自動釣銭機はさまざまなメーカーから提供されていますが、そのなかでもトップクラスに人気なのがグローリー社が提供している「グローリー300」です。しかし、具体的に何が理由で人気なのか分からないという方も多いでしょう。
今回の記事は、グローリー300の特徴・価格・操作マニュアルを解説していきますので、導入を検討している方は参考にしてください。
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自動釣銭機グローリー300シリーズとは?
自動釣銭機のグローリー300シリーズは、硬貨釣銭機のRT-300・紙幣釣銭機のRAD-300・包装硬貨管理機のWD-300の3つの機器から構成されている自動釣銭機です。業界初の4.3インチカラーディスプレイを搭載しており、機内残高やトラブル時の復旧ガイダンスなどがリアルタイムで表示されます。
その他にも、担当者交代機能や現金管理機モードなど、運用する上で役立つ機能が揃っているため、非常に使い勝手がいいです。グローリー300のメリット・デメリットには以下のようなものがあります。
グローリー300のメリット
- 担当者交代時に使用時間中のエラー発生や違算の有無などをその場で確認できる
- エラー解除ガイダンスを標準搭載している
- 履歴参照機能で釣銭機の稼動・操作履歴をすぐに把握可能
- 装置監視機能で釣銭機に関する操作を監視してログとして記録し管理できる
- 左右置き換えが自在ができるため使用環境に合わせたレイアウトが可能
グローリー300のデメリット
- つりペイ君など、より価格が安い自動釣銭機がある
- 1日の客数によってはオーバースペックになる場合がある
本体価格 | 845,000円~ |
導入価格例 | 1,000,000円~ |
対象業種 | 汎用、スーパーなど客数の多い流通小売でも利用可 |
対象店舗規模 | 小規模~大規模で利用可 |
サイズ | 硬貨つり銭機 RT-300260(W)×540(D)×130(H)mm ※突起部を除く紙幣つり銭機 RAD-300220(W)×540(D)×130(H)mm ※突起部を除く包装硬貨管理機 WD-300480(W)×535(D)×65(H)mm ※突起部を除く、スペーサーを含む |
メーカー名 | グローリー株式会社 |
自動釣銭機グローリー300シリーズの特長・メリット
ここでは、自動釣銭機グローリー300シリーズの特長やメリットを解説していきます。
- 視認性が高い4.3インチカラーディスプレイが搭載されている
- 釣銭ミスがなくなる
- レジ締めが早く終わるため残業時間を短縮可能
- 1回あたりの会計時間を大幅に短縮できる
- 釣銭機の稼働・操作履歴を素早く把握できる
視認性が高い4.3インチカラーディスプレイが搭載されている
グローリー300には、機内残高やトラブルが起きた際に復旧ガイダンスが表示される4.3インチのカラーディスプレイが標準搭載されています。そのため、さまざまな情報をリアルタイムで把握することが可能です。
また、カラーで表示されるため視認性が高くなっており、一目で表示内容を確認できます。トラブル発生時は、エラー解除方法がディスプレイにアニメーションで表示され、画面に従って操作すればスムーズに復旧可能です。
釣銭ミスがなくなる
自動釣銭機グローリー300を導入することで、釣銭の渡し間違えを防ぐことが可能です。お客様もしくはレジ従業員が会計金額を投入後、約2.7秒でお釣りが自動的に排出されます。
レジの操作に慣れているレジ従業員よりも早くお釣りを用意でき、なおかつ正確なので釣銭ミスによるトラブルも防止可能です。
また、会計がスムーズに進むのでお客様のレジ待ち時間を短縮でき、レジ付近の混雑を緩和することもできます。
釣銭ミスがなくなることで、レジ締めも素早く正確に行えるでしょう。
レジ締めが早く終わるため残業時間を短縮可能
自動釣銭機機内の現金残高は、自動的に計算されてディスプレイに表示されます。そのため、従来のレジのように手作業で時間をかけて確認する必要がありません。
釣銭は自動的に金額が排出されるので違算が減り、レジ締め時間を短縮可能です。結果的に、残業時間の短縮にもつながるでしょう。
また、グローリー300には担当者交代機能が備わっているため、レジスタッフが交代する際に機内残高を確認する運用にしている場合、素早く機内残高を把握できるので、素早く交代できます。
1回あたりの会計時間を大幅に短縮できる
グローリー300を導入することで、会計時間を従来のレジを使用した場合より大幅に短縮可能です。そのため、1人のレジ従業員が対応できる人数を増やすことができます。
お客様1人あたり5秒程度は短縮できるので、1日の営業時間を考えると大幅に会計時間を短縮でき、多くのお客様の会計を行えるため売上アップも期待できるでしょう。また、お客様の待ち時間も短縮できるので、顧客満足度向上も期待できます。
釣銭機の稼働・操作履歴を素早く把握できる
グローリー300には、履歴参照機能が備わっています。取引内容や動作状況などといった釣銭機の稼働履歴を必要に応じて確認できるため、万が一トラブルが発生しても素早く状況を把握可能です。
また、装置監視機能も備わっており、装置内部や収納庫の開け閉めなどの釣銭機に関する操作を監視でき、ログとして記録・管理ができます。この機能があることで、不正を防止でき、釣銭機を厳正に管理できるため、店舗の運営者は安心して運用することが可能です。
自動釣銭機グローリー300シリーズのデメリット
続いて、グローリー300シリーズのデメリットを解説していきます。
- お店によってはより安い自動釣銭機がおすすめの場合がある
お店によってはより安い自動釣銭機がおすすめの場合がある
グローリー300シリーズはPOSレジと導入した場合、約100万円の費用が必要なので決して安くありません。そのため、導入ハードルが高いです。
グローリー300ほどの高い性能・機能性を必要としない場合は、他メーカーの製品を検討してもいいでしょう。次項で、グローリー300シリーズ以外のおすすめ自動釣銭機を紹介しますので参考にしてください。
グローリー300のデメリットが気になる方におすすめの製品
以下で紹介する富士電機ECS-777とつりペイ君は、グローリー300シリーズよりも安価で導入可能です。予算的にグローリー300シリーズが厳しい場合は、こちらの自動釣銭機の導入を検討してみるといいでしょう。
グローリー300より若干低価格で導入可能な富士電機ECS-777
富士電機ECS-777はBCPOS接続で導入すれば、総額99万円~・月額0円なので、グローリー300よりわずかに低価格で導入可能です。また、入出金口のLEDライトなどグローリー300にはない魅力があります。ただし、大型のタッチパネルディスプレイは搭載していません。
最安を求めるならつりペイ君
つりペイ君は、80万円~90万円程度(※リテール市場価格)で導入できるため、一般的に120万程度する自動釣銭機より大幅に低価格です。硬貨投入口や硬貨受け取り口には抗菌加工がされており、LCDタッチパネルにも抗菌保護フィルムが貼り付けられています。
ただし、紙幣還流ができないのでスーパーなど客数の多い流通小売店での利用は厳しいでしょう。
▶上記以外のおすすめ自動釣銭機を知りたい方は下記の記事をご覧ください。
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自動釣銭機グローリー300シリーズの製品仕様
以下の表では、グローリー300シリーズの各機器の製品仕様を紹介しています。
硬貨つり銭機 RT-300の製品仕様
サイズ | 260(W)×540(D)×130(H)mm ※突起部を除く |
取扱金種 | 国内発行貨現行6金種 ※変形硬貨・記念硬貨を除く |
収納容量 | 500円硬貨:約105枚、100円・10円・1円硬貨:各約160枚、50円・5円硬貨:各約120枚 |
投入口容量 | 約50枚(100円硬貨換算) |
投出口容量 | 約50枚(100円硬貨換算) |
取込速度 | 約6枚/秒 |
投出速度 | [一括出金時]約2.7秒/1取引(999円最小構成枚数) |
ディスプレイ | 4.3インチカラーディスプレイ |
質量 | 約22kg ※電源部を除く 電源部:約2kg |
使用電源 | AC100V±10V(50/60Hz) |
紙幣つり銭機 RAD-300の製品仕様
サイズ | 220(W)×540(D)×130(H)mm ※突起部を除く |
取扱金種 | 日本銀行券現行4金種 |
収納容量 | 一万円紙幣:100枚、五千円・二千円紙幣(選択式):100枚、千円紙幣:200枚、回収カセット:200枚、リジェクトボックス:20枚 |
投入口容量 | 最大20枚 |
投出口容量 | 最大10枚 |
取込速度 | 約2.5枚/秒 |
投出速度 | 約2.7秒/取引(9,000円最小構成枚数) |
質量 | 約14kg |
包装硬貨管理機 WD-300
サイズ | 480(W)×535(D)×65(H)mm ※突起部を除く、スペーサーを含む |
質量 | 約13kg |
自動釣銭機グローリー300シリーズと接続可能なPOSレジ一覧
自動釣銭機グローリー300シリーズと接続可能なPOSレジは以下の通りです。
- スマレジ
- Airレジ
- BCPOS
- USENレジ
- POS+
- Okageレジ
- ポスモコ
- Salon Answer
- POSCO
- CLEAR POS
- FoodFrontia(NEC)
導入前に知っておきたい自動釣銭機グローリー300シリーズの使い方
ここでは、導入前に知っておきたい自動釣銭機グローリー300シリーズの使い方を解説していきます。
グローリー300シリーズの会計での使い方
グローリー300シリーズはPOSレジと連携させることで、預り金や釣銭金額を確認して会計を行うことが可能です。
POSレジで商品バーコードをスキャンし、請求金額を提示後、お客様もしくはレジ従業員が自動釣銭機へ現金を投入します。その後、自動釣銭機から自動的に計算された釣銭が排出されるので、お客様が自分で受け取るか、もしくは従業員が手渡しして会計は完了です。
グローリー300シリーズのレジ締めのやり方
グローリー300シリーズのレジ締めの基本的なやり方は以下の通りです。
- 前日のレジ締め時に機内に残した金額を確認する
レジ締めは、その日の売上が最初に発生した時を基準に行うため、前日のレジ締め時に残した金額を確認しなければなりません。なお、売上合計にはキャッシュレス決済の売上も含みます。
- 1日の売上金額を算出する
POSレジと連携させていれば自動的に、正確な1日の売上金額が計算されているため、手間と時間をかけて計算する必要はありません。
- 機内の現金をディスプレイで確認する
次に、機内残高を確認します。グローリー300シリーズはディスプレイが搭載されているので、一目で機内残高を把握可能です。
- 売上金額と機内残高が一致しているかチェックする。
1日の売上金額と機内残高が一致しているか確認します。自動釣銭機の場合、釣銭ミスはほぼ起きないので、一致しないという状況になることは少ないでしょう。
- 店舗の運用に応じて現金回収と釣銭補充を行う。
グローリー300シリーズには残置運用機能が備わっています。そのため、現金回収と釣銭準備を行う必要はありません。残置運用機能は、その日の売上金と翌日の釣銭準備金を自動的に仕分けできる機能で、非常に便利です。
グローリー300シリーズの両替方法
両替の際は、両替機能を使用します。基本的な両替方法は以下の通りです。
- グローリー300シリーズ本体のディスプレイで「両替」を選択する
- 両替したい紙幣または硬貨を本体の投入口に投入する
- ディスプレイに両替金種が自動表示されるので、「▲」「▼」で金種を選択し、「増」「減」で枚数を変更して「確定」を選択する
- 両替金が払いだされたら完了
このように、グローリー300シリーズでは両替もスムーズに行うことが可能です。
グローリー300シリーズの釣銭補充方法
グローリー300シリーズで釣銭補充を行う際は、基本的に以下の手順で補充します。
- グローリー300本体ディスプレイを操作して「補充」を選択
- 投入口から補充する現金を入れる
- 投入し終わったら「終了」を選択して完了
なお、グローリー300シリーズの現金収納容量は以下の通りです。
- 500円硬貨:約105枚
- 100円・10円・1円硬貨:各約160枚
- 50円・5円硬貨:各約120枚
- 一万円紙幣:100枚
- 五千円・二千円紙幣(選択式):100枚
- 千円紙幣:200枚
- 回収カセット:200枚
- リジェクトボックス:20枚
グローリー300シリーズの現金回収方法
グローリー300シリーズの現金回収方法は以下の通りです。
- グローリー300本体に管理者キーを挿し込み「管理モード」にし、ディスプレイの「回収」を選択する
- ディスプレイの「▲」「▼」を操作して「個別回収」に合わせて「決定」を選択する
- 再度「▲」「▼」を操作して回収する金種に合わせて決定を選択する
- トレイに排出された硬貨を回収する
- 紙幣の場合は選択した金種をすべてカセット内に収納する
- カセット内に収納した後は管理者キーをRAD-300に挿し込み「保守モード」に戻す
- セット抜取キーを回してカセットを取り出す
- 空のカセットを元の状態に戻してディスプレイの「終了」を選択する。
自動釣銭機グローリー300のトラブル対処マニュアル
ここでは、自動釣銭機グローリー300シリーズのトラブル対処マニュアルを紹介していきますので参考にしてください。
トラブル対処マニュアル①グローリー300で過不足・違算が起きる
グローリー300は基本的に過不足や違算は起きませんが、釣銭優先運用の場合や紙幣・硬貨の詰まりによって過不足が起きることがあります。
釣銭優先運用の場合は、預り金をお客様から受け取った後にレジ従業員が金額をPOSレジに入力し、 お客様に釣り銭を渡して、会計完了後に預り金を自動釣銭機に投入する流れです。この場合、スムーズに会計を行うことができますが、預り金を入力する際に、入力ミスや計算ミスが発生する可能性が高くなります。
そのため、正確性を重視するのであれば入金優先運用がおすすめです。入金優先運用はお客様が支払う金額を自動釣銭機へ投入し、自動的に払い出される釣銭をお客様に渡すため、預り金の入力ミスが起きません。
また、紙幣や硬貨詰まりが原因で過不足が生じた場合は、無理に詰まった現金を取り出そうとするのではなく、以下の手順で対処しましょう。
硬貨詰まりの場合
- グローリー300本体の硬貨排出部分にある鍵穴に管理キーを挿す
- 管理キーを「保守」側にに回す
- 管理キーを「保守」側に回しながら手前に引き出す
- 硬貨の搬送路を開き、詰まっている硬貨を取り出した後、元に戻す
紙幣詰まりの場合
- グローリー300本体の紙幣排出部分にある鍵穴に管理キーを挿す
- 管理キーを「保守」側に回す
- 管理キーを「保守」側に回しながら紙幣部を手前に引き出す
- 異物除去シートをめくって、緑のハンドルを1つ取り外した後、取り外しガイドを取り外す
- 紙幣レバーを開いて、ハンドルを取り付ける
- ハンドルを回せば紙幣が排出される
トラブル対処マニュアル②グローリー300にお札・硬貨が詰まる
一度に大量の紙幣・硬貨を投入した場合や折れた紙幣を投入した際は、自動釣銭機が詰まってしまう可能性があります。その場合は、以下のように対処しましょう。
紙幣詰まりの場合
- 管理キーを【保守】に回し、紙幣部を引き出す
- 緑のハンドルを取り付けて回し、紙幣・ゴミを取り除く
- 紙幣・ゴミを取り除いた後、ハンドルなどを元の状態に戻す
- リセットボタンを押して完了
なお、ディスプレイに「リジェクト部に残留紙幣があります」と表示された場合は、リジェクト部の紙幣を取り除きましょう。リジェクト部は、管理キーを挿して回しながら開けることができます。
硬貨詰まりの場合
- 管理キーを保守にして硬貨部を引き出す
- 緑のハンドル【7】を回して、開けた【4】から硬貨・ゴミを取り除く
- リセットを押して完了
トラブル対処マニュアル③グローリー300ににゴミや異物を混入させてしまう
グローリー300を運用中に、ゴミなどの異物を混入させてしまうケースがあります。たとえば、外国紙幣を投入してしまった場合は、以下の手順で取り出すことが可能です。
- 管理キーを保守にして硬貨部を引き出す
- ディスプレイに表示されるガイダンスに従って硬貨をすべて取り出す
- 硬貨部を元の状態に戻す
- リセットを押して完了
トラブル対処マニュアル④グローリー300にお札が入らない
お札が入らない原因としては、汚損金・折れた紙幣・リジェクト紙幣である可能性が考えられます。無理に投入しようとすると詰まってしまうので、適切に対処しましょう。
お客様が汚損金を使用して投入できない場合は、別の紙幣を用意してもらうか、キャッシュレス決済で対応しなければなりません。また、人の皮脂によって入らなくなっていることもあるため、乾いた布で紙幣を拭くことで投入できる可能性があります。
グローリー300の収納容量が満杯で投入できない場合は、機内残高を確認した上で両替機能を利用して、紙幣・硬貨を取り出さなければなりません。
トラブル対処マニュアル⑤グローリー300とPOSレジの接続にエラーがある
グローリー300とPOSレジの接続エラーが起きた際、多くの場合はネットワークのエラーが原因です。
この場合は、以下の手順でPOSレジと自動釣銭機の再起動を試してみてください。
- POSレジを再起動
- 一度レジ端末の電源を切って再び電源をつける
- 一度自動釣銭機の電源切って再び電源をつける
上記の手順を実行しても改善しない場合は、ケーブル類に原因があるかもしれないので、以下の2点を試してみましょう。
- 自動釣銭機の後ろ側に接続されているケーブルを一度外して挿し直す
- 変換機のLANケーブルと電源ケーブルを一度外して挿し直す
トラブル対処マニュアル⑥グローリー300で精査が点灯したときの対処法
運用中に発生した何かしらのエラーによって、機内の釣銭が不確定状態になるケースがあります。その場合、POSレジ側で現金違算が起きる可能性があるため、グローリー300側で精査を行わなければなりません。
グローリー300で精査が点灯する主な原因は以下の通りです。
- 払い出しの際、リジェクト紙幣が発生したとき
- 計数時の選別に失敗したとき
- 払い出しの際、紙幣・硬貨詰まりが起きたとき
- エラー対処目的以外で収納部を開いたとき
これらが原因で機内残高が不確定状態になった際は、精査ランプが点灯すると覚えておきましょう。
精査ランプが点灯した場合は、以下の手順で対処します。
- 「精査」ボタンを選択する
精査ランプの点灯を確認したら「精査」ボタンを押します
- 機内残高の再計算を行う
精査ボタンを押すとグローリー300が機内残高を再計算し、その後、以下のどちらかの結果が出ます。
・「正常稼働中」と表示されればこれで終了です。
・在高不確定状態と表示された場合は、在高不確定金の回収が必要になります。さらに対処を進めなければなりません。
- 機内残高不確定金を回収する
グローリー300を管理キーで開きます
- 「回収」ボタンを押して現金を回収します
グローリー300の「回収」ボタンを押し、在高不確定と判断された現金を回収しましょう。
- 回収した現金を補充する
グローリー300を「補充」に切り替えて回収した現金を再度投入します。
- 問題なければ対処完了
グローリー300に補充した金額に問題がなければ「終了」ボタンを押します。
- 精査ランプが消える
問題なく対処できればグローリー300の精査ランプが消えます。
グローリー300とグローリー380の違いは?
グローリー社からは、グローリー300の他にもグローリー380が提供されています。見た目は似ていますが、この2機種がどのように違うのか気になる方もいるでしょう。ここでは、グローリー300とグローリー380の違いを解説しますので参考にしてください。
まず、グローリー300の横幅は480㎜ですが、グローリー380は400㎜とコンパクトです。縦置きする場合は、260㎜におさめることもできます。
また、グローリー380にはグローリー300にはない入出金ガイドランプが搭載されているため、お客様がスムーズに会計を行えるようにすることが可能です。
このように、基本的な操作性はどちらも同じですが、グローリー380はセルフレジ向けの仕様になっています。入出金部が1か所に集中されているため、お客様が釣銭を取り忘れるのを防止することも可能です。
メーカー「グローリー株式会社」の基本情報
以下は、グローリー株式会社の基本情報です。
会社名 | グローリー株式会社(英文表記: GLORY LTD.) |
本社所在地 | 〒670-8567 兵庫県姫路市下手野1-3- |
従業員数 | 3,498名(グループ連結:10,792名)※2023年3月31日現在 |
資本金 | 12,892,947,600円 |
創業 | 1918年(大正7年)3月 |
まとめ
ここまで解説したように、グローリー300は自動釣銭機として非常に優れた操作性・機能性が備わっています。店舗の業務効率向上や、お客様のレジ待ち時間短縮にもつなげることができるでしょう。
価格は富士電機ECS-777やつりペイ君よりも高いですが、予算が許すのであればグローリー300がおすすめです。
グローリー300の導入を検討している方は、今回の記事の内容を参考にしてみてください。
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