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- セルフレジ・セミセルフレジの導入価格・ランニングコストの相場
- セルフレジ・セミセルフレジ主要メーカーの導入価格・ランニングコスト
- セルフレジ・セミセルフレジの導入コストを抑える方法
- 価格以外の重要ポイント別おすすめセルフレジ・セミセルフレジ
セルフレジやセミセルフレジの導入にあたり、「各メーカーの製品の価格」や「全体の価格相場」、「導入コストを抑える方法」が気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、セルフレジ・セミセルフレジ価格相場や費用の内訳、各メーカーの価格比較を中心に詳しく解説していきます。
はじめに結論として、セルフレジ・セミセルフレジの導入価格相場は小型タイプが100万〜150万円、スーパーマーケットなどで使われる大型タイプ(レーンタイプ)が300万円~450万円になります。また、導入後のシステム利用料金や保守費用に月額10,000円~30,000円程度かかります。
また、厳密にはセルフレジの種類によっても以下の通り、価格相場が異なります。
- セミセルフレジ(小型タイプ)⇒導入費用:100円~150万円 / 月額料金:1万円~3万円
- セミセルフレジ(大型タイプ)⇒導入費用:300円~450万円 / 月額料金:1万円~3万円
- フルセルフレジ⇒導入費用:200円~300万円 / 月額料金:1万円~3万円
- 自動精算機⇒導入費用:200円~450万円 / 月額料金:1万円~3万円
セルフレジ・セミセルフレジ主要メーカー12選の導入価格・ランニングコスト比較表
製品名 | 導入価格参考 | ランニングコスト |
---|---|---|
スマレジセミセルフレジセット | 1,000,000円~ | 7,700円~ |
東芝テック | 1,000,000円~1,500,000円 | 年間保守10~20万円程度 |
POS+自動釣銭機接続 | 要問合せ | 6,000円~ |
PharmaCube | 要問合せ | 要問合せ |
Airレジセミセルフレジセット | 1,000,000円~ | 0円~ |
つりペイ君 | 800,000円~※リテール市場価格 | 0円~ |
LIVEREGIセミセルフレジセット | 998,000円~ | 12,500円~ |
BCPOSセミセルフレジセット | 990,000円~ | 0円~ |
CASHIER POS自動釣銭機接続 | 958,000円~ | 8,400円~ |
Free POS+ACE-100 | 1,030,000円~ | 1,000円~ |
ハッピーセルフ | 300万円~ | 要問合せ |
Progress-Ⅰ | 要問合せ | 要問合せ |
この記事では、セルフレジ・セミセルフレジの価格に焦点を当てて解説しています。
その前にまずはセルフレジ・セミセルフレジの基礎知識を詳しく知りたいという方は下記の記事をご覧ください。
セルフレジ・セミセルフレジとは?
セルフレジとセミセルフレジの定義について解説していきます。
まず、セミセルフレジとは、商品のバーコードスキャンまではスタッフが行い、支払い方法の選択やレジへの入金など、精算は顧客自身で行うタイプのセルフレジです。
一方で、セルフレジという時は一般的にフルセルフレジのことを指し、フルセルフレジの場合は、商品のバーコードスキャンから精算まですべてお客さん自身で行います。
現時点でセミセルフレジはフルセルフレジよりも導入数が多く人気です。簡単に理由を紹介します。
なぜセミセルフレジが人気?フルセルフレジと比較したメリットは?
セミセルフレジとフルセルフレジを比較した際の主なメリットは下記になります。
- バーコードスキャンを慣れたスタッフが行うのでお客様1人あたりの会計時間が短い
- 調査データによると1回あたりの会計時間はセミセルフレジが43秒、フルセルフレジが180秒と大きく差がある
- 有人レジに運用が近いので大きく業務フローを変更する必要がなく導入ハードルが低い
- フルセルフレジよりも未払いや万引きリスクが低い
- フルセルフレジに比べてお客様の負担が少ない
上記の通り、メリットが多数あるセミセルフレジですが、レジに1人はスタッフを配置しなくていけないので、フルセルフレジに比べると人件費削減効果には限界があります。ただしそのデメリットが気にならないのであれば、従来の有人レジとセルフレジのいいとこどりともいえるレジ運用形態なので、非常におすすめといえます。
出典:「自動サービス機におけるキャッシュレス普及促進セルフレジ分科会~19年度活動報告~」
セミセルフレジの価格相場は?
セミセルフレジの価格相場は以下の通りです。
- 導入価格(小型タイプ):100~150万円
- 導入価格(大型タイプ):300~450万円
- ランニングコスト(共通):POSレジ利用料0円~2万円/月+保守費用0円~20万円/年
上記のとおり、セミセルフレジの価格内訳は導入時の導入価格と導入後のランニングコストに分けられます。
- 導入価格
- ランニングコスト(月々のPOSレジ利用料+年間保守契約費用)
それぞれの価格相場をさらに詳しく解説していきます。
セミセルフレジの導入価格相場
セミセルフレジを導入する際の価格相場は、クリニックや飲食店など小規模店舗で利用される小型タイプの製品だと100万〜150万円程です。またスーパーなどでみられる大型セミセルフレジの場合は、商品のスキャンを行う登録機の価格が100万円~150万円、お客様が支払いに利用する精算機は200万円~300万円が、合計で300万円~450万円が価格相場です。導入するプランによってはそれ以上の金額になます。導入費の内訳は以下の通りです。
小型タイプのセミセルフレジの導入価格相場:100万円~150万円
■内訳
自動釣銭機本体価格 | 70万円~100万円 |
年間保守費用 | 5万円~20万円 |
その他の周辺機器費用 (レシートプリンター、バーコードリーダー、マルチ決済端末など) | 20万円~30万円 |
組立設置費用、初期設定費用 | 5万円~10万円 |
導入費用総額 | 100万円~150万円 |
大型タイプの導入価格相場:300万円~450万円(登録機100万円~150万円+精算機200万円~300万円)
■内訳
登録機の価格 | 100万円~150万円 |
精算機の価格 | 200万円~300万円 |
導入費用総額 | 300万円~450万円 |
ちなみに、フルセルフレジの導入価格相場は200万円~300万円になります。フルセルフレジの場合、精算機と登録機が一体となっており、小型のセミセルフレジよりは高く、大型のものよりは安くなります。
ランニングコストの相場
ここからはランニングコストの内訳と相場を解説します。
POSレジの利用料とは基本的な会計レジ機能に加えて、在庫・顧客管理なども搭載されているPOSシステムを利用するための料金です。メーカーによって、レジ機能のみのところもあれば多岐にわたる機能を搭載しているところもあります。利用料はメーカーにより異なりますが、0円〜2万円程に設定されています。
中には、0円で一通りの機能が利用できる製品もあります。Airレジはその代表メーカーといえるでしょう。
保守サポート費用の相場は、年間0円〜20万円が相場です。初期費用にも含まれますが、継続して発生するためランニングコストとしても考慮しておく必要があります。費用によって、サポート内容にある程度の差が出てきます。以下は、費用とその値段に応じたサポート内容の一例です。セミセルフレジに取り付けられている自動釣銭機側のメーカーと保守契約を結ぶケースも多いです。
・保守サポート費用0円⇒メール・チャットのみのサポート
・保守サポート費用1万円~5万円程度⇒駆けつけサポートがなく、メールや電話サポート中心
・保守サポート費用10万円~20万円程度⇒故障時の駆けつけあり
定番セミセルフレジ12製品の価格・特徴・機能を紹介
ここでは、定番のセミセルフレジ12製品の価格・特徴・機能などを詳しく紹介していきます。
スマレジセミセルフレジセット|スマレジ株式会社
■ おすすめポイント
- 導入実績12万店舗を突破するレジメーカー
- 1店舗で基本的なレジ機能のみであれば0円から利用可能
- サブスクやレンタルプランも豊富に用意されている
■スマレジの特徴
スマレジセミセルフレジセットは、アクティブ店舗数38,000店舗以上を突破している人気POSレジ「スマレジ」と自動釣銭機トップシェアメーカーのグローリーが提供する「グローリー300」を接続させた高性能なセミセルフレジです。
利用店舗が選ぶ優れているレジの3冠を達成しています。1店舗で基本的なレジ機能のみ利用できれば良い場合、0円からの利用が可能です。
月額プランはもちろんのこと、サブスクやレンタルプランが豊富で利用しやすくなっています。自動釣銭機は、プレミアムプラスプラン以上から導入できるようになるので注意しましょう。
■価格
・導入価格参考
約100万円
・ランニングコスト:
・プレミアムプラスプラン:月額8,800円(自動釣銭機連携はプレミアムプラスプランでのみ可能)
・機器サブスクプラン:自動釣銭機セット 1セットにつき 30,580円〜/月(60ヶ月まで)、23,980円〜/月(61ヶ月以降)※サブスクの場合は導入サポート費用176,000円が別途発生
■製品情報
総合評価 | 5.0 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm グローリー|380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm |
保守・サポート対応 | 365日コールセンター、ヘルプサイト、メールサポート、無料電話相談、オンサイト保守 |
東芝テック・セミセルフレジ|東芝テック
■ おすすめポイント
- 複合機の代表格メーカーだが、セルフレジの取り扱いも非常に多い
- 製品のみの取り扱いなので、サブスクやレンタルの場合レジシステムメーカーの経由がおすすめ
- 全国120ヶ所の拠点を持っており、トラブル時も素早く対応
■東芝テック株式会社の特徴
AS-910シリーズではスキャナの角度を調整でき、スタッフが操作しやすい位置に変更できます。SS-900シリーズはオーバーフロー袋を設置することで、硬貨収納枚数を超えても自動出金が可能です。
東芝テックは、製品のみの取り扱いとなっています。サブスクやレンタルを利用したい場合は、レジシステムメーカーを経由すると良いでしょう。
■価格
・導入価格参考
100万~150万円
・ランニングコスト
保守費用のみ
■製品情報
総合評価 | 4.8 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | AS-910シリーズ:W628×D212×H 1,085mmSS-900シリーズ:W1130×D690×H2,032mm |
保守・サポート対応 | 電話サポート、全国120ヶ所に拠点配置 |
POS+自動釣銭機接続|ポスタス株式会社
■ おすすめポイント
- 小売・飲食・美容やサロンの業界に特化したプランから選べる
- 自動釣銭機は追加料金なしで利用できる
- 全国駆け付けサポートで万が一の時も安心
■POS+の特徴
小売・飲食・美容やサロン、それぞれの業界に特化した機能を搭載しているプランが提供されています。料金形態は小規模飲食店であれば6,000円から、それ以外は12,000円からと明瞭です。
自動釣銭機は追加料金なしで利用できるので、手軽にセルフレジの導入ができます。必要に応じて周辺機器の追加も容易で、店舗に応じたカスタマイズも自由です。
■価格
・導入費用参考
要問合せ
・ランニングコスト
- 小売店:月額12,000円~
- 飲食店:月額12,000円~
- 飲食店(小規模店舗)月額6,000円~
- 美容・サロン:月額12,000円~
■製品情報
総合評価 | 4.5 |
おすすめの業種 | 小売、飲食、美容・サロン、クリニックなど |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
保守・サポート対応 | 365日電話サポート、現地駆けつけサポート |
PharmaCube(ファーマキューブ)|株式会社新世紀
■ おすすめポイント
- 薬局専用のセルフレジ
- 他社に比べて低価格でコストパフォーマンスが高い
- 導入後のサポートも充実
■PharmaCubeの特徴
PharmaCubeは、薬局専用のセルフレジ。
薬局専用のため、導入可能な業種は限られますが、他社製品に比べて低コストな点など魅力の多い製品です。
導入前後でのサポートが充実しており、トラブル対応だけでなく法令改定への対応や薬局業務改善アドバイスなど継続的に行っています。
薬局の業務で必要な専用機能も備えており、コストパフォーマンスが高いおすすめセルフレジですよ。
■価格
・導入価格参考
要問合せ
・ランニングコスト
要問合せ
■製品情報
総合評価 | 4.8 |
おすすめの業種 | 薬局 |
サイズ | 要問合せ |
保守・サポート対応 | コールセンター、保守サポート |
Airレジセミセルフレジセット|株式会社リクルート
■ おすすめポイント
- システム利用料0円で豊富な機能を利用できる
- 料金は決済が発生した際の手数料のみ
- 自動釣銭機は機器代金と設置費用が必要
■Airレジの特徴
システム利用料が0円で、豊富な機能を利用できます。料金は決済が発生した際の手数料のみとなっており、売上損失の心配もありません。CMでおなじみのリクルートが提供しているサービスなので、安心して利用できます。
自動釣銭機を導入する際は、機器代金と別途設置費用が必要です。全国のビックカメラや、オンライン相談も受け付けているので気になる点は問い合わせてみましょう。
■価格
・導入価格参考:100万円~
・ランニングコスト:0円
■製品情報
総合評価 | 4.2 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
保守・サポート対応 | 24時間メールサポート、チャットサポート |
つりペイ君|旭精工株式会社
■おすすめポイント
- 業界最安級の低価格セミセルフレジ
- 自動釣銭機が小型で設置スペースが狭くても置ける。設置面積業界最小クラス
- 小型の自動釣銭機だが、紙幣・硬貨容量は多めに設計されている
■つりペイ君の特徴
小型の格安自動釣銭機として知られるつりペイ君は、セミセルフレジとしての運用が可能です。POS端末や周辺機器を含めた導入価格の総額が80万円~と破格で、できるだけコストを抑えたい方にはぴったりな製品です。
抗菌仕様の自動釣銭機は小型で、奥行き45cmと他の製品よりコンパクトです。設置面積は一般的な製品の80%と限られたスペースに設置可能です。
小型なので紙幣・硬貨容量が少ないと思われがちですが、こちらも平均的な製品の2倍以上の容量があり使いやすいです。
■製品情報
総合評価 | 4.2 |
導入価格 | 800,000円~ ※リテール市場価格 |
POSシステム利用料 | 0円~ |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | W452mm×D451mm×H200mm |
保守・サポート対応 | メール、電話 |
LIVEREGIセミセルフレジセット|株式会社藤田電機製作所
■ おすすめポイント
- 店舗の状況や業種のニーズに応じた料金プランが展開
- 自動釣銭機が利用できるのはライブレジDXプランとライブレジプランのみ
- セミセルフレジ導入パッケージも利用可能
■LIVEREGIの特徴
さまざまな店舗の状況や、ニーズに応じた料金プランが展開されています。豊富な実績からセルフはもちろん時間課金・量り売りにも対応しており、幅広い業種で利用できるPOSレジです。
自動釣銭機が利用できるのは、ライブレジDXプランとライブレジプランのみになります。セミセルフレジ導入パッケージも用意されており、安心して取り入れられるでしょう。
■価格
導入費用参考
- 自動釣銭機+バーコードスキャナ+レシートプリンター+ライブレジ=998,000円(既存のPCを活用する場合)
- 自動釣銭機+バーコードスキャナ+レシートプリンター+対面式専用POS端末+ライブレジ =1,171,500円
- 自動釣銭機+バーコードスキャナ+レシートプリンター+ライブレジDX(顧客分析・販促機能付き)=1,098,000円(既存のPCを活用する場合)
- 自動釣銭機+バーコードスキャナ+レシートプリンター+対面式専用POS端末+ライブレジDX(顧客分析・販促機能付き)=1,271,500円
- 自動釣銭機(目隠しカバー付き)+対面式専用POS端末+周辺機器+ライブレジ=1,194,000円
ランニングコスト
- LIVEREG DX:月額12,500円
- LIVEREG:月額11,000円
- LIVEPOINT DX:月額9,000円
- LIVEPOINT:月額7,000円
分割購入プラン(6回払い~)
- ライブレジDX 61,900円~/月(釣銭機連動の場合 186,200円~/月)
- ライブレジ 44,000円~/月(釣銭機連動の場合 167,100円~/月)
リースプラン
- ライブレジDX 6,900円~/月(釣銭機連動の場合 20,900円/月×60回)
- ライブレジ 5,000円~(釣銭機連動の場合 19,000円/月×60回)
サブスク料金
- ライブレジDX 12,500円~/月(釣銭機連動の場合 12,500円/月+釣銭機一括855,000円~)
- ライブレジ 11,000円~/月(釣銭機連動の場合 11,000円/月+釣銭機一括855,000円~)
- ライブポイントDX 9,000円/月(2店舗以上)
- ライブポイント 7,000円/月(2店舗以上)
■製品情報
総合評価 | 3.5 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | グローリー|300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm 東芝テック|VITESE(ヴィッテス) VT-330:硬貨部 W260×D530×H155mm紙幣部 W220×D530×H122mm |
保守・サポート対応 | 有償リモートサポート |
BCPOSセミセルフレジセット|株式会社ビジコム
■ おすすめポイント
- 取り扱っているハードウェアの種類が豊富
- 自動釣銭機は0円プランから利用できる
- 自動釣銭機付きPOSレジセットが販売可能
■BCPOSの特徴
取り扱っているハードウェアが豊富で、店舗のニーズに合わせて選べます。対応しているキャッシュレス決済の種類が多く、取り入れることで顧客満足度の向上も可能です。10年間継続して利用すれば割引が適用され、月額利用料が半額になるメリットもあります。
自動釣銭機は0円プランから利用でき、セミ・フルセルフレジともに組み合わせは自由です。自動釣銭機付きPOSレジセットも販売しています。
■価格
導入価格参考
- 自動釣銭機付きPOSレジセット ( 富士電機 ):990,000円~(税別)
- 自動釣銭機付きPOSレジセット ( グローリー ):1,070,000円~(税別)
ランニングコスト
- BCPOS Lite free 0円/月
- BCPOS買取 270,000円~/1ライセンス
- BCPOSサブスクリプション 5,000円~/月、54,000円~/年
■製品情報
総合評価 | 4.1 |
おすすめの業種 | 全業種 |
サイズ | 富士電機 | ECS-777:硬貨部 W270×D600×H130mm紙幣部 W220×D600×H130mm グローリー | 300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm グローリー | 380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm |
保守・サポート対応 | 電話サポート、365日現地駆けつけサポート |
CASHIER POS自動釣銭機接続|株式会社ユニエイム
■ おすすめポイント
- 飲食・小売店向けのPOSレジ
- 自動釣銭機との連携ができるのは、プロフェッショナルプランのみ
- 本体購入の他にオプション料金として月額2,000円が必要
■CASHIER POSの特徴
飲食・小売店向けのPOSレジです。モバイルオーダープランであれば、お客様が自身のスマートフォンを使い注文から決済まで行えます。そのためハードウェアが不要で、初期費用0円で導入が可能です。
自動釣銭機との連携ができるのは、プロフェッショナルプランからになります。オプションとして2,000円で追加化でき、他メーカーと比べても低価格です。
■価格
導入価格参考
- セルフレジ端末+自動釣銭機=958,000円
ランニングコスト
- 月額8,400円~
レンタル
- 1週間10万円、2週間12万円、3週間14万円、4週間16万円
■製品情報
総合評価 | 3.7 |
おすすめの業種 | 飲食、小売 |
サイズ | グローリー | 300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm |
保守・サポート対応 | 電話・メールサポート、設定サポート、ハードウェア保守、駆けつけサポート |
Free POS+ACE-100|株式会社バルテック
■ おすすめポイント
- 飲食店や小売店・美容業界などの各業種専用ソフトが付属
- 長期・短期のレンタルやサブスクに対応
- 遠隔や駆けつけなど保守サポートが充実
■Free POSの特徴
飲食店や小売店・美容業界など、各業種専用ソフトが付属しているPOSレジです。時間課金にも対応しているので、カラオケやネットカフェなどでも利用できます。長期や短期のレンタル・サブスクにも対応している点も特徴。
保守サポートも充実しており、遠隔サポートや全国対応の駆けつけサポートにも対応しています。パソコンの操作に慣れない方に寄り添った、サポート内容といえるでしょう。
■価格
導入価格参考
- 1,030,000円
ランニングコスト
- レンタルプラン 8,000円/月(周辺機器別途)
- 短期レンタル 35,000円/台(2週間まで)、50,000円/台(4週間まで)
■製品情報
総合評価 | 3.2 |
おすすめの業種 | 飲食、小売、美容・サロン |
サイズ | ローレルバンクマシン|ACE-100:W480×D530×H121.5mm |
保守・サポート対応 | 電話サポート、遠隔サポート、現地駆けつけ、先出しセンドバック保守 |
ハッピーセルフ|株式会社寺岡精工
■ おすすめポイント
- セミ・フルセルフレジとセルフ精算機の機能を1台に搭載している
- 日本語・英語・韓国語・中国語に対応
- 設置にはある程度のスペースが必要
■株式会社寺岡精工の特徴
セミ・フルセルフレジの他に、セルフ精算機の機能を1台に搭載したターミナル型POSレジです。スタッフが少ないときはフルセルフレジにするなど、臨機応変に運用方法の切り替えができます。
日本語・英語・韓国語・中国語に対応しており、外国人の方も操作が可能です。ある程度のスペースが必要なので、スーパーなどの大型店舗に向いています。
■価格
導入価格参考
300万円~
【内訳】
本体:280万円~
マルチ決済端末 約10万円
クレジットカード決済初期設定費用 6,000円
電子マネー決済初期設定費用 10,000円
QRコード決済初期設定費用 10,000円
・ランニングコスト
要問合せ
■製品情報
総合評価 | 4.1 |
おすすめの業種 | 流通小売、食品製造・加工、製造・物流、飲食・専門店 |
サイズ | 要問い合わせ |
保守・サポート対応 | 24時間電話サポート |
Progress-Ⅰ|プロスパー・ネットワーク株式会社
■ おすすめポイント
- 厚さ約47㎜のスリムなフルフラットディスプレイを採用
- 自動釣銭機はグローリー社の300・380・500シリーズと連携
- あらゆる決済端末に対応可能
■Progress-Ⅰの特徴
厚さ約47㎜のスリムかつフルフラットディスプレイを採用しており、あらゆる空間に溶け込めるデザインです。自動釣銭機はグローリー社の300・380・500シリーズと連携でき、スムーズに運用ができます。
あらゆる決済端末に対応しているので、お客様が希望するキャッシュレス決済も導入可能です。
■価格
要問い合わせ
■製品情報
総合評価 | 4.3 |
おすすめの業種 | 医療機関含む全業種 |
サイズ | グローリー | 300シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W220×D540×H130mm グローリー | 380シリーズ:硬貨部 W260×D540×H130mm紙幣部 W140×D540×H260mm グローリー | 500シリーズ:硬貨部 W275×D573×H280mm紙幣部 W145×D573×H280mm |
保守・サポート対応 | 電話サポート、出張サービス |
おすすめのセミセルフレジや選び方については、下記の記事でも詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてください。
定番セミセルフレジ12製品の導入価格・ランニングコスト比較一覧表
セミセルフレジ12製品の導入価格やランニングコスト、レンタル・リース・サブスクの場合の料金を比較表にまとめました。
各製品の特徴は後述しています。
製品名 | 導入価格参考 | POSシステム利用料 | レンタル・リース・サブスク料金 |
---|---|---|---|
スマレジセミセルフレジセット | 1,000,000円~ | 8,800円~ | サブスク 30,580円〜/月(60ヶ月まで) 23,980円〜/月(61ヶ月以降) |
東芝テック | 1,000,000円~1,500,000円 | 年間保守10~20万円程度 | ー |
POS+自動釣銭機接続 | 要問合せ | 6,000円~ | ー |
PharmaCube | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Airレジセミセルフレジセット | 1,000,000円~ | 0円~ | ー |
つりペイ君 | 800,000円~ | 0円~ | ー |
LIVEREGIセミセルフレジセット | 998,000円~ | 12,500円~ | リース 19,000円~/月×60回 |
BCPOSセミセルフレジセット | 990,000円~ | 0円~ | ー |
CASHIER POS自動釣銭機接続 | 958,000円~ | 8,400円~ | レンタル 1週間10万円、2週間12万円 3週間14万円、4週間16万円 |
Free POS+ACE-100 | 1,030,000円~ | 1,000円~ | ー |
ハッピーセルフ | 300万円~ | 要問合せ | ー |
Progress-Ⅰ | 要問合せ | 要問合せ | ー |
相場よりも価格が安いセミセルフレジを紹介
セミセルフレジの価格相場よりも安い製品は下記になります。
製品名 | つりペイ君 | BCPOS セミセルフレジセット | Airレジ セミセルフレジセット |
---|---|---|---|
写真 | |||
導入価格例 | 800,000円~ ※リテール市場価格 | 990,000円~ | 1,000,000円~ |
POSシステム利用料 | 0円~ | 0円~ | 0円~ |
自動釣銭機本体の性能・使いやすさ | 3.5 | 4.7 | 4.9 |
保守・サポート力 | 4.0 | 4.5 | 4.0 |
資料請求 | 資料請求 | 資料請求 | 資料請求 |
業界最安級の価格のセミセルフレジ「つりペイ君」
格安小型自動釣銭機のつりペイ君はセミセルフレジ運用ができ、導入価格は80万円~と破格です。安いからといって性能が低いわけではなく、必要なPOSレジ機能はそろいつつ、自動釣銭機も小型でありながら大容量です。とにかく導入価格を抑えたいというお店には非常におすすめです。
セミセルフレジの導入費用を抑える方法
セミセルフレジは、他の会計機器に比べて導入費用は決して安くはないので、導入に躊躇する方もいるでしょう。ここからは、セミセルフレジの導入費用を抑える方法として以下の2点をご紹介します。
- 補助金を活用する
- レンタル・リース・サブスクを活用する
補助金を活用する
セミセルフレジの費用を抑える方法のひとつ目として、まず補助金の活用が挙げられます。
セミセルフレジの導入時に使える補助金は、以下の通りです。
補助金名 | 目的 | 補助内容 | 注意点 |
IT導入補助金 デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型) | 中小企業などがインボイス制度への対応を見据えた、企業間取引をデジタル化するための活動推進 | 会計・受発注・決済・ECの各ソフトを導入する際にかかる経費の一部 | 対象となるPOSレジメーカーが決められている |
業務改善助成金 | 中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援し、事業場内で最も低い賃金の引上げを図る | 生産性向上のための設備投資等(機械設備、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練)を行い、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった費用の一部 | 最低賃金の引き上げや設備投資などを、交付申請書を提出するよりも先に実施してしまうと交付の対象外となる |
ものづくり補助金 一般型・グローバル展開型 | 中小企業などが、生産性向上に役立つ革新的サービスや試作品の開発・生産プロセス改善を行う | 生産性向上に役立つ革新的サービスや試作品の開発、生産プロセス改善を行うための設備投資 | 補助上限額は高く設定されているが、上記2件の補助金に比べてもらえるケースは少ない |
小規模事業者持続化補助金<一般型> | 販路開拓により、小規模事業者らの生産性向上と持続的発展を図る | 小規模事業者自らが作成した持続的な経営に向けた経営計画に基づく、地道な販路開拓等の取組や、地道な販路開拓等と併せて行う業務効率化の取組を支援するため、それに要する経費の一部 | 単独申請の場合は、電子申請による提出が可能 |
働き方改革推進支援助成金 | 労働者の時間外労働の削減など働き方改革を実現するため | 働き方改革を実現するために導入するツールなど | 従業員が10人以上か10人未満かで必要書類が異なる2022年の受付は停止中 |
事業復活支援金 | 事業復活支援金は新型コロナウイルスの影響を受けた事業の継続・回復を支援するため | 2021年11月~2022年3月のいずれかの月の売上高が、2018年11月~2021年3月の間の任意の同じ月の売上高と比較して50%以上又は30%以上50%未満減少した金額に応じて | 申請前に登録確認機関から「事業を実施しているか」「新型コロナウイルス感染症の影響を受けているか」などの確認を受ける必要がある |
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止継続支援補助金 | 医療機関等においての、感染拡大防止 | クリニック・薬局等における感染拡大防止対策に要する経費 | 2022年の受付は終了。2023年は厚生労働省HPにてお知らせ |
補助金について詳しくは下記の記事で解説しています。
レンタル・リース・サブスクを活用する
セミセルフレジの導入には、レンタルやリース・サブスクを活用する方法もあります。それぞれを紹介します。
初期費用を抑えたいなら、おすすめの導入方法なので参考にしてみてください。
セミセルフレジのレンタル
レンタルでは、専門業者が指定する製品から選ぶことができます。リースやサブスクと比べて、借りる期間が短い場合におすすめです。事前審査が不要で、メーカーによっては1日単位でのレンタルにも対応しています。
短期なので費用は割高ですが、手軽に導入できるためイベントで利用されている場合が多いです。
相場は1ヶ月で100,000円前後となっています。
セミセルフレジのリース
リースもレンタルと同じ意味合いになりますが、年単位といった長期間借りる場合に用いられます。リースの場合は希望の機器を指定でき、なおかつ新品を貸してもらえる点が特徴です。
デメリットとしては、希望商品を一括購入し、その合計金額をリース期間で割った料金を支払うため途中解約はできません。相場としては、月額20,000〜30,000円の60回契約になることが多いです。
セミセルフレジのリースについて詳しくは下記の記事をご覧ください。
セミセルフレジのサブスク
月々一定の金額を支払うことで、期間中に指定されたシステムを好きなだけ使用できるサービスです。リースと同様、年単位といった長期間に向いています。リースとの違いは、機器を借りるというよりサービスを利用するといったニュアンスです。
月々25,000〜30,000円で、保守費やPOSレジ利用料も込みで利用できます。リースと違い途中解約も柔軟なので、かなりおすすめのサービスです。サブスクサービスはスマレジにて提供されています。
価格以外の重要ポイント別おすすめセミセルフレジ
ここからは、価格以外のセミセルフレジを選ぶうえで大切な下記の重要ポイント別に、
おすすめのセミセルフレジを紹介していきます。
- 性能や機能の充実度で選びたい人におすすめのセミセルフレジ
- 自分の業種に合った製品を選びたい人におすすめのセミセルフレジ
- 保守・サポート力で選びたい人におすすめのセミセルフレジ
性能や機能の充実度で選びたい人におすすめのセミセルフレジ
性能や機能の充実度を重視する方向けに、以下のロジックでセミセルフレジを評価しました。性能が高い、機能が充実しているセミセルフレジを選びたい方はこちらの製品がおすすめです!
性能・機能充実度は自動釣銭機の性能及び搭載しているPOSシステムの機能充実度から評価しています。
- 自動釣銭機の性能
- 大型タッチパネルディスプレイの有無
- 入出金口の広さ、LEDの有無
- エラー発生時の対処しやすさ
- 処理速度
- 紙幣・硬貨容量
- 搭載するPOSレジシステムの機能充実度
- 機能の豊富さ
- 各種機能の使いやすさ
- その他機能に関する優位性
▼「性能・機能充実度」の方におすすめのセミセルフレジ
スマレジセミセルフレジセット | BCPOSセミセルフレジセット | |
---|---|---|
写真 | ||
導入価格 | 約100万円 | 990,000円 |
処理速度(入金) | 硬貨:6枚/秒 紙幣:2.5枚/秒 | 硬貨:6枚/秒 紙幣:4枚/秒 |
処理速度(出金) | 硬貨:2.7秒/999円 紙幣:2.7秒/9,000円 | 硬貨:1秒/999円 紙幣:2.7秒/9,000円 |
タッチパネルディスプレイ | ◎ | × |
入出金部のLEDライト | × | ◎ |
紙幣入金のしやすさ | ◎ | ◎ |
自動釣銭機性能に関するコメント | 大型のディスプレイでのガイダンスがわかりやすく、エラー発生時にも安心 | 入出金部にLEDがついていて使いやすい。セブンイレブンでも使われている |
POSレジ機能の豊富さ | 5.0 | 4.6 |
POSレジ機能の使いやすさ | 5.0 | 4.1 |
POSレジ機能に関するコメント | 搭載するPOSレジの「スマレジ」の機能の豊富さはトップクラス。必要な機能を選んで追加できる点も魅力。 | 幅広い業種に対応した機能がそろったクラウドPOSレジ搭載。法改正時のアップデート対応も速い。 |
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自分の業種に合った製品を選びたい人におすすめのセミセルフレジ
自分の業種に合った機能をもつセミセルフレジを選びたいという方向けに、「飲食店」「小売店」「クリニック・薬局」の3つの業種それぞれにおすすめの製品を以下の評価ロジックでピックアップいたしました。
- 飲食店
- 総合的な評価(価格・サポート力・評判・使いやすさ)
- 飲食店向けの機能充実度(ハンディ連携、モバイルオーダー、集客、軽減税率対応機能など)
- 小売店
- 総合的な評価(価格・サポート力・評判・使いやすさ)
- 小売店向けの機能充実度(在庫管理、EC連携機能など)
- クリニック
- 総合的な評価(価格・サポート力・評判・使いやすさ)
- クリニック向け機能の充実度(電子カルテ/レセコン連携、予約管理機能など)
- 薬局
- 総合的な評価(価格・サポート力・評判・使いやすさ)
- 薬局向け機能の充実度(電子カルテ/レセコン連携、予約管理機能など)
▼業種別のおすすめセミセルフレジ
飲食店 | 小売店 | クリニック | 薬局 | |
---|---|---|---|---|
東芝テック・セミセルフレジ | POS+自動釣銭機接続 | スマレジセミセルフレジセット | BCPOSセミセルフレジセット | |
写真 | ||||
導入価格例 | 1,000,000円~1,500,000円 | 個別見積り | 約1,000,000円 | 990,000円~ |
編集部コメント | 東芝テックのセミセルフレジはオーダー端末連携やセルフオーダーシステムなど、飲食店のスタイルに応じてあらゆる運用に対応可能です。 | POS+自動釣銭機接続は、小売店専門に特化したPOS+リテイルというプランが利用可能。小売店に必要な機能がそろっています。サポートも手厚いです。 | スマレジセミセルフレジセットは数少ない電子カルテデータ連携対応な製品です。電子カルテ連携製品では最安値級かつ性能も抜群なのでおすすめです。 | BCPOSセミセルフレジセットはNSIPS対応やレセコン連携、セルフメディケーション税制対応など薬局に必要な機能がそろいつつ、低価格な製品です。 |
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保守・サポート力で選びたい人におすすめのセミセルフレジ
何かあったときのサポート力や保守対応が充実しているメーカーから選びたい方におすすめのセミセルフレジを以下の評価観点で選定いたしました。保守・サポート重視で選びたい方には以下の製品がおすすめです。
- 導入前のサポート内容
- 導入後のサポート内容
- サポートに対する評判
▼「保守・サポート力」重視の方におすすめのセミセルフレジ
飲食店 | 小売店 | |
---|---|---|
東芝テック・セミセルフレジ | POS+自動釣銭機接続 | |
写真 | ||
導入価格例 | 1,000,000円~1,500,000円 | 個別見積り |
編集部コメント | 東芝テックはPOSレジシェア国内NO.1のため、その圧倒的営業拠点数を活かした迅速なサポートが特長です。サポート担当の教育も徹底しているので何かあったときも安心です。 | POS+はタブレットPOSを使ったセミセルフレジメーカーでは数少ない、駆けつけサポート標準対応を行っています。他のメーカーがメールや電話サポートしか行っていない中、一段階手厚いサポートが魅力です。 |
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セミセルフレジ導入前におさえておきたい基礎知識
この章では、セミセルフレジの基礎知識やメリットを解説していきます。
セミセルフレジとは
セルフレジと呼ばれるタイプは2種類あり、「セミセルフレジ」と「フルセルフレジ」があげられます。セミセルフレジは、スタッフとお客様で会計時に行う作業を分担するシステムです。
スタッフは商品のバーコードをスキャンしてお客様が購入する商品をレジに登録し、合計金額を算出します。お客様は自動精算機を利用して、自身で会計を済ませるのです。セミセルフレジの使い方や決済の流れは以下の通りです。
- お客様は通常通り買い物をし、購入したい商品をレジに持っていく
- スタッフの手で商品のバーコードをスキャンし、読み込みを行う
- スキャンが完了したら、お客様・スタッフ双方で合計金額を確認
- お客様もしくはスタッフがお客様に確認の上、支払い方法の選択を行う
- 支払いが完了するとレシート印刷がされるので確認する
- レジ操作終了
セミセルフレジの導入メリット
セキュリティが信頼できる機器を導入すれば、会計作業の監視が最小限で済みます。それにより人件費削減が可能です。レジ業務で削減した人員を他の作業に充てることで、サービスの充実も期待できます。
会計ミスの防止
会計時の現金の授受を自動精算機が対応してくれるため、会計時のミスが軽減されます。そのため、レジ締め作業もスムーズです。コンビニなど24時間営業の店舗では、レジ計算を一日に何回も行います。
現金の差異がほぼないのでスピーディーに作業を完了でき、お客様を待たせる心配もありません。
非接触なので衛生的な運用ができる
新型コロナウイルスの感染対策から、衛生面に気を配ることが当たり前になりました。セミセルフレジは会計業務をお客様自身で行うため、現金の授受を直接やりとりする必要がありません。
抗菌処理を施された機器も存在するため、感染防止において有効な手段のひとつといえます。
お客さんとのコミュニケーションの機会がなくならない
フルセルフレジは、商品のスキャンから会計までをお客様が全て行います。スタッフの労力が軽減する反面、コミュニケーションが取りづらい点がデメリットです。セミセルフレジであれば、商品をスキャンするタイミングでお客様への声掛けが容易に行えます。
また、使い方が分からないお客様をすぐにサポートできる点もメリットです。
キャッシュレス決済導入がスムーズ
セミセルフレジは、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済に対応し
セミセルフレジのデメリット
便利なセミセルフレジですが、導入によるデメリットはないのでしょうか。考えられるデメリットを紹介していきます。
操作になれないお客さんがいる
セミセルフレジはお客さん自身でお金を精算機に投入する必要があるので、高齢の方や小さなお子様など、どうしても操作方法がわからないという方が一定数いらっしゃいます。操作方法がわからず手間取っているとレジの回転が遅くなり、待ち時間削減に対する効果が薄くなってしまいます。
そういった顧客のために、レジ操作を指導するサポートスタッフを配置しましょう。
レジにエラーが発生した際の復旧が大変
セミセルフレジは、通常のレジにくらべて高度な機器になるので、エラーが発生した際など復旧が大変な場合があります。簡単な復旧方法はスタッフ間でしっかりと共有をしておくことが大切です。
また、製品を選ぶ際には、どうしても店舗内で対処できないエラー発生時のサポート体制も確認しておきましょう。加えて、製品によっては復旧方法を製品ディスプレイ上で案内する機能が備わっている製品もあります。セミセルフレジ選定の際は、価格面だけでなく、サポート体制や機能面を良くチェックしておくことがポイントです。
セミセルフレジの価格や導入に関するよくある質問
- セミセルフレジは中古で導入可能ですか?
-
可能ですが、おすすめはしません。セミセルフレジを中古で導入する方法として、中古で販売されている自動釣銭機を購入し、そこに連携可能なPOSレジを連携させるという方法があります。
ただし、中古という時点でメーカー側に断られる場合が多いです。そうなるとメーカー以外のシステム系の業者に依頼することになるのですが、その場合、新品で購入するよりも価格が高くなるケースがほとんどです。あとは、自力で頑張るという方法もあります。。。)
また、中古ですと壊れる確率が高いだけでなく、メーカー保守も受けられないので、すぐに入れ替えになるパターンもあります。
- セミセルフレジの未払いにはどういった対策を講じればよいですか?
-
セミセルフレジの未払いへの対策方法としては、以下が挙げられます。
- レジへの監視カメラの設置(スタッフの盗難防止にもつながります)
- 監視カメラを設置していることをシールなどでレジに張る
- サポートスタッフを配置
ただし、未払いを完全に防ぐことはできません。セミセルフレジによる人件費削減効果の方がはるかにコストメリットは大きいので、ある程度は仕方ないと割り切ることが大切です。
セミセルフレジのトラブル防止策に関しては下記の記事でも詳しく解説しています。
セミセルフレジのよくあるトラブル事例5選と対策|評判調査まで セミセルフレジ導入後によくあるトラブルを5種類に整理して紹介。トラブルを防止するための対策方法についても併せて解説していきます。 - セミセルフレジでキャッシュレス決済導入は可能ですか?
-
はい。可能です。キャッシュレス決済端末を連携させることで導入することができます。標準装備されているタイプの製品もございます。
- 人気のセミセルフレジメーカーを教えてください。
-
小型タイプの人気セミセルフレジメーカー:スマレジ、ビジコム
大型タイプの人気セミセルフレジメーカー:寺岡製鋼
まとめ
感染症を防止するため、セルフレジへの切り替えが多くの業界で行われています。従来ではスタッフが行っていた業務をお客様がおこなってくれるため、負担軽減やクレーム防止にもなるのです。
セミセルフレジは金額のみを見れば決して安くありません。補助金やレンタル・リース・サブスクを活用すればコストを抑えられるので、検討をおすすめします。
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