きに持ち、左手の薬指と中指の間に挟む
- 右手で下から上に半分程度折りたたむ
- 左手はそのままで右手で1枚ずつお札を数えていく
以下で動画解説が見れるので参考にしてください。
キャッシュドロアの仕切りを活用して異なる種類の小銭が混ざらないようにする
キャッシュドロア内に異なる硬貨が混ざっていると、まずはそれを振り分ける作業から行わなければなりません。そのため、硬貨が混ざらないようにする必要があります。
一般的に、キャッシュドロアのなかには仕切りがついており、硬貨を種類ごとに収納することが可能です。どこに何を入れておくか決めておけば、振り分ける作業を省けます。
スタッフ向けのレジ締めマニュアルを作成する
レジ締めのやり方が担当者によって異なると、効率が悪いです。最初から手順を統一しておくことで、引継ぎもかんたんに行えます。そのため、レジ締めマニュアルを作成して、レジ締めを担当する従業員に周知しておくといいです。
過不足を無くしてよりレジ締めを楽にしたいなら自動釣銭機の導入も
POSレジの導入によってレジ締めは効率的になりますが、それでも過不足が発生することがあります。しかし、自動釣銭機も導入することで釣銭が自動計算されて出金されるので、金銭授受の正確性が高まり、過不足をなくすことが可能です。
そもそも自動釣銭機とは?
自動釣銭機とは、POSレジと連動して自動的に現金の入出金を行う機器です。通常のキャッシュドロアには備わっていない以下のような機能が搭載されており、導入することでよりレジ締め業務が効率的になります。
- レジ内現金在高の自動計数機能
- お釣りの自動計算機能
- 残置運用機能 など
現金管理のセキュリティレベルも強化されるので、安心して運用することが可能です。
▷自動釣銭機の基礎知識についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
自動釣銭機でのレジ締めのやり方は?
自動釣銭機を活用した基本的なレジ締め方法は以下の通りです。
通常のレジと同様、前日のレジ締め金額を確認します。
自動釣銭機は必ずPOSレジと接続して利用するので、ここはPOSレジと同様の流れです。1日分の売上金額はPOSシステムが自動で記録しています。
レジ内の現金合計額を自動釣銭機で確認します。自動釣銭機に搭載されているディスプレイに現金残高が表示されるため、この工程は瞬時に終えることが可能です。
自動釣銭機は基本的に釣銭間違いがないため、レシートの売上金額とレジ残高は問題なく一致します。釣銭は自動的に計算されるので、釣銭ミスが起きません。ただし、詳しくは後述しますが、釣銭優先運用だと、完全にミスはなくならないです。
最後に現金回収と釣銭補充を行いますが、自動釣銭機は残置運用が可能です。そのため、現金回収・釣銭準備は毎日する必要はありません。
小売店や飲食店などでは、1日の売上金額から翌日の釣銭を用意する必要があります。そうなると、店舗の運用資金が余分に必要ですが、自動釣銭機の大容量収納を活用することで、翌日の釣銭を自動釣銭機内に残す残置運用に切り替えることが可能です。釣銭準備金を別で用意する手間を省くことができ、店舗の運用資金を圧縮できます。
自動釣銭機でレジ締めの課題が解決される理由
ここでは、自動釣銭機でレジ締めの課題が解決される理由を解説していきます。
①レジ内の現金在高が一目でわかるようになる
自動釣銭機を導入することで、ディスプレイに現金在高が表示されるので、一目で合計金額を把握可能です。手作業で数える必要がなく、自動で正確に算出されるのでレジ締め時間を短縮できます。
②釣銭ミスがなくなり過不足で困ることがなくなる
自動釣銭機を活用することで基本的には釣銭ミスがなくなり、過不足が出なくなりますが、釣銭優先運用だと、完全に釣銭ミスを無くすことはできません。
釣銭優先運用の場合、お客様から預かった会計金額は、そのまま自動釣銭機に入金しません。その前に、預り金を連携しているPOSレジに入力します。その後、入力金額に応じて自動で釣銭が出金される仕組みです。入金優先運用よりも素早く釣銭が出てきて、1人あたりの会計時間を短縮できますが、預かり金を手打ちするため、ここで入力ミスが起きる可能性があります。そのため、打ち間違えに気をつけなければ、レジ締め時に誤差が生じてしまうのです。
一方、入金優先運用は、お客様から預かった現金はそのまま自動釣銭機に入金するので、その後、出金された釣銭をお客様に渡せば会計完了です。預り金を手打ちする必要がなく、自動釣銭機が自動計算して釣銭を出すので、正確性が高くなります。
③レジ締めを毎日やらなくてもよくなる
自動釣銭機は残置処理ができ、売上管理が正確になるので、店舗の考え方にもよりますがレジ締めを毎日行う必要はありません。基本的にレジ締めは営業終了後に行うということもあり、従業員の負担が大きいです。そのため、レジ締めを毎日やらなくても済むメリットは大きいでしょう。
おすすめのPOSレジや自動釣銭機をチェック
ここでは、おすすめのPOSレジ・自動釣銭機を紹介していきます。
おすすめPOSレジ3選
まずは、おすすめPOSレジ3選を紹介していきます。
スマレジ|株式会社スマレジ
スマレジでは非常に人気のタブレット型POSレジです。iPadで直感的な操作ができ、機能も豊富なのでつかいやすいでしょう。
スマレジでは「自動締め処理」の設定ができます。これは、取引に対する『締め日の登録』を自動で行なう機能です。自動で締め処理を行なってくれるので、効率が良く、締め忘れを防止することができます。
もちろん、手動で締め処理を行うこともでき、1日の売上を任意のタイミングで行うことが可能です。
POS+(ポスタス)|ポスタス株式会社
POS+は、飲食店・小売店・サロンに特化した機能を備えたPOSレジを提供しており、さまざまな業種・業態で活用可能です。オプション機能も豊富で、たとえば飲食店であればモバイルオーダーやキッチンディスプレイなどを導入することで、効率的に業務を行えます。
また、会計の際はデータが自動的にサーバに上がるので、レジ締め作業や売上報告などの作業時間を削減可能です。こちらも人気POSレジのひとつなので検討してみるといいでしょう。
BCPOS|株式会社ビジコム
BCPOSは製品バリエーションが豊富で、周辺機器とのセット販売も行っています。機能も充実しており、複数店舗管理機能もあるので、店舗管理を一元化可能です。
また、BCPOS は販売と同時に日報計算・在庫調整・ポイント計算などを行っているため、在高計算 ( 売上から、釣銭準備金を差し引く計算 を行うだけでレジ締め業務をスムーズに終えることが可能です。自動釣銭機と連動させれば、 金種の枚数カウントは自動取得されるので在高計算の業務も省けます。
▷上記以外のおすすめPOSレジが気になる方は下記の記事をご覧ください。
おすすめ自動釣銭機3選
続いて、おすすめの自動釣銭機3選を紹介していきます。
グローリー300シリーズ|グローリー株式会社
グローリー300シリーズは、自動釣銭機のなかでも導入数が多く、人気の自動釣銭機です。自動釣銭機機内の現金在高は、自動で計算されてディスプレイに表示されます。
運用中にトラブルが発生しても、エラー解除ガイダンスを標準搭載しているので安心です。また、履歴参照機能で釣銭機の稼動・操作履歴を素早く把握できます。 装置監視機能では、釣銭機に関する操作を監視してログとして記録し管理できるので、セキュリティレベルも高いです。
つりペイ君|旭精工株式会社
つりペイ君は小型の自動釣銭機で、一般的な自動釣銭機の価格相場より安いです。自動釣銭機の導入価格総額の相場は120万円程度ですが、つりペイ君は80万円~90万円程(※リテール市場価格)度と国内最安値で導入できます。
硬貨投入口や硬貨受け取り口には抗菌加工がされており、LCDタッチパネルにも抗菌保護フィルムが貼り付けられているので衛生的です。
ただし、つりペイ君は紙幣還流機能がないので、1日の利用客が多い店舗には適していません。1日の客数が300人を超える場合は店舗での利用が難しいため、他の自動釣銭機を導入したほうがいいでしょう。
ECS-777|富士電機
ECS-777は、硬貨部のCSC777と紙幣部のCSB777、2つの機器から構成されている自動釣銭機です。充実した機能を備えており、デザイン性にも優れているので店舗の景観を損ねることもありません。
精査機能が備わっており、自動釣銭機内の現金を再計数できるため、点検業務や現金棚卸業務を効率的に行えます。もちろん、レジ締めも素早く正確に行うことが可能です。
▷上記以外のおすすめ自動釣銭機が気になる方は下記の記事をご覧ください。
まとめ
レジ締めは店舗運営において非常に重要な作業です。しかし、基本的に営業終了後に行うことが多く、レジ締め担当の負担は大きいでしょう。
今回の記事で解説したように、POSレジや自動釣銭機を導入することで、レジ締め作業を大幅に効率化することが可能です。
今回の記事の内容を参考に、POSレジ・自動釣銭機の導入を検討してみるといいでしょう。