レシートは、POSレジにレシートプリンターを連携させることで印刷されます。そのため、POSレジ導入時に印刷してレシートを渡す必要がある店舗では、レシートプリンターを導入する必要があります。
レシートプリンターにはさまざまなバリエーションがあるので、どのレシートプリンターがいいか迷われている方も多いでしょう。また、導入したPOSレジによって連携できるレシートプリンターやキャッシュドロアーは決まっているので必ず事前にチェックしてから購入しましょう。
今回の記事では、レシートプリンターについて詳しく解説し、おすすめの機種をまとめて紹介しています。導入を検討している方は、参考にしてみてください。
PC/タブレットPOSレジは外付けのレシートプリンターが必要!
「タブレットPOSレジ」や「パソコン型POSレジ」でレシートを印刷する際、
別途外付けのレシートプリンタを用意する必要があります。
電子決済の普及や領収メールの活用でレシートが不要な場面も増えてきていますが、まだまだ紙のレシートを必要とするお客様がほとんどなので、POSレジ導入にあたっては、レシートプリンタの用意も必要です。
補足:タブレットPOSレジ(POSレジアプリ)とは?
タブレットPOSレジ(POSレジアプリ)とはiPadなどのタブレット端末に、POSシステムのアプリを入れるだけでPOSレジの役割をしてくれるものです。
- 従来のPOSレジより安価で導入できる
- 場所をとらないので狭い店舗でも活用できる
- スマホのアプリのような操作性なので扱いやすい
などの利点があります。
補足:パソコン型POSレジとは?
パソコン型POSレジとは一般的なパソコンにPOSソフトを入れることで、POSレジとして活用するものです。
パソコンを持っていればすぐに使用することができますし、従来のパソコンとしても活用できます。
レシートプリンターなどの周辺機器の準備と、POSシステムの月額利用料が別途必要です。
レシートプリンターの選び方
ここでは、レシートプリンターの選び方を解説していきます。レシートプリンターを選ぶ際は、以下の4点に考慮して選ぶようにしましょう。
- お持ちのPOSレジと連携可能かどうか
- 置き場所から選ぶ
- レシートプリンターの種類から選ぶ
- 店舗の業務フローにあった製品を選ぶ
- 印字速度と耐久性もチェック
- 店舗の雰囲気に合っているか、デザイン性もチェック
①お持ちのPOSレジと連携可能かどうか
POSレジによって、連携できるレシートプリンターは決まっています。使用するPOSレジで連携できるかをしっかりと確認して製品を選ぶようにしましょう。各POSレジに連携可能なレシートプリンターは記事後半でまとめています。
POSレジがまだ決まっていないという方は、以下の記事に各POSレジの機能や料金をまとめていますので、参考にしてみてください。POSレジメーカーにレシートプリンターも導入したいと伝えると連携可能な製品を教えてもらえるので最もスムーズに導入可能です。
②置き場所から選ぶ
レシートプリンターやレジの置き場所から製品絞り込みましょう。
プリンターを目立たせたくない/カウンターが狭いお店
カウンター下に置く場合は用紙の出力方向が前面下向きタイプのプリンターがおすすめです。逆にカウンター上に置く場合はスタイリッシュでコンパクトなプリンターを置くのがおすすめです。
カウンター上に置けるお店
カウンターの上に置いても雰囲気を壊さないスタイリッシュなデザインのプリンターを置くかコンパクトなモバイル型のプリンターを置くことがおすすめです。
③レシートプリンターの種類から選ぶ
レシートプリンターの接続方法は「LANプリンター」「Bluetoothプリンター」「LAN × Bluetoothハイブリッドプリンター」の3種類があります。
以下の表で、それぞれの接続方法の特徴を示しているので比較してみてください。
接続方法 | メリット・デメリット | こんなお店におすすめ | |
LANプリンター | LAN | 1台で複数のレジ端末から印刷できる。 設定が若干複雑。 | 店舗内で複数のiPadレジを使用している |
Bluetoothプリンター | Bluetooth | ペアリングするだけで使用できる。 1台のiPadレジに1台のプリンターしか接続できない。 | LAN環境がない店舗や商業施設のような勝手にネット回線を引き込めない店舗。屋外イベント。 |
LAN × Bluetoothハイブリッドプリンター | LAN・Bluetooth | LAN・Bluetoothどちらでも接続可能。 ネット環境にトラブルがあってもBluetoothで対応できる。 | 店舗のスタイルに応じて使用可能。 |
LANプリンターの代表例:コンパクトレシートプリンター RP-F10
コンパクトレシートプリンター RP-F10は、販売価格45,100円で色は黒か白から選択可能です。
低価格でありながら高機能で、さまざまな店舗で導入されています。サイズもコンパクトなのでレジ台のスペースを占有しません。スマレジなどのPOSレジに対応しています。※RP-10FはBluetooth接続対応も行っています。
Bluetoothプリンターの代表例
現在大人気のレシートプリンター内蔵キャッシュドロア mPOPは、さまざまなPOSレジに対応しており、プリンターとキャッシュドロアの一体型という特徴があります。従来のレジ周辺機器に比べてデザイン性がかなりスタイリッシュと評判で、なおかつプリンターとドロアーをまとめて低コストで導入できる点もあり、非常に人気のある製品となっております。スマレジ、Square、Airレジ、ユビレジ、Shopify、楽天ペイでご利用いただけます。
価格は66,990円で、色は黒と白から選択可能です。
LAN × Bluetoothハイブリッドプリンターの代表例
iPadレジプリンター mC-Print3には3つのUSBポートが搭載されているため、キャッシュドロア・バーコードリーダー・カスタマーディスプレイを接続可能です。飲食店では、オーダー伝票を印刷するプリンターとしても利用できます。スマレジ、Squareでご利用いただけます。
価格は53,900円で、色は黒と白から選択可能です。
④店舗の業務フローにあった製品を選ぶ
特別な運用をする店舗の場合、業務フローに合わせて製品を選択する必要もあります。
例えば飲食店の場合、会計時にレシートを印刷するためのプリンターの他に、注文が入った際にオーダー伝票を印刷するためのプリンターが必要なケースがあります。POSレジと連携できるものであれば、キッチンプリンター・レシートプリンターどちらの用途でも使用可能です。
キッチンプリンターとして使用する場合、2階席があったりテラス席があったりする店舗は注文を受けた際にデータが届かない可能性があるので、事前にメーカー担当者に確認しておきましょう。
小売店で使用する場合は、使用する用紙にかかるランニングコストや、プリンターを置く場所を考慮して選ぶ必要があります。
訪問販売や屋外イベントで使用する際は、下記のような持ち運び可能なモバイル型のプリンターを使用するといいです。
⑤印字速度と耐久性もチェック
レジでお客様を待たせないためにもプリンターの印字速度と耐久性もチェックしましょう。
- 印字速度:レシートをプリントするスピードのこと
- 耐久性:オートカッター寿命のこと。オートカッター寿命と記載されている箇所をチェック!
店舗の雰囲気を重視する方はデザイン性もチェック
おしゃれな内装の飲食店や高級料亭など、店舗のスタイルによってプリンターのデザインを考慮すると、店舗の雰囲気を乱しません。特に、顧客から見える場所に設置する場合は、デザインや色にも注意しましょう。
前述のmpopなどは、デザイン性の面でも優れているのでそれほど雰囲気を壊すことはないでしょう。
おすすめのレシートプリンター9選
ここでは、おすすめのレシートプリンター9選を紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、店舗の業務フローや雰囲気と照らし合わせて比較してみてください。
レシートプリンター内蔵キャッシュドロア mPOP
66,990円~
キャッシュドロアーと一体化されたレシートプリンター デザイン性も◎
レシートプリンター内蔵キャッシュドロア mPOPは、キャッシュドロアーと一体化されたレシートプリンターです。スタイリッシュかつデザイン性に優れたレシートプリンターになっています。キャッシュドロアーはコンパクトで使いやすい設計になっており、4紙幣6貨幣収納可能です。
電子ロックキー対応セキュリティで、防犯性にも優れています。高機能でデザイン性も優れているため、おすすめNO.1としました。
■おすすめポイント
- キャッシュドロアー一体型
- スタイリッシュかつデザイン性に優れている
- 電子ロックキー対応セキュリティ
■製品情報
価格 | 66,990円 |
連携可能なPOS | スマレジ、POS+、Airレジ、ユビレジなど |
接続方式 | Bluetooth |
特長 | キャッシュドロア一体型、電子ロックキー対応 |
mC-Print3
53,900円~
周辺機器をすべて接続可能 キッチンプリンターとしても
mC-Print3はmC-Printと同様にLANだけではなく、Bluetooth接続もできるレシートプリンターです。さまざまな周辺機器とつながるようになっており、3つのUSBポートが搭載されています。キャッシュドロア・バーコードリーダー・カスタマーディスプレイを、すべてつなぐことが可能です。
キッチンプリンターとしても利用可能で、別製品のmC-Soundと連携させればオーダーが入ったときにメロディーで知らせてくれます。
■おすすめポイント
- 3つのUSBポートが搭載されている
- キッチンプリンターとしても利用可能
- mC-Soundと連携させればメロディーでオーダーをお知らせ可能
■製品情報
価格 | 53,900円 |
連携可能なPOS | スマレジ、Squareレジ |
接続方式 | LAN、Bluetooth |
特長 | キッチンプリンターとしても利用可能 |
mC-Print2
47,300円~
手のひらサイズのコンパクト設計 マルチな接続方法で利便性が高い
mC-Print2はLANだけではなく、Bluetoothでの接続も可能なレシートプリンターです。手のひらサイズの非常にコンパクトなレシートプリンターで、重量は約800gしかありません。置き場所に困ることがなく、店舗の雰囲気を損ねるようなこともないでしょう。色は、ホワイト、ブラックの2色から選択可能です。
■おすすめポイント
- LAN/Bluetoothでの接続が可能
- 手のひらサイズで非常にコンパクト
- 重量は約800g
■製品情報
価格 | 47,300円 |
連携可能なPOS | スマレジ、Squareレジ |
接続方式 | LAN、Bluetooth |
特長 | 軽量かつコンパクトで置き場所に困らない |
RP-F10
45,100円~
低価格かつ高機能 大手時計メーカーのセイコーが開発
RP-F10は低価格かつ高機能なレシートプリンターです。非常にコンパクトなので、レジ台のスペースを占有しません。大手時計メーカーのセイコーが開発しており、これまでに培った精密な技術で作られています。
店舗の用途に合わせて、レシートを前面と上面から排紙可能です。大手時計メーカーのセイコーの製品ということもあり、信頼性が高いため安心して利用できます。
■製品情報
価格 | 45,100円 |
連携可能なPOS | スマレジ |
接続方式 | LAN、Bluetooth |
特長 | レシートを前面と上面から排紙できる |
TM-m30II-H
50,820円~
ニアエンドセンサーが用紙切れを事前に知らせてくれる 壁面設置も可能
TM-m30II-Hはプリンターとタブレットを有線で接続すれば、給電・通信が可能です。BluetoothやWi-Fiでも接続可能なので、店舗の通信環境に合わせて使用できます。用紙切れが近くなると、ニアエンドセンサーが反応するので事前に用紙切れを知ることが可能です。また、オプションの壁掛け金具を使用すれば、壁面に設置することができます。
■おすすめポイント
- BluetoothやWi-Fなど店舗の通信環境に合わせて接続可能
- ニアエンドセンサーが用紙切れを知らせてくれる
- オプションの壁掛け金具で壁面に設置可能
■製品情報
価格 | 50,820円 |
連携可能なPOS | スマレジ |
接続方式 | LAN、Bluetooth、Wi-Fi |
特長 |
TM-m10
48,730円~
EPSONのレシートプリンター コンパクトで置き場所に困らない
TM-m10は、LAN接続タイプのレシートプリンターです。用途に合わせて前面排紙、上面排紙の変更ができます。ロゴ先打ち機能で、用紙カット前にレシートのトップロゴを印字する設定にすれば、10.5mmの余白を2mmまで節約可能です。
サイズも非常にコンパクトで設置場所に困ることはありません。販売メーカーは、プリンターにおいて世界的シェアを誇っているEPSONなので、信頼性が高いです。
■おすすめポイント
- 用途に合わせて前面排紙、上面排紙の変更が可能
- ロゴ先打ち機能で用紙の節約ができる
- 販売メーカーはプリンターで世界的シェアを誇っているEPSON
■製品情報
価格 | 48,730円 |
連携可能なPOS | スマレジ |
接続方式 | LAN |
特長 | ロゴ先打ち機能があるので用紙を節約できる |
MP-B20
21,780円~
場所を選ばず使用可能 軽量モバイルプリンター
MP-B20は重さ180gのモバイルプリンターです。ベルト部分に装着可能で、手軽に持ち運びできます。タブレットやスマートフォンとの連携も可能です。場所を選ばず使用できるので、訪問販売や屋外イベントでも使用できます。
基本的にUSBで充電しますが、オプションのクレードルを使用すれば更に簡単に充電可能です。
■おすすめポイント
- 重さ180g
- タブレットやスマートフォンとの連携が可能
- 訪問販売や屋外イベントに適している
■製品情報
価格 | 21,780円 |
連携可能なPOS | スマレジ、Airレジ、コイニー |
接続方式 | Bluetooth |
特長 | 軽量かつコンパクトで場所を選ばず使用可能 |
SM-L200
29,150円~
必要な付属品が揃っている 専用充電器不要
SM-L200は軽量かつコンパクトなモバイルプリンターで、バッテリーが内蔵されています。専用充電器が不要で、スマートフォンの充電器やモバイルバッテリーでの充電も可能です。バッテリーやベルトクリップも付属しているので、屋外イベントなどでもすぐに使用できます。
Bluetooth接続で使用場所を選ばないので、様々なシーンで使用可能です。
■おすすめポイント
- バッテリー内蔵モバイルプリンター
- 専用充電器不要
- バッテリーやベルトクリップ付属
■製品情報
価格 | 29,150円 |
連携可能なPOS | スマレジ、楽天ペイ、コイニー |
接続方式 | Bluetooth |
特長 | バッテリーが内蔵されておりスマートフォンでの充電もできる |
SM-S210i
36,667円~
連続12時間使用可能 Bluetooth接続だから寛太に使用できる
SM-S210iはバッテリー内蔵の軽量モバイルプリンターです。バッテリーは連続12時間使用できます。スマレジを使用する場合は、レシートのフッター部分に広告を表示させることが可能です。iPhoneやiPadとBluetooth接続して使用できるので、使用場所を選びません。
2013年に発売されて以来、長い間人気を誇っているモバイルプリンターなので、信頼性が高いです。
■おすすめポイント
- バッテリー内蔵の軽量モバイルプリンター
- バッテリーは連続12時間使用可能
- スマレジ連動なら広告の印字も可能
■製品情報
価格 | 36,667円 |
連携可能なPOS | スマレジ、楽天ペイ、Airレジ、Squareレジ、コイニーなど |
接続方式 | Bluetooth |
特長 | スマレジ連動で画像や広告を印字できる |
代表的なPOSレジ・決済端末の対応レシートプリンター早見表
ここでは、各POSレジメーカーに対応しているレシートプリンターを早見表で紹介します。
その他のPOSレジの連携情報については、各メーカーにお問い合わせください。
- スマレジ
- SquarePOSレジ
- Airレジ
- 楽天ペイ
スマレジ
スマレジは、iPhoneやiPadなどのスマート端末・タブレット端末を使用するPOSレジです。
プリンター名 | 接続方式 | 価格 |
mPOP | Bluetooth | 66,990円 |
TM-m30ll-H ll(LAN・Bluetoothタイプ) | LAN、Bluetooth | 50,820円 |
mC-Print3 | LAN、Bluetooth | 53,900円 |
mC-Print2 | LAN、Bluetooth | 47,300円 |
TM-m10 | LAN、Bluetooth | 48,730円 |
PriFlex GIANT | LAN、Bluetooth | 77,220円 |
MP-B20 | Bluetooth | 21,780円 |
SM-S210i | Bluetooth | 36,667円 |
SM-L200 | Bluetooth | 29,150円 |
SquarePOSレジ
SquarePOSレジはオンライン決済ができ、クレジットカードや交通系電子マネーの他、Apple Pay・iDなどにも対応しています。
プリンター名 | 接続方式 | 価格 |
mPOP | Bluetooth | 66,990円 |
mC-Print3 | LAN、Bluetooth | 53,900円 |
mC-Print2 | LAN、Bluetooth | 47,300円 |
SM-S210i | Bluetooth | 36,667円 |
STORESレジ
STORESレジは、実店舗とネットショップの連携が可能で、売上管理や在庫管理もできるPOSレジです。
プリンター名 | 接続方式 | 価格 |
MP-B20 | Bluetooth | 21,780円 |
TM-T20II | Bluetooth | 49,170円 |
TM-m10 | Bluetooth | 48,730円 |
SM-S210i | Bluetooth | 36,667円 |
SM-L200 | Bluetooth | 29,150 |
Airレジ
Airレジは0円で使えるPOSレジアプリで、 iPadとインターネット環境があればすぐに使用できます。
プリンター名 | 接続方式 | 価格 |
mPOP | Bluetooth | 66,990円 |
mC-Print3 | LAN、Bluetooth | 53,900円 |
mC-Print2 | LAN、Bluetooth | 47,300円 |
SM-S210i | Bluetooth | 36,667円 |
楽天ペイ
楽天ペイは、楽天が運営する店舗向けクレジットカード決済サービスです。スマートフォンやタブレットに専用のクレジットカードリーダーを装着して使用します。
周辺機器はセット購入でお得に導入可能
周辺機器をまとめて導入する場合は、パッケージ化されたまとめ買いがお得です。
POSレジの周辺機器には、レシートプリンターの他に以下のようなものがあります。
- キャッシュドロワー
現金を収納する機材。会計時に自動で開く。
- カスタマーディスプレイ
会計時に金額を提示するディスプレイ。
- ロール紙
プリンターに装着する用紙。
POSレジ・レシートプリンターセット(エプソン TM-m30)
コンパクトなLAN・Bluetoothタイプのプリンターとキャッシュドロアがセットになっており、スマレジの導入が済めばすぐに使用できます。レシートプリンターやキャッシュドロアを選ぶのに迷った際は、こちらのセットがおすすめです。
■料金
66,990円
■セット内容
レシートプリンター TM-m30II-H、キャッシュドロワ E-35S(3札6硬貨)、レシート用紙(サーマルロール紙)10巻、iPadスタンド Universal Tablet Station※セットにiPadは付属していません。
■対応POSレジ
スマレジ
mCシリーズ POSレジフルセット
プリンターはmC-Print3が付いており、ライトニングケーブルでも接続でき、LAN・Bluetoothとマルチな接続も可能です。キャッシュドロアはラウンドデザインで、オシャレな作りになっています。
■料金
102,300円
■セット内容
キャッシュドロア mC-Drawer、iPadレジプリンター mC-Print3、カスタマーディスプレイ SCD222U
■対応POSレジ
スマレジ、Squareレジ、Airレジ
【初心者ガイド】レシートプリンターの基礎知識
ここからは、初めてレジを導入する方向けにレシートプリンターの基礎知識を解説します。
レシートプリンターの印字方式の種類
レシートプリンターの印字方式は「ラインサーマル方式」と「インパクトドット方式」の2種類があります。
ラインサーマル方式
「ラインサーマル方式」が多くのレシートプリンターで使われている主流の方式です。
使っていくうちに徐々に印字が薄れていってしまいますが、コストが安価に抑えられるのがメリットです。
インパクトドット方式
「インパクトドット方式」はピンを並べた印字ヘッドをインクに叩きつけて印刷する方式です。
郵便の伝票のように複数枚同じレシートを印刷することができるのが特徴です。
利用用途に合わせてどちらの方式がいいかを検討しましょう。
切り離し方式の種類
切り離し方式は「バーチャルカット」と「フルカット」の2種類があります。
- バーチャルカット:端か中央の1点を残してカットする方法
- フルカット:完全にカットする方法
レシートプリンターによっては導入後に切り離し方法を選択できるものもあるので、
どちららの方法も試してみたいかたは両方選択できるプリンターを選ぶといいでしょう。
印字密度とは?
印字密度とは、レシートにおける解像度です。印字密度の単位は「dpi(dot per inch)」です。
この値が大きければ大きいほど解像度の高いレシート(見やすいレシート)ということになります。
ただ、店舗によっては予算の問題や必要事項だけ記載していれば問題ない場合もあるので、用途にあった印字密度を選択しましょう。
レシートとジャーナルの違いは?
レシートとジャーナルは内容は同じものですが、以下の違いがあります。
- レシート:お客様にお渡しするもの
- ジャーナル:お店側に記録として保存しておくもの
「ジャーナル」は7年間お店に保管しておくことが義務づけられています。
タブレットPOSはレジ本体にジャーナル機能がついているものが殆どですので、レシートプリンターで印刷可能です。
レシート幅の相場は?
レシート幅は58mmと80mmの2つが主流です。
領収書やクーポンなどの用途に合わせたり、使用するアプリに対応するサイズを選択しましょう。
レシートロール紙の選び方とおすすめ商品もチェック
レシートロール紙は以下の4つの観点で選ぶとよいでしょう。おすすめ商品も紹介します。
- レシートロール紙のサイズ
- 使用する紙の種類
- 紙の分厚さは?
- 保存年数はどれくらいか
レシートロール紙のサイズ
レシートロール紙のサイズ表記は、レシート紙の横幅×レシートロールの直径×中心部分の直径です。
(例:80mm×80mm×12mm)
レジによって対応サイズが異なるので、使用できるサイズに合わせて選択しましょう。
使用する紙の種類
レシートロール紙は普通紙とサーマル紙の2種類がございます。普通紙はインクによって印字するタイプの紙です。
- サーマル紙:感熱紙とも呼ばれ、熱に反応して黒くなる加工がされた紙
- 普通紙:基本的には紙質は劣化しにくい
サーマル紙は冷暗所に保管しなければ劣化しやすく、消費期限を過ぎると紙が黄色に変色してしまうこともあります。
サーマル紙の保存年数は種類によって異なるので使用頻度によって選択しましょう。
紙の分厚さは?
一般的なレジのレシート紙の分厚さは65-75ミクロンです。券売機で使用される紙の分厚さは145-150ミクロンです。
これら以外も特殊な用途に合わせた厚さの紙もあります。
保存年数はどれくらいか
サーマル紙はノーマル紙、中保存紙、高保存紙の3種類に分かれており、それぞれ保存できる年数が異なります。
保存年数の目安は、ノーマル紙で約3年、中保存紙で約5年、高保存紙で約7年となっており、レシートロール紙を高頻度で使用する場合はノーマル紙でも大丈夫ですが、あまり使用頻度が高くない、長期保存用である場合は中保存紙、高保存紙を使用しましょう。
おすすめのレシートロール紙
ここからは、おすすめのレジロール紙を紹介します。
- 感熱レジロールコアレス
- モバイルプリンター用感熱ロール紙
- 感熱レジロール紙(ノーマル保存)
- レジ用サーマルロールペーパー
感熱レジロールコアレス
紹介文:感熱レジロールコアレスは名前の通り、コアレス(=芯がない)タイプのレジレシートロール紙となっております。そのため、最後までレシートロール紙を使い切ることができ、環境にも優しい設計となっております。
厚さ | ー |
入数 | 5巻 |
サイズ | 58mm×70mm×20mm |
価格 | 769円(5巻) |
紙の種類 | 感熱紙 |
モバイルプリンター用感熱ロール紙
モバイルプリンターにも対応しているレジレシートロール紙となります。
サイズが対応していれば、従来のレジスターでも使用することが可能なので、
従来のレジスターとモバイルプリンター両方を使用したい場合におすすめです。
厚さ | 65ミクロン |
入数 | 20巻 |
サイズ | 58mm×40mm×12mm |
価格 | 1825円(20巻) |
紙の種類 | 感熱紙(ノーマル紙) |
感熱レジロール紙(ノーマル保存)
一般的な感熱式のサーマルレジレシートロール紙ですが、1箱80巻入りのセットになっているのがポイントです。80巻と内容量が多く、1巻あたりの単価も安いためまとめ買いをしたい際にはおすすめです。
厚さ | 75ミクロン |
入数 | 80巻 |
サイズ | 58mm×80mm×12mm |
価格 | 7480円(80巻) |
紙の種類 | サーマル紙(ノーマル) |
レジ用サーマルロールペーパー
紹介文:一般的なサーマル紙のレシートロール紙です。1巻ごとで購入できるため、
欲しい数だけ購入できます。また、必要な分だけの購入のため消費期限切れも防ぐことができます。
厚さ | 75ミクロン |
入数 | 1巻 |
サイズ | 80mm×80mm×12mm |
価格 | 197円(1巻) |
紙の種類 | サーマル紙 |
レシートプリンター以外のタブレットPOSレジ周辺機器もチェック
タブレット/パソコンPOSレジ導入時に活用されるレシートプリンター以外の周辺機器もまとめました。
- キャッシュドロアー
- カスタマーディスプレイ
- キャッシュレス決済端末(クレジットカードリーダー)
- キッチンプリンター
- ハンディ(OES:オーダーエントリーシステム)
- 自動釣銭機
キャッシュドロアー
キャッシュドロアーはお客様からいただいたお金入れたり、お釣りを保存する場所です。
様々な種類がありますが、大きさや入れるスペースで選択しましょう。
種類の見方としては、3札6硬貨と記載あればお札が3種類、硬貨が6種類入るタイプとなります。
どのタイプにおいても硬貨部分を持ち上げればお札がもう1種類いれることができます。
カスタマーディスプレイ
カスタマーディスプレイはお客様に金額を表示して見せる画面となります。
タブレットPOSの中には、カスタマーディスプレイを使用せずに操作画面をそのままお客様に見せるタイプもあります。
アプリケーションがカスタマーディスプレイを使用することを前提としている場合には、そのアプリが指定しているメーカー・型番のものをお使いください。他のものだとうまく金額等が表示されない可能性がございます。
キャッシュレス決済端末(クレジットカードリーダー)
クレジットカードリーダーとは、専用端末にカードを差し込むことで、料金のお支払いができる決済端末機のことをさします。
これまではCAT端末と呼ばれるクレジットカード決済端末が主流でしたが、スマホなどの電子決済に対応したマルチ決済端末も増えてきています。
キッチンプリンター
キッチンプリンターはお客様からうけた注文内容をキッチンで紙に印字するものです。
ホールスタッフがお客様からうけた注文を手書きで書いてキッチンに届けるのではなく、ハンディなどの端末に入力して、その内容がキッチンに届きます。注文から料理提供までの時間短縮につながったり、手書き伝票の読み間違いなどを防ぐことができます。
ハンディ(OES:オーダーエントリーシステム)
ハンディとはテーブルやホールでお客様から受けた注文をキッチンやPOSレジに注文情報を伝達するシステムです。
ホールスタッフが手元のハンディ端末に注文入力するとすぐにキッチンにも情報が即座に共有されるので業務効率化につながります。また、ハンディは端末に記載されているメニューを入力するだけなので手書きよりも簡単でミスを減らすことできます。
自動釣銭機
自動釣銭機とは、お会計の時に紙幣や硬貨を投入すると、自動的に釣銭を計算して払いだしてくれる機械のことです。
キャッシュドロアは釣銭を保管しておくだけで釣銭の計算はこちらで行わないといけませんが、自動釣銭機は計算・払い出しまで機械が行ってくれます。
まとめ
レシートプリンターには様々な種類があり、店舗の業務フローや雰囲気に応じて選ぶ必要があります。周辺機器の導入がまだの場合は、セットでの購入も検討して見るといいでしょう。
レシートプリンター選びに迷った際は、今回の記事で紹介したレシートプリンターのなかから検討してみてください。