最新のPOSレジは勤怠管理機能が搭載されており、給与計算やシフトの作成、管理などを効率よく正確に行えるシステムとして注目されています。
全ての企業で勤怠管理が行われていますが、特に近年は働き方改革の推進により、重要度が増しています。
しかし、従業員の給与計算や出退勤の記録、管理などの勤怠管理は、タスクの多い業務です。
勤怠管理の効率化を図るために、POSレジの勤怠管理機能でどんなことができるのか
気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、POSレジの勤怠管理について、何ができるかやメリット、デメリット、をどこよりも詳しく、わかりやすく解説しています。
勤怠管理ができるおすすめのPOSレジも紹介していますので、製品選びの参考にしてください。
▶まずはPOSレジとは何かから知りたい方は下記の記事をご覧ください。
勤怠管理とは?
勤怠管理とは、企業が従業員の就業状況を「適正」に管理する業務全般のことです。
管理する就業状況には、以下のような情報が挙げられます。
- 出退勤時間
- 休憩時間
- 出社日数
- 有給休暇
具体的には、タイムカードや勤怠管理システムを利用して、上記の情報を記録・管理を行うものです。従業員が増えれば増えるほど、従業員の就業状況を管理するのは大変になり、負担がかかります。
近年の働き方改革の推進により、有給休暇の取得が義務付けられた影響で、企業はより適正な勤怠管理が求められているのです。
就業管理との違いは?
就業管理とは、従業員の業務開始時間や終業時間、休憩時間などを統一することです。従業員全員が平等な働き方であり、労働基準法に沿って働ける環境を管理します。
一方の勤怠管理は、従業員の労働時間や残業時間、休憩時間などを管理することです。
似ているようで違う意味を持つので、間違えて解釈しないようにしましょう。
勤怠管理の目的|なぜ重要とされるのか?
近年問題視されているブラック企業。極端な長時間労働や残業代、給与などの未払いなど労働基準法に違反している企業が少なからず存在します。
一方で適正な勤怠管理を行っている企業は、労働基準を遵守しているともいえます。そのため、勤怠管理は従業員を適正に雇用し、経営が行われている証明をする目的もあるのです。
また、働き方改革によって時間外労働の上限が設けられたり、有給休暇の取得が義務化されたりと厳しくなっています。労働時間以外にも、給与が正しく支払われているかも重要な問題です。
労働基準法に違反すれば、厳しい罰則が科されます。適正な勤怠管理を行えば、企業としての信頼性が上がり、残業が減ることで従業員満足度も向上するでしょう。
勤怠管理は労働基準法を遵守し、従業員満足度を上げるためにも重要な業務なのです。
勤怠管理で記録しておく必要がある項目
勤怠管理では、以下の項目を記録しておかなければなりません。
出退勤時刻 | 出退勤時刻は1分単位で記録します。出退勤時刻は労働を「開始」した時刻から換算されます。 |
休憩時間 | 労働基準法により、1日の労働時間が6時間を超える場合は45分の休憩時間が必要です。8時間以上は1時間以上の休憩時間をとる必要があります。 |
労働時間 | 出勤時刻から退勤時刻までの時間から、休憩時間を差し引いた時間です。勤務中に中抜けした場合は、その分の時間を差し引きます。 |
出勤日 | 1ヶ月の出勤日数を記録します。具体的にどの日に出勤したかも記録しておかなければなりません。 |
欠勤日 | 主に体調不良や家庭の事情で欠勤した日を記録します。有給休暇や産前産後休暇、育児休暇などは欠勤日に該当しません。 |
休日出勤日 | 労働基準法では週に1日、もしくは4週間に4日の休日が義務付けられています。休日だった日に出勤し、基準を満たせない場合が休日出勤です。休日出勤日は35%以上の割増賃金を支払わなければなりません。 |
時間外労働時間 | 1日8時間以上、1週間で40時間以上働けば、時間外労働時間として扱われます。時間外労働に対しては25%の割増賃金を支払わなければなりません。 |
深夜労働時間 | 午後10時から翌日の午前5時までの間に労働した時間のことです。深夜労働に対しては25%の割増賃金が支払われます。また、残業が長引いて午後10時を過ぎた場合は、時間外労働と深夜労働の両方に該当しているため、合計50%の割増賃金を支払わなければなりません。 |
年次有給休暇日数 | 年次有給休暇は雇ってから半年経過した時に付与され、以降は1年経過ごとに付与されます。勤怠管理では、どの日に有給休暇を使ったのか、有給休暇の残日数を正確に把握しておく必要があるのです。 |
POSレジ(POSシステム)でも勤怠管理ができる!主な機能は?
POSレジでも勤怠管理は行えます。一般的な勤怠管理システムの多くが、オフィスワークの企業を対象に開発されているのに対して、POSレジの勤怠管理機能は店舗ビジネス(飲食店、美容室など)で使いやすい設計となっています。
小規模なお店であれば機能として十分なものが搭載されているので、別途勤怠管理システムを入れる必要もなくコスト削減につながります。
ただし、オプションで別途費用の追加が必要になったり、勤怠管理機能が使えないPOSレジもあるため、製品選びの際は注意が必要です。
POSレジ勤怠管理の主な機能
ここでは、POSレジで利用できる勤怠管理の主な機能を紹介します。具体的な機能は以下のとおりです。
※製品によって機能に差があるのでご注意ください。
出退勤管理 | 出退勤時に画面をタッチするだけで打刻できます。(タブレットPOSに限る) 製品によっては、場所にとらわれずにアプリや管理画面から出退勤を記録可能です。 |
シフト管理 | アプリから簡単にシフト作成ができる機能です。アプリ上で従業員にシフトの共有ができ、シフトのうみゃ勤務予定時間などが従業員、管理者にもわかりやすく表示してくれます。 |
休暇管理 | 有給休暇や振替休日などを細かく管理できる機能です。労働基準法に基づいた有給休暇を入社日から自動計算して、付与してくれる機能もあります。 |
労務アラート | 残業時間や遅刻回数などの上限を会社ごとに規定し、通知してくれる機能です。システムが自動で監視・警告を行うので、36協定や社内規定の違反を防止できます。 |
変形労働時間制 | 1週間・1ヶ月などの一定期間内において、所定労働時間を配分できる制度に対応した機能です。閑散期と繁忙期の所定労働時間を分けたいときにも役立ちます。 |
給与計算 | 勤怠管理をもとに自動で給与を計算してくれる機能です。時給・日給・月給や、時間外手当、休日出勤にも対応して計算してくれます。 |
年末調整 | 年末調整をWEBで完了できる機能です。紙のやり取りなど、面倒な事務作業が激減します。 |
どれがおすすめ?POSレジ以外の勤怠管理方法との違いやメリット・デメリットを比較!
勤怠管理の方法はPOSレジ以外にも、紙やタイムカード、エクセル、専用の勤怠管理システムなどさまざまあります。
効率よく勤怠管理を行いたいのであれば、専用の勤怠管理システムかPOSレジで勤怠管理を行うのがおすすめです。
ここでは、各勤怠管理方法の概要とメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
- 紙で勤怠管理
- タイムカードで勤怠管理する
- エクセルで勤怠管理する
- 専用の勤怠管理システムで管理する
- POSレジで勤怠管理する
紙で勤怠管理するメリット・デメリット
出退勤時間など記録しなければならない項目が書かれた紙に、従業員が手書きする方法です。出退勤時刻は、従業員の自己申告による簡易的な管理になります。
紙で勤怠管理するメリット
紙で勤怠管理する最大のメリットは、導入コストがかからないことでしょう。
紙とペンさえあれば勤怠管理が行えるので、タイムカードの機械や、勤怠管理システムにかかる導入コストを抑えたい場合に便利です。
紙で勤怠管理するデメリット
前述したように導入コストがかからないメリットはありますが、管理するのに非常に手間がかかります。
出退勤記録が記載された紙を集計し、各従業員の労働時間・日数などから給与を算出しなければなりません。電卓などで計算するため、非効率な方法になってしまい、人的ミスも発生しやすくなるのもデメリットです。
また、従業員の自己申告で出退勤時刻を記載するため、不正に気づきにくいのも問題です。そもそも紙では保管が乱雑になりやすく、紛失するリスクもあります。
導入コストは抑えられますが、効率性や紛失、不正のリスクなどから、専用の勤怠管理システムかPOSレジで勤怠管理を行うのがおすすめといえるでしょう。
タイムカードで勤怠管理するメリット・デメリット
タイムカード方式には、紙製のものとICカード式のものがあります。
紙製のタイムカードは、打刻機に紙のタイムカードを差し込むと、カードに自動で時間が打刻されます。
ICカード式は、従業員が携帯している社員証や交通系ICカードなどをカードリーダーに読み込ませることで打刻できる仕組みです。タイムカードで勤怠管理を行えば、労働時間を分単位で管理できるようになります。
タイムカードで勤怠管理するメリット
紙のタイムカードのように、不正される心配がありません。タイムカードに時刻が印刷されるため、確実に打刻機の前にいたことが証明できます。
ICカード式であれば、記録されたデータはそのままパソコンに送信され、労働時間の合計や残業時間、深夜労働なども自動計算してくれます。
わざわざ集計して計算する手間が省けるのは大きなメリットといえるでしょう。
タイムカードで勤怠管理するデメリット
紙のタイムカードの場合、集計するためにカードを集めて管理する手間があります。また、日ごとの出退勤時刻を記録する機能だけなので、タイムカードに記載されている労働時間の合計を算出しなければなりません。
ICカード式の場合は、集計・計算を自動化できるメリットがある一方で、導入に手間がかかるのがデメリットです。
ICカード式はデータで管理するため、セキュリティにも注意する必要があります。情報漏洩やデータ紛失などのリスクがあるのはデメリットといえるでしょう。
エクセルで勤怠管理するメリット・デメリット概要や方法の解説
前述したタイムカードと合わせて勤怠管理を行う方法です。
集めたタイムカードを見ながらExcelの管理表に入力していきます。
関数で自動計算ができるようにしておけば、紙やタイムカードのみの勤怠管理よりも手間がかかりません。
エクセルで勤怠管理するメリット
Excelの関数を利用することにより、手書きと比べると正しく計算され、手間が少なく済みます。
従業員ごとのExcel管理シートを作成すれば、誰がどの日に、どれくらい働き、どの日に休んだのかも管理しやすくなるでしょう。パソコンとエクセルだけで勤怠管理が導入できるので、導入コストが低いのもメリットです。
エクセルで勤怠管理するデメリット
Excelでの勤怠管理では、計算は関数で自動化できますが、タイムカードからは手入力で行うため、ミスが発生するリスクがあります。手入力の時点でミスをすれば、給与計算も間違うことになるでしょう。
また、今後の法改正により、時間外労働や深夜労働、休日出勤などが変わるかもしれません。変更があるたびに新しい基準に合わせてExcelの計算式を変えなければならないのはデメリットといえます。
専用の勤怠管理システムやPOSレジの勤怠管理機能は、数字を見ながら手入力する必要がないのでおすすめです。
専用の勤怠管理システムで管理するメリット・デメリット
勤怠管理システムは、パソコンやスマホなどを用いて専用アプリやWebページから打刻を行い、専用のシステムでデータを自動処理できる方法です。
シフト制にも対応しており、従業員がスマホでシフトの希望日や勤怠申請を行えるシステムもあります。
専用の勤怠管理システムで管理するメリット
勤怠管理システムはICカードや指紋認証などで打刻を行うものが多く、不正が行えない仕組みです。
従業員の勤怠データは自動で記録・計算されるので、従業員の負担を軽減し、ヒューマンエラーを防げます。
シフト管理に対応している勤怠管理システムでは、シフトパターンを登録しておけば、シフト作成が簡単に行えるのもメリットです。
クラウドで管理できる勤怠管理システムもあり、社内だけでなく社外で働く従業員が使えるものもあります。テレワークで働く従業員や、外回りが多い従業員などに対応したい企業にはおすすめです。
専用の勤怠管理システムで管理するデメリット
勤怠管理システムのデメリットは、導入コストがかかることでしょう。料金プランは提供するメーカーによって異なりますが、従業員の人数に応じて料金が決まるプランもあります。
セキュリティ面でのリスクも考慮しなければなりません。常に最新のOSを使用し、セキュリティソフトを導入することでリスクを最小化できるでしょう。
POSレジで勤怠管理するメリット・デメリット
POSレジとは、お客様に商品を販売した際に生じる販売データを記録・集計するシステムを備えたレジのことです。
レジ機能以外にも、販売管理や顧客管理、分析管理など多彩な機能を備えています。勤怠管理機能に対応したPOSレジを導入することで、勤怠管理機能を使えるようになります。
POSレジで勤怠管理するメリット
POSレジで勤怠管理を行う最大のメリットは、別途専用の勤怠管理システムを導入することなく高度な勤怠管理ができるようになる点です。コストの削減や導入負担の軽減につなげられます。
また、データをPOSシステムに集約できるので、管理負担の軽減も可能です。
出席簿やタイムカード、Excelなどを用意する必要がなく、操作も簡単なので人事総務の負担を軽減できるのもメリットです。手入力する必要がなくなるため、ヒューマンエラーも発生しません。
POSレジの勤怠管理は不正にも強く、なりすましや書き換えなどの不正防止にも役立ちます。
また、複数店舗を経営している場合にも活用できます。POSレジの勤怠管理は複数店舗とデータを共有することができるため、画面上で多店舗の出勤状況を確認可能です。
急に従業員が欠勤になっても、人手に余裕がある多店舗からスムーズに応援を頼めるようになるでしょう。
POSレジで勤怠管理するデメリット
POSレジで勤怠管理を行うデメリットは、セキュリティ面と通信トラブルによるリスクです。
POSレジはインターネット接続して使用するため、サイバー攻撃などのリスクがあります。セキュリティ強化のためにも、最新のOSを利用し、セキュリティソフトの導入が必要です。
また、通信トラブルが発生すると、一時的にPOSレジが使えなくなります。その場合は、紙やExcelなどで対応すると良いでしょう。
トラブル時の対応で混乱しないように、あらかじめ対応方法を決めて従業員に共有しておくのが大切です。
勤怠管理方法の違いまとめ
ここまで紹介した勤怠管理方法を比較したうえで、どの方法を選べば良いのでしょうか。結論、「POSレジで勤怠管理するか」、「専用の勤怠管理システムを利用する」のがおすすめです。
勤怠管理方法ごとのメリット・デメリットを下表にまとめました。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
紙 | ・導入コストが低い | ・管理に手間がかかる ・ヒューマンエラーが発生しやすい ・不正に気づきにくい ・紛失のリスクがある |
タイムカード | ・不正されにくい ・計算する手間が省ける | ・紙の場合はカードを集めて管理する手間がある ・ICカード式は導入に手間がかかる ・セキュリティ面でリスクがある |
Excel | ・関数を利用すれば計算は自動化する ・導入コストが低い | ・手入力の際にミスが発生しやすい ・法改正に合わせてExcelの計算式を変える必要がある |
専用の勤怠管理システム | ・不正が発生しにくい・ヒューマンエラーを防げる・シフト作成が簡単に行える・社外でも利用できる | ・導入コストがかかる ・セキュリティ面でリスクがある |
POSレジで勤怠管理 | ・不正に強い ・勤怠データを1つに集約できる ・勤怠管理システムとレジが同時に導入できる ・操作が簡単 ・ヒューマンエラーが発生しにくい ・複数店舗でも利用できる | ・セキュリティ面でリスクがある ・通信トラブルで一時的に機能が使えなくなるリスクがある |
上表を見てもわかるように、POSレジで勤怠管理するか、専用の勤怠管理システムを利用する方がメリットが多いです。
POSレジの勤怠管理や勤怠管理システムは、他の方法に比べて効率よく管理が行え、ヒューマンエラーも発生しにくくなっています。他の方法だと、長い時間をかけて労働時間の集計や給与計算を行い、ミスが発覚すると一からやり直さなければなりません。
適正な勤怠管理は、労働基準法の遵守に必須です。適正な勤怠管理を行うためにも、POSレジの勤怠管理か、専用の勤怠管理システムを利用することをおすすめします。
勤怠管理ができるPOSレジ7選
ここでは、勤怠管理ができるPOSレジ7選を紹介していきます。
製品紹介の前に、前提情報として、POSレジで勤怠管理を行う場合、「POSレジ自体に勤怠管理機能が搭載されているタイプ」と「POSレジに関連システムを連携させて勤怠管理するタイプ」の2通りがあります。
「POSレジに関連システムを連携させて勤怠管理するタイプ」では、POSレジ製品名×関連勤怠管理システムの製品名と表記しています。
- Square(スクエア)POSレジ×Square スタッフアプリ
- スマレジ×スマレジ・タイムカード
- POS+(ポスタス)×POS+ time recorder
- USENレジ×USEN TIMECARD
- Airレジ(エアレジ)×Airシフト
- サロンアンサー
- POSレジ FreePOSシリーズ
Square(スクエア)POSレジ×Square スタッフアプリ
■おすすめポイント
- 追加料金なしで勤怠管理を利用できる
- リモートで出退勤できる
- 月額費用無料でほとんどの機能が利用可能
■紹介文
スクエアは、月額費用無料でほとんどの機能が利用できるPOSレジです。導入に必要なのは、対応するスマホ・タブレット、周辺機器だけです。
勤怠管理の利用にも追加費用はかかりません。Square スタッフアプリを従業員のiPhoneまたはAndroid端末にダウンロードすることで利用できます。スクエアの勤怠管理では、出退勤の記録や勤務時間とシフトの閲覧、休暇申請、週の給与額の閲覧などを行えます。
アプリで全て管理できるので、従業員の勤怠管理がしやすくなり、POSレジ周辺の混雑を解消できるのも魅力的です。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | キャッシュレス決済のみの場合:4,980円~ 現金決済ありの場合:92,760円~ |
POSレジ月額料金 | ・フリー月額0円 ・リテールプラス月額6,000円 ・飲食店プラス月額13,000円 ・プレミアム(※追加する機能による) |
勤怠管理導入価格 | 無料 |
勤怠管理月額料金 | 無料 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
対象業種 | 汎用 |
スマレジ×スマレジ・タイムカード
■おすすめポイント
- 機能充実度No.1
- クラウドで勤怠管理ができる
- アクティブ店舗数38,000店舗以上に利用されている
■紹介文
スマレジは、機能充実度No.1のタブレットPOSレジです。基本的な機能はもちろん、飲食店や小売、クリニックなど専門店に特化した機能も幅広く揃えています。
スマレジの勤怠管理は、クラウド勤怠管理システムの「スマレジ・タイムカード」を連携させることで利用可能です。出退勤などの勤怠情報を記録・管理するだけでなく、勤怠情報を利用した給与計算や休暇管理、シフト作成・管理などがスムーズに行えます。
写真撮影時に笑顔を自動で検知し、打刻する機能を搭載。社内、店内が明るい雰囲気になります。
スマレジは当サイトが選ぶおすすめPOSレジランキングでも1位に輝くイチオシ製品です。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 112,780円〜※周辺機器代含む |
POSレジ月額料金 | ・スタンダード:0円※1店舗のみ ・プレミアム:5,500円/月※1店舗につき ・プレミアム プラス:8,800円/月※1店舗につき ・フードビジネス:12,100円/月※1店舗につき ・リテールビジネス:15,400円/月※1店舗につき |
勤怠管理導入価格 | 0円〜 |
勤怠管理月額料金 | ・スタンダード:0円 ・プレミアム:2,420円 ・プレミアムプラス:4,840円 |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 個人店、小規模店舗〜大規模店舗まで |
POS+(ポスタス)×POS+ time recorder
■おすすめポイント
- サポートの手厚さがトップクラス
- 顔認証・パスワードで不正防止
- 小売店・飲食店・美容・サロンのニッチなニーズにも対応
■紹介文
ポスタスは、小売店、飲食店、美容室・サロンのそれぞれに特化した機能を搭載したPOSレジです。お店のニーズや規模に合わせてプランを選択することで、導入コストを最小限に抑えられます。
サポートの手厚さはトップクラスです。初期設定から設置は全て専門スタッフにお任せでき、導入後は駆けつけサポートに対応しています。
ポスタスの勤怠管理システム「POS+ time recorder」は、勤怠・シフト管理を効率化するだけでなく、顔認証による打刻やスマホからの勤怠申請などに人気のサービスです。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 要お問い合わせ |
POSレジ月額料金 | ・小売店:月額14,000円~ ・飲食店(小規模店舗)月額6,000円~ ・飲食店:月額14,000円~ ・美容・サロン:月額14,000円~ |
勤怠管理導入価格 | 無料 |
勤怠管理月額料金 | 無料 |
対象業種 | 小売店、飲食店、美容室・サロン |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
USENレジ×USEN TIMECARD
■おすすめポイント
- 飲食店、小売店、理美容院、整体院に特化したPOSレジを用意
- シフト作成や出勤状況はパソコンやスマホがあればどこからでも確認可能
- 打刻時に端末のカメラで撮影要求ができる
■紹介文
USEN レジは飲食店、小売店、理美容院、整体院それぞれに特化したタブレットPOSレジです。専門スタッフによる設置サポートや操作トレーニング、導入後のアフターサポートなどサポートが手厚いのが特徴です。
勤怠管理は、USEN TIMECARDを打刻管理するタブレットやスマホにダウンロードするだけで始められます。
クラウド管理なので、シフト作成や出勤状況などをどこからでも閲覧できるのが特徴です。打刻時に端末のカメラで撮影要求することもでき、なりすまし打刻の不正を防止できます。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 180,000円〜 |
POSレジ月額料金 | 9,980円~ |
勤怠管理導入価格 | 要お問い合わせ |
勤怠管理月額料金 | 要お問い合わせ |
対象業種 | 飲食店、小売店、理美容院、整体院など |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
Airレジ(エアレジ)×Airシフト
■おすすめポイント
- 月額費用0円でほとんどの機能が利用できる
- クラウド管理なので、複数店舗の勤怠を一括管理可能
- 出退勤打刻機能は無料で使い続けられる
■紹介文
Airレジは月額利用料0円でほとんどの機能が利用できるPOSレジアプリです。シンプルで誰でも使える操作性が特徴で、新人スタッフ・ベテランスタッフ関係なく利用できます。
Airレジの勤怠管理システム「Airシフト」は、Webサイトからアカウント登録し、従業員はアプリを連携させるだけで利用開始が可能です。
クラウドタイムカードシステムなので、複数店舗の勤怠を一括管理できます。書き換えなどの不正打刻も防止可能です。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 83,620円〜 |
POSレジ月額料金 | 0円〜 |
勤怠管理導入価格 | 0円〜 |
勤怠管理月額料金 | 0円〜 |
対象業種 | 汎用 |
対象店舗規模 | 全ての規模に対応 |
サロンアンサー
■おすすめポイント
- 直感的でわかりやすいデザイン
- 勤怠管理を標準搭載
- ボタンひとつで勤怠管理が可能
■紹介文
サロンアンサーは理美容業界歴25年のノウハウから生まれた、シンプルな操作性とデザインが特徴のPOSシステムです。
レジ機能はもちろん、予約管理や売上管理、WEB予約など基本機能は全てカバーしています。勤怠管理は標準搭載しており、すぐに使えます。
タイムレコーダーは、出退勤、外出や再入時などに従業員の名前を選んでボタンを押すだけです。簡単に勤怠管理が行えるようになります。
時間外労働や深夜労働などに関しても、個々の勤務シフトをもとに自動計算して1ヶ月の出勤簿を印刷できるのも便利です。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 130,000円 |
POSレジ月額料金 | 9,800円〜 |
勤怠管理導入価格 | 0円 |
勤怠管理月額料金 | 0円 |
対象業種 | 理美容サロン |
対象店舗規模 | 多店舗サロンから小規模サロン |
POSレジ FreePOSシリーズ
■おすすめポイント
- 短期レンタルプランあり
- 1店舗から複数店舗まで一元管理が可能
- 大きく見やすいタッチパネル操作で初心者でも問題なく使用できる
■紹介文
FreePOSシリーズは飲食・小売などに対応したPOSレジシステムで、これまで3,000店舗以上に導入してきた実績があります。高品質なPOSレジを短期レンタルも可能なので、イベント・催事などの利用にも向いています。
FreePOSシリーズは誰でもすぐ使えるように、大きくて見やすいタッチパネル操作が可能です。シンプルな設計でPOSレジ初心者でも簡単に使えます。
1店舗から複数店舗まで一元管理ができ、レジ締め後の集計にかかる負担を軽減できるのも特徴の一つです。
■製品情報
POSレジ導入価格例 | 要お問い合わせ |
POSレジ月額料金 | ・据え置き型FreePOS:月額8,000円(税抜)~ ・タブレット型FreePOS:月額4,000円(税抜)~ |
勤怠管理導入価格 | 0円 |
勤怠管理月額料金 | 0円 |
対象業種 | 飲食店・小売店など |
対象店舗規模 | 小規模〜中規模 |
勤怠管理ができるPOSレジを選ぶときに見るべきポイント
勤怠管理ができるPOSレジは製品数が多く、どれを選べばよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。ここでは、POSレジ選びに失敗しないために、見るべきポイントを5つ解説します。
- 勤怠管理以外のお店の求める機能はPOSレジにそろっているか
- 勤怠管理機能の使いやすさやスペックはどうか
- 価格(導入費用・月額料金)はどうか
- サポート体制はどうか
- 操作性・使いやすさはどうか
勤怠管理以外のお店の求める機能はPOSレジにそろっているか
まずは、自店舗が求める機能がPOSレジに備わっているか確認しましょう。お店の業種・業態・規模によっても選ぶPOSレジが違ってきます。
例えば、飲食店の場合
お店に必要な機能が搭載されているPOSレジを選ぶと良いでしょう。また、POSレジを店舗で活用していくうちに、「こんな機能も追加したい」と思う場面があるかもしれません。必要な機能を自由に追加できるPOSレジもあるので、拡張性の良さも考慮して選びましょう。
ちなみに機能の充実度で他社を圧倒しているのはスマレジです。理由としてスマレジでは「スマレジ・アプリマーケット」というサービスで、店舗に必要な機能を自由に購入して利用でるからです。
勤怠管理機能の使いやすさやスペックはどうか
勤怠管理機能の使いやすさやスペックを確認しておくのも大切です。製品によっては、「中小規模向け」「大規模向け」など得意な範囲が異なります。
企業の規模が大きくなればなるほど、企業の就業規則は複雑化するものです。
「打刻修正には上司の承認が必要」「有休付与のルール」など、それぞれの企業で就業規則があるでしょう。
使いやすさは最低限必要な要素として、特殊な勤務形態や特別休暇、複雑な申請などに対応したスペックを持つPOSレジを選ぶ必要があります。
価格(導入費用・月額料金)はどうか
POSレジの導入費用は周辺機器代金含め20〜30万円、月額利用料金は0〜2万円が相場です。
POSレジ導入にかかる費用はもちろんのこと、勤怠管理機能の導入費用や月額料金の有無も確認しておくのは大切です。勤怠管理機能が標準搭載されているPOSレジは複数ありますが、中には別途月額料金を支払って導入する製品もあります。
必要な機能やスペックなどを考慮して、コスパに優れている製品を選びましょう。
サポート体制はどうか
勤怠管理機能ができるPOSレジを選ぶ際は、サポートが充実しているか確認するのも大切です。
POSレジがトラブルで一時的に稼働できなくなると、店舗運営に重大な影響が出てしまいます。
また、勤怠管理機能を利用していると、管理画面の使い方や各種設定方法などがわからず困ることもあるでしょう。
サポートの対応内容や対応可能時間を確認し、疑問点やトラブルへの対応を迅速に行ってくれるメーカーを選んでおくと安心です。
操作性・使いやすさはどうか
POSレジは日常業務で欠かせないものなので、従業員がストレスなく使えるかは店舗運営において非常に重要となります。
ポイントは、「直感的な操作ができて、誰でも使えるか」です。いくら機能が充実していて高性能でも、操作が複雑だと業務効率が下がる可能性があります。誰でも使いやすいPOSレジを導入すれば、レジトレーニングにかかる教育コストも抑えられるでしょう。
POSレジを提供するメーカーの中には、デモ利用やショールームで体験できるものもあります。
例えば、スマレジのショールーム体験やAirレジのサービスカウンターで体験が可能です。体験サービスなども利用し、現場で使えそうか確認すると良いでしょう。
結局おすすめの勤怠管理機能付きPOSレジはどれ?お店のニーズ別に紹介
ここまで勤怠管理機能付きのPOSレジの選び方を解説してきましたが、結局どの製品がおすすめなのでしょうか。
結論から言うと、ほとんどのお店は「スマレジ×スマレジ・タイムカード」をおすすめします。
飲食店の経営分析を行いたい場合は、「POS+ time recorder」が良いでしょう。
以下では、おすすめする理由について解説します。
迷ったら0円〜始められるスマレジ・タイムカードがおすすめ!
スマレジ・タイムカードをおすすめする理由は、機能や価格の安さ、サポート体制など総合的にみてバランスの良いサービスだからです。
クラウド勤怠管理のスマレジ・タイムカードは、アプリやWEBから出退勤ができるため、いつでもどこでも勤怠打刻ができます。テレワークや外回りが多い営業職でも、現場から出退勤が行えるのは魅力です。
また、連携するPOSレジアプリのスマレジもおすすめできる理由の一つです。スマレジは全タブレットPOSレジのなかでも、当サイトおすすめNO.1の製品です。
「他社にできてスマレジにできないことはない」と言えるほど機能が充実しています。機能の充実度以外にも、価格の高さやサポート品質の良さ、操作性の高さなど、どれを取っても最高水準です。
製品選びに迷ったら、スマレジ・タイムカードを選ぶと良いでしょう。
飲食店の経営分析までつなげたいならPOS+ time recorderがおすすめ!
飲食店の経営分析を行いたい店舗であれば、POS+ time recorderがおすすめです。
人件費データをPOS+ foodやPOS+ assistと連携することで、以下のようなことが行えます。
- 労働生産性を表示(POS+ food)
- FL比率を表示(POS+ assist)
POS+ foodと人件費データとの連携で、スタッフ1人あたりの労働生産性を確認できます。労働生産性を把握できれば、業務プロセスや業務フローを見直すことができ、利益向上に繋げられるでしょう。
POS+ assistに人件費データを連携させれば、FL比率(F=food(原価、材料費)とL=Labor(人件費が売上高に占める比率)の確認が可能です。例えば、複数店舗を経営している場合、売上データと勤怠管理データをもとに、全ての店舗のFL比率を割り出し、人件費の一元管理ができます。
POS+ time recorderをうまく活用すれば、健全な経営戦略を立てることも可能になるのです。
飲食店の経営分析まで行いたい店舗は、POS+ time recorderを検討してみてはいかがでしょうか。
専用タイプのおすすめ勤怠管理システムもチェック
ここでは、POSレジと連携せずに利用できるおすすめ勤怠管理システムを紹介します。
ジョブカン
ジョブカン勤怠管理は、このシステム1つで勤怠管理業務に必要な機能が全て揃っており、シンプルな操作性で初めて利用する方でもすぐに使いこなせるクラウド勤怠管理システムです。
導入実績はシリーズ累計20万社を突破し、「ITトレンド年間ランキング2022」では1位に選ばれた実績があります。
0円から始めることができ、必要な機能だけを自由に追加して利用できるので、低コストで導入できるのが魅力です。
また、変形労働・フレックス・裁量労働などの勤務形態はもちろん、所属・雇用形態ごとに細かい設定、運用ができます。30日間の無料お試しプランもあるため、一度使用感を試してみてはいかがでしょうか。
Touch On Time
Touch On Timeはこれまで49,000社、293万人が利用する市場シェアNo.1のクラウド勤怠管理システムです。
初期費用は0円で、企業のさまざまな就業規則に対応しています。独自開発のタイムレコーダーにより、パソコン不要の手軽さで誰でも簡単に打刻が可能です。
勤怠管理の事務処理が楽になり、業務改善やコスト削減などさまざまな効果が期待できるでしょう。
導入前には30日間の無料お試し期間を設けているので、「思っていたものと違う」といったミスマッチを防げます。
Fooding Journal
Fooding Journalは、飲食店業務に必要な機能を全て搭載した管理システムです。クラウド一元管理ができる勤怠管理機能で、流動的な店舗業務における勤怠管理を効率化します。
別途タイムレコーダーを用意する必要はなく、お使いのパソコンやタブレットで打刻が可能です。
Fooding Journalで勤怠実績を管理すれば、自動で時給計算された人件費が算出できるため、毎日の売上高に対する人件費を確認できます。
人件費コントロールへの意識が高まり、迅速な対応が取れるようになるでしょう。
勤怠管理の注意点・ポイント
ここでは、勤怠管理を行う上で注意しなければならないポイントを解説します。
- パート・アルバイトスタッフがいる場合
- 扶養控除内で勤務しているスタッフがいる場合
- スタッフの契約形態が多様な場合
パート・アルバイトスタッフがいる場合
パートやアルバイトを雇っている場合、給与計算が複雑になるので注意が必要です。
正社員とは違い、働く日数や労働時間がそれぞれ異なり、勤怠管理にミスが起きやすくなります。
深夜労働で発生する割増賃金と昼間の時給、週末の時給と平日の時給など、シフトによっても異なるでしょう。
特に手入力などで勤怠管理する場合はミスが発生しやすいので、POSレジの勤怠管理や専用の勤怠管理システムを使うことをおすすめします。
扶養控除内で勤務しているスタッフがいる場合
扶養控除内で勤務しているスタッフがいる場合は、勤務時間や出勤日数を適切に管理しなければなりません。
一定の収入を超えたくないスタッフには、「給与が扶養控除を超えそうになったら声をかける」「残業の日があれば休日を増やす」など、出勤日数や時間の調整を求められるでしょう。
スタッフの契約形態が多様な場合
正社員だけでなく契約社員など、スタッフの契約形態が多様な場合も勤怠管理が複雑化しやすいです。
企業の勤務形態に合っていない勤怠管理システムを導入していない場合、勤怠管理に時間がかかり、集計が正確に行えない可能性もあります。
それぞれの働き方に合わせて始業・終業時刻を正確に記録し、給与計算に反映できる勤怠管理システムの導入を検討する必要があるでしょう。
まとめ
本記事ではPOSレジで勤怠管理を行うメリットやデメリット、おすすめの勤怠管理システムを紹介してきました。
勤怠管理は従業員を適正に雇用し、労働基準法を守る意味でも重要な業務の一つです。そのため、勤怠管理は間違いがないように、正確に行わなければなりません。
勤怠管理は、紙やタイムカード、Excelなどさまざまな方法がありますが、効率よく正確に行いたいなら、POSレジの勤怠管理か専用の勤怠管理システムの利用を強くおすすめします。
適正な労働環境の構築だけでなく、事務作業の手間を軽減できるなど、多くのメリットがあります。
もし製品選びに迷っている場合は、機能や価格の安さ、サポート体制など総合評価の高いスマレジ・タイムカードがおすすめです。POSレジで勤怠管理を行う場合は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。