「日々の売上を管理してデータを導き出すのが大変」
「POSレジの売上管理機能って何が便利なの?」
「売上管理機能を搭載しているおすすめのPOSレジを知りたい」
このようなお悩みはありませんか?
店舗経営において、今後の販売戦略を検討するために売上管理はとても大切です。どのような商品が、どのような時期に、どの店舗で売れているかなどの重要なデータを把握できるからです。
とはいえ、売上情報や顧客情報を整理して情報を導き出すのは、大変な時間と労力がかかります。
そこで役立つのがPOSレジの売上管理機能です。
本記事では、POSレジの売上管理機能の概要やメリット、活用の成功事例などを解説します。
また、売上管理機能が優秀なPOSレジおすすめ5選も紹介していますので、製品選びの参考にしてください。
店舗経営において売上管理は重要!なぜ必要なのか解説
なぜ、店舗経営において売上管理が重要かと言うと、売上UPや利益率の向上に欠かせない業務だからです。
売上管理を正確に行わなければ、「なぜ売上が伸びないのか」「どの要因が売上UPにつながったのか」などを把握することができません。
繁忙期と閑散期の適切な人員配置や仕入れ量など、店舗の利益に直結する重要な判断が行えなくなります。
しかし、売上管理は多大な労力がかかるものです。後述するPOSレジの売上管理機能を利用すれば、売上管理の業務を自動化し、大幅な業務効率化が図れるでしょう。
そもそもPOSレジ(POSシステム)とは?
POSレジとは、商品が販売された時点で販売情報を記録・集計するシステムを搭載したレジのことです。記録・集計したデータを分析・一元管理する機能も備えています。
商品が売れた時点で商品名や数、時間帯、顧客属性などを記録して分析することで、「どの商品を仕入れるとよいのか」「どの時間帯に人員を多めに配置すればよいのか」などの判断材料になるのです。
他にも、以下のような便利機能を搭載している点がPOSレジの特徴の一つです。
- 売上管理機能
- 顧客管理機能
- 在庫管理機能
- 勤怠管理機能
- 複数店舗管理
- キャッシュレス決済機能
- セルフレジ機能
これらの機能により、店舗経営の課題の把握から改善までをスピーディかつ適切に行え、売上UPにつなげられます。
POSレジとPOSシステムはどう違う?
POSシステムとは、販売した時点の販売情報を記録・集計するシステムのことです。一方のPOSレジは、「POSシステムを搭載したレジ」のことです。
従来のレジスターにPOSシステムを搭載した製品が主流でしたが、現在はタブレットやスマートフォンにPOSシステム(POSレジアプリ)をインストールして利用するタイプも増えています。
POSレジとPOSシステムは混同されがちな言葉ですが、上記のような違いがあるので注意しましょう。
POSレジの売上管理機能で何ができる?収集可能なデータは?
POSレジの売上管理機能では、以下のようなことが効率的に行えます。
- 売上情報の管理
- 顧客情報の管理
- 商品・顧客・店舗ごとの売上データの確認
- 仕入れや人件費などの経費入力・集計
- 売上日報・現金出納表などの帳票作成
これらを手作業やExcelなどのツールを使って管理するのは、非常に労力がかかって大変です。POSレジの売上管理機能を利用すれば、各作業を容易にし、リアルタイムで売上データを確認できるようになります。
また、ECサイトと実店舗を同時に運営している場合、両方の売上管理が必要になり、煩雑で手間がかかります。POSレジは、実店舗とECサイトを連携して、売上や在庫などのデータを一元管理することができるのです。
予実管理・損益計算といった高度な機能を備えたPOSレジも登場
POSレジの中には、予実管理や損益計算を行える製品もあります。予実管理とは、企業の予算と実績を管理することです。
この機能により、予算達成状況を表す予実と経費を考慮した損益を合わせて確認できます。
企業の予算と実績を把握し、効果的な販売戦略や的確な経営判断に活用できるでしょう。
POSレジの売上管理機能の活用メリット
ここでは、POSレジの売上管理機能を利用するメリットを5つ解説します。
売上データの自動収集・管理による業務効率化
これまで手作業で行っていた売上管理を自動化できる点がメリットです。販売情報や顧客情報、商品ごとの売上などを自動収集・管理するため、手作業で売上計算を行う必要はありません。
売上集計作業に割いていた人員を減らせるため、人件費の削減に貢献します。また、手作業による集計作業で発生していたヒューマンエラーも防ぐことが可能です。金額が合わず、何度も計算し直すといったこともありません。
POSレジの売上管理機能により、売上管理が自動化されることで、業務効率化と人件費の削減に大きく寄与するでしょう。
売上データ分析による売上向上
正確な売上分析が可能になる点もメリットの一つです。売上データの分析を正確に行えば、店舗ごとの売上や利益の課題、改善すべき点などが明確になります。
例えば、売れ筋商品と死に筋商品の把握ができれば、無駄な支出を抑えることも可能です。店舗の利益向上において、今何をすべきかを明確にすることは非常に重要と言えるでしょう。
POSレジの売上管理機能は、売上データ分析による売上の向上が期待できるのです。
釣銭ミスといったヒューマンエラーを減少させる
これまで売上管理を手作業やExcelなどで行っていた場合、入力ミスや記入漏れが発生していました。会計時の釣銭ミスや打ち間違いなどにより、レジ締め時に金額が合わないというトラブルもよく発生します。
POSレジはあらかじめ商品データを登録して、会計時にバーコードやタッチ画面で商品を選ぶだけで金額が反映されるため、打ち間違いが発生しません。また、購入された商品も登録データに基づいて自動集計されるため、正確な売上集計が行えます。
万が一、会計時に釣銭ミスなどのヒューマンエラーが発生しても、いつ・誰がレジを操作したのかが記録されるため、原因の追求が容易です。
複数店舗管理もリアルタイムで可能
POSレジは、複数店舗の売上情報を一括管理できる点もメリットです。
各店舗の売上報告をまとめてから全体の売上を出すという面倒な作業も必要ありません。
また、複数店舗の売上状況を一元管理できるため、リアルタイムで各店舗の売上状況を確認できます。各店舗の在庫状況を把握して、店舗間の商品移動や過剰在庫をなくすことにも役立つでしょう。
スタッフの不正防止につながる
店舗運営を行ううえで、スタッフの不正が発生する可能性もゼロではありません。
よくある手口の一つに、「レジの空打ち」が挙げられます。空打ちとは、「一部の商品をレジに通さない」「現金を受け取った後に商品を取り消すことで発生した差額を着服する」ことです。
しかし、POSレジの売上管理機能では、細かく取引履歴や売上データが記録されるので不正の発見が容易になります。そのことを周知するだけでも抑止力になるでしょう。
売上管理機能が優れたPOSレジ7選
ここでは、売上管理機能が優れているおすすめのPOSレジを7製品紹介します。
- スマレジ
- USENレジ
- BCPOS
- CASHIER POS
- POS+(ポスタス)
- UMatレジ
- パワーナレッジPOS
それぞれ解説していきます。
スマレジ
導入価格例 | 112,780円~ |
月額料金 | ・スタンダード:0円※1店舗のみ ・プレミアム:5,500円/月※1店舗につき ・プレミアム プラス:8,800円/月※1店舗につき ・フードビジネス:12,100円/月※1店舗につき ・リテールビジネス:15,400円/月※1店舗につき |
タイプ | タブレット型 |
対象規模 | 全ての規模に対応 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | 弥生会計シリーズ/freee会計/マネーフォワード/勘定奉行クラウド/FXシリーズ |
メーカー名 | 株式会社スマレジ |
■スマレジの特徴
スマレジは、導入店舗数39,000を超える大人気タブレット型POSレジアプリです。
多くの店舗に導入されている大きな理由は、機能の充実度が挙げられます。
中でも、全タブレットPOSレジでの機能充実度はトップクラスです。
売上は自動で集計されるので、常に最新の売上状況を把握できます。多角的な売上分析を行うことで、経営戦略に役立つ情報の確認が必要です。予実管理・損益計算といった高度な機能を備えているのもスマレジの特徴です。
■スマレジの売上管理機能でできること
- 日別・月別・時間帯ごとの売上分析
日別、月別、店舗別、時間帯別などの売上分析から、忙しい時間帯の把握や、ランチ/ディナーの時間帯ごとの売上比較が行えます。
- 売上データをリアルタイムに集計
インターネット環境さえあれば、いつでもどこでも売上の把握が可能です。販促強化などの施策を的確に実施できます。
- 予実管理と損益計算(PL)を同時に行える
予算達成状況の予実と経費を考慮した損益の把握が可能になります。
■スマレジ売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
分析可能な項目 | 概要 |
---|---|
日別 | 1日ごとの売上を確認できます。前日売り上げとの比較も容易です。 |
月別※プレミアムプラン以上 | 月ごとの売上を確認できます。前月売上との比較も容易です。 |
時間帯別 | 時間帯ごとに売上を確認できます。繁忙期と閑散期を明確にします。 |
時間帯グループ | 時間帯を自由に設定し、グループごとに売り上げを確認できます。営業時間ごとの売上管理に活用可能です。 |
曜日別 | 曜日ごとの売上を確認できます。客足の多い曜日と少ない曜日を明確にし、販売促進やシフト調整に役立てられます。 |
商品別 | 商品ごとに売上を確認できます。売れ筋商品や死に筋商品の把握に便利です。 |
部門別 | 商品の部門ごとに売上を確認できます。売れ筋のカテゴリーを把握し、販促や仕入れなどに役立てられます。 |
グループコード別 | グループコードごとに売上を確認できます。ブランドごとやカラーごとなど、自由な分析が可能です。 |
商品属性別 | あらかじめ設定した商品の属性ごとに売上を確認できます。サイズや原産地など、独自の項目で分析が可能です。 |
取引タグ別 | 作成した取引タグごとの売上を確認できます。取引履歴から必要な項目を抽出したり、値引きや割引が実施された経緯などが確認しやすい機能です。 |
販売員別 | 販売員ごとに売上を確認できます。インセンティブを設けている場合などに便利です。 |
端末別 | レジ端末ごとに売上を確認できます。レジを複数台利用している店舗での活用も可能です。 |
客層別 | 客層ごとの売上を確認できます。客層をターゲットにした商品開発や仕入れなどに有効です。 |
店舗別 | 店舗ごとの売上を確認できます。 |
USENレジ
導入価格例 | 180,000円~ |
月額料金 | 9,980円〜 |
タイプ | タブレット型 |
対象規模 | 全ての規模に対応 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | freee会計/マネーフォワード クラウド/弥生会計シリーズ |
メーカー名 | 株式会社USEN |
■USENレジの特徴
UESNレジは「飲食店」「理美容院」「小売店」「整体院」の4業種に特化したPOSレジアプリです。各業種に必要な機能が充実しています。
USENレジはUSENグループが提供するPOSレジなので、店舗開業に必要なものをお得に導入できるのも特徴です。例えば、電話、インターネット、店舗BGMなどさまざまなサービスを提供しています。
売上データの集計や分析に優れており、約30種類の分析機能から店舗の仕入れや販売戦略を最適化します。
■USENレジの売上管理機能でできること
- 約30種類の売上データ分析
お店の売上状況を細かく集計・分析できる機能があります。CSV/PDF形式で出力できるので、資料として活用も可能です。
- スマホアプリで簡単に売上分析
無料スマホアプリ「USENレジ OWNER」を利用すれば、いつでもどこでもスマホから売上状況を把握できます。リアルタイムでテーブルの利用状況や売上を確認できるため、お店にいなくても的確な販売戦略が可能です。
■USENレジの売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
分析可能な項目 | 概要 |
---|---|
月別/日別実績 | 月別/日別の売上、客数、客単価をグラフで表示します。男女別での表示も可能です。 |
ABC分析 | 商品を売上順にグラフで表示します。商品に原価を設定しておけば、理論原価率の算出も可能です。 |
曜日別実績 | 曜日別に売上、客数、客単価を表示します。来客数の多い曜日を把握して、キャンペーンやクーポン発行に活用可能です。 |
日報照会 | 日報を照会するとともに、時間別、部門別の分析を確認できます。 |
時間帯別実績 | 時間帯別で売上、客数、客単価を表示します。時間帯ごとに客足を把握して、適切な人員配置が可能です。 |
予実対比 | 予実管理が行えます。売上進捗グラフを表示し、リアルタイムで達成状況の確認が可能です。 |
組別実績 | お客様が何人組で来店することが多いかをグラフで表示します。 |
売上実績 | 日別、週別、月別の売上実績を一覧で表示します。税抜・税込の表示切り替えにも対応可能です。 |
商品別実績 | ABC分析をグラフで表示します。売上数量ベスト50/ワースト50が自動で算出されるので、常に売れ筋商品の確認が可能です。 |
Zチャート | 店舗売上を年単位で比較できます。 |
客層別実績 | 年齢層や利用者別など、自由に客層を設定して集計します。 |
簡易PL | 簡易的な損益計算書です。人件費や販管費を入力すれば、粗利益やF/Lコスト率を自動で算出できます。 |
店舗グループ設定 | 複数店舗から一部店舗を集めてグループ化できます。エリア別・業態別に分けての売上管理も可能です。 |
会計支払種別リスト | 支払い種別ごとの売上をグラフで表示します。キャッシュレス決済の割合を一目で把握できます。 |
権限設定 | 店長やアルバイトなど、担当者ごとに権限を与えて使える機能を制限する機能です。 |
担当者別の実績 | 担当者別で売上実績を算出できます。インセンティブ支給の判断に役立ちます。 |
注文・客数の時間別 | 注文金額・注文数・滞在客数・来客数で時間別推移を集計します。 |
KPIダッシュボード | 店舗ごとの状況をグラフと数値で一覧表示します。 |
汎用検索 | POSレジに蓄積されたデータをCSV・PDF形式で出力できます。伝票データの保存や分析に役立ちます。 |
監査レポート | 伝票取消履歴、値引き履歴、オーダーキャンセル状況を閲覧できます。スタッフの不正防止に有効です。 |
統括管理・分析 | 複数店舗の売上情報を一目で閲覧できるツールです。3ヶ月間の実績推移もまとめて表示できます。 |
レジクローズ情報 | 店舗売上・客数・支払種別売上など、日々の売上確認に必要な情報をレポートで用意。 |
購買履歴※オプション | 登録しているお客様の来店履歴や注文内容を記録できます。 |
カスタマーレポート※オプション | お客様一人ひとりの来店動向を分析できます。 |
RFM分析※オプション | R(前回来店からの経過日数)、F(来店数)、M(会計金額合計)を分析できる機能です。 |
日報入力フォーム※オプション | 日々の報告を管理画面上で済ませられる日報入力フォームの作成が可能です。入力項目は自由にカスタマイズできます。 |
BCPOS
導入価格例 | 合計254,000円 【以下内訳】・POSセット(黒)ハード一式(22.4万円セット):224,000円・POSソフトパッケージ ベーシックプラン「基本システム」(初回5,000円×6か月分):30,000円・ソフトウェアサポート(通常サポート):0円 |
月額料金 | 基本プラン5,000円 BCPOS+オプション1つ追加:10,000円~BCPOS+オプション2つ追加:13,500円~BCPOS+オプション3つ追加:16,000円~オプション4つ目以降:4,000円×追加数BCPOS買取:月額270,000円~(1ライセンス) |
タイプ | タブレット型、一体型POPレジ |
対象規模 | 小規模〜大規模 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | PCA会計DX/勘定奉行クラウド/freee会計/MJS会計システム/FXクラウドシリーズ |
メーカー名 | 株式会社ビジコム |
■BCPOSの特徴
BCPOSは飲食店や小売店、クリニック、サロンなど、100業種以上で導入されているクラウド型POSレジです。一体型POSレジやタブレットPOSレジなど、豊富なバリエーションから選べます。
販売時に選んだ商品の在庫数を表示し、リアルタイムで在庫確認が行えます。レジとしてよく使う機能は、ボタンでスムーズに操作が可能です。
ECサイト連携やキャッシュレス決済連動などの機能も、必要に応じて追加できます。
■BCPOSの売上管理機能でできること
- ファンクションボタンから必要な機能を呼び出せる
売上状況などのさまざまな情報をファンクションボタンから呼び出せます。売上管理はリアルタイムなので、売上状況の把握をいつでも行うことが可能です。
■BCPOSの売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
分析可能な項目 | 概要 |
---|---|
会員種別表示 | 会員番号を画面に表示します。 |
担当者別販売表示 | 担当スタッフの名前を表示。販売履歴が残るため、不正防止に役立ちます。 |
ポイント表示 | 顧客のポイントを表示します。 |
顧客属性・情報表示 | 誕生月や誕生日が表示されます。 |
前回利用日表示 | 顧客が前回利用した日にちを表示します。再来店を促すDM送信などに役立ちます。 |
顧客メモ | 会員種別などによるメモが表示されます。 |
在庫数表示 | 店舗の在庫数をリアルタイムで確認することが可能です。 |
CASHIER POS
導入価格例 | 12,8000円〜 |
月額料金 | スタータープラン:月額0円プロフェッショナルプラン:月額4,400円 【以下オプション】 ハンディオーダー機能:5,000円 テーブルオーダー機能:5,000円(テーブル5台まで) スマホオーダー機能(店内):5,000円 モバイルオーダー機能(店外):3,000円 レンタルプラン:8,400円 |
タイプ | タブレット型 |
対象規模 | 全ての規模に対応 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | freee会計 |
メーカー名 | 株式会社ユニエイム |
■CASHIER POSの特徴
CASHIER POSは、特に飲食店や小売店に必要な機能が充実しているマルチデバイス対応のPOSレジです。オリジナル端末やAndroid対応のスマホもしくはタブレットから利用できます。
飲食店の注文業務を効率化させるオーダーエントリーシステムでは、TTOやモバイルオーダー、券売機、ハンディなど幅広く対応可能です。さらに、オーダーエントリーシステムを月額5,000円〜の安さで利用できる点も魅力といえます。
■CASHIER POSの売上管理機能でできること
- オリジナル分析レポート
独自の売上レポートや店舗管理に関する帳票などのレポート作成が可能です。フランチャイズ管理向けの精算レポートなどの実績があります。
- 規模に合わせたカスタマイズ(商品点数)
すでに構築されているECシステムの商品マスタ、売上データ連携を行い、オンライン、オフラインチャネルを一元管理できます。
■CASHIER POSの売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
管理・分析可能な項目 | 概要 |
---|---|
売上速報 | 当日の売上をリアルタイムで確認できます。 |
Web管理画面利用者・権限設定 | Web管理画面の利用者登録、利用者の権限の設定が可能です。 |
店舗別売上 | 店舗別の売上を、期間で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
販売チャネル別売上 | 販売チャネル別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
客層別売上 | 客層別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
レジ端末別売上 | レジ端末別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
スタッフ別売上 | レジ担当者別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
大分類別売上 | 大分類別の売上を期間、グループ、店舗で検索を表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
中分別類売上 | 中分類別の売上を期間、グループ、店舗で検索を表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
小分類別売上 | 小分類別の売上を期間、グループ、店舗で検索を表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
商品別売上 | 商品別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
時間帯別売上 | 時間帯別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
日別売上 | 日別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
月別売上 | 月別の売上を期間、店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
取引履歴一覧 | 取引履歴を期間、店舗、販売チャネル、キーワードなどで検索・表示できます。CSVダウンロード、帳票出力が可能です。 |
入出金履歴 | 入金・出金の履歴を店舗で集計・表示できます。CSVデータとしてダウンロードが可能です。 |
POS+(ポスタス)
導入価格例 | 個別見積もり |
月額料金 | 小売店:月額14,000円~ 飲食店:月額14,000円~ 美容・サロン:月額14,000円~ |
タイプ | タブレット型 |
対象規模 | 全ての規模に対応 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | freee会計/マネーフォワード クラウド |
メーカー名 | ポスタス株式会社 |
■POS+(ポスタス)の特徴
ポスタスは、操作性の高さとサポートの手厚さが評価されているPOSレジアプリです。操作性はPOSレジ業界の中でも評価が高く、USENレジなどにポスタスの技術が応用されています。
飲食店、小売店、美容室・サロンの3つの業種に特化したプランを用意しているので、該当する店舗にはおすすめです。
サポートには、無料で駆けつけサポートを提供しており、導入後のアフターフォローも安心です。
■POS+(ポスタス)の売上管理機能でできること
- 予実管理
店舗ごとの月/日の予算と実績の設定や確認を行えます。
- 売上分析
多角的な視点から分析し、売上を把握できます。各店舗・担当者別の分析のほか、時間軸(月/日/時間/曜日)・商品軸(商品単体/商品カテゴリ)・決済を行った種別(現金/クレジットカード/電子マネー/ポイントなど)といった軸でも売上状況の把握が可能です。
- 多彩な分析ツール
ABC分析/Zチャート/RFMといった分析ツールや、売上/客数/顧客単価の閲覧が可能なKPIダッシュボードの利用ができます。
- 見える化としてのツールの役割
商品ごとに原価や人件費を設定すれば、管理画面から簡易的なPLの閲覧も可能です。
■POS+(ポスタス)の売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
管理・分析可能な項目 | 概要 |
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予実値設定 | 予算と実績の値の入力や編集が可能です。また、CSVファイルを活用し、一括登録も行えます。 |
伝票明細 | いつ・どの店舗で・どの顧客が・どの商品を・いくらで・何個といった細かなデータを1件ずつ確認できます。検索を行うことも可能です。 |
売掛管理 | 売掛による販売情報を1件ずつ確認できます。売掛を実施した店舗名、回収した金額や回収予定日などの閲覧や検索が可能です。 |
売上移動 | 複数の店舗にPOS+ retailを導入している場合、店舗間での売上移動が行えます。 |
過去売上実績 | 過去の店舗別売上実績の確認が可能です。時間単位で、売上/客数の閲覧が行えます。 |
帳票管理 | ABC分析/Zチャート/RFM分析/簡易PLなどの閲覧が可能 |
各店舗の売上分析 | 複数店舗でも各店舗の売上分析が行えます。 |
担当者別の売上分析 | スタッフ別で売上分析を行えます。インセンティブの判断などに役立ちます。 |
時間軸での売上分析 | 月/日/時間/曜日別での売上分析が可能です。 |
商品軸での売上分析 | 商品単体/商品カテゴリ別での売上分析が行えます。 |
決済を行った種別の売上分析 | 現金/クレジットカード/電子マネー/ポイントなどの売上分析が可能です。 |
UMatレジ
導入価格例 | 178,000円〜 |
月額料金 | 無料プラン:0円スタンダードプラン:3,080円プレミアムプラン:10,780円機器補修オプション:2,178円 |
タイプ | 一体型POSレジ |
対象規模 | 小規模〜多店舗展開 |
複数店舗の売上管理 | 〇 |
会計ソフト連携 | freee/弥生会計/MFクラウド会計 |
メーカー名 | 株式会社Wiz |
■UMatレジの特徴
UMatレジは、飲食店に特化した機能が充実しているPOSレジです。テーブル単位を基準とした注文や会計、テーブルごとの売上状況もリアルタイムでチェックできます。
有料プランに加入するとハンディ利用もできるため、飲食店の業務効率化を図りたい店舗におすすめです。
UMatレジはデザイン性にも優れています。デザイン賞を4つ受賞しており、国内だけでなく海外からも評価されているのが特徴です。
■UMatレジの売上管理機能でできること
- スマホアプリで売上やテーブルの稼働状況の確認
お店の売上や稼働状況などをスマホアプリからリアルタイムで確認できます。オーナーは遠隔地からでも複数店舗の状況を把握できます。
- 細かな分析機能
商品別の分析やテーブルごとの滞在時間を分析して回転率を把握するのに役立ちます。メニュー別の売上分析もできるので、今後の経営戦略に活用が可能です。
■UMatレジの売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
分析可能な項目 | 概要 |
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売上の表示 | 当日中の売上高、客数、取引数の確認が行えます。 |
売上(精算)履歴の表示/検索 | 売上(精算)履歴の一覧、個別詳細の表示、過去の履歴検索が可能です。 |
曜日別分析 | 曜日別の売れ筋商品や平均滞在時間などを確認できます。 |
時間帯別分析 | 時間帯別の売れ筋商品や平均滞在時間などを確認できます。 |
パワーナレッジPOS
導入価格例 | 個別見積もり |
月額料金 | 要お問い合わせ |
タイプ | オリジナル端末 |
対象規模 | 小規模〜中規模 |
複数店舗の売上管理 | 要お問い合わせ |
会計ソフト連携 | – |
メーカー名 | 株式会社Groony (グルーニー) |
■パワーナレッジPOSの特徴
パワーナレッジは整体・美容室・ジム・サロンなどの施術業種に最適な機能が充実しているPOSレジです。予約管理、顧客管理、会計管理、集客・販促、分析、レポートなど、施術業種に必要な機能が揃っています。
売上データ、顧客データを分析し、経営改善に役立てられます。自動マーケティング機能を活用すれば、売上UPにつながるメールマガジンやクーポンを最適なタイミングで配信し、効果的な来店誘導や販促が可能です。
■パワーナレッジPOSの売上管理機能でできること
- 売上管理
店舗の日報、月報など、さまざまな帳票が簡単に閲覧、出力できます。
- レポート
時間別、日別、月別、曜日別、時間帯別で売上レポートの閲覧が可能です。さまざまな販売管理機能でお店をサポートします。
- 全店売上レポート
複数店舗や全スタッフの日別、月別の一覧集計表を閲覧できます。
■パワーナレッジPOSの売上管理・分析可能な項目一覧(クリック/タップで展開する)
分析可能な項目 | 概要 |
---|---|
店舗営業報告 | 店舗毎の営業日報、営業月報、会計詳細、金種別売上一覧、割引内容一覧、チケット利用一覧、期限切れチケット一覧を閲覧できます。 |
担当別営業報告 | 担当者毎の営業日報、営業月報、会計詳細、金種別売上一覧、割引内容一覧、チケット利用一覧、期限切れチケット一覧を閲覧が可能です。 |
売上分配機能 | 会計した売上をサービス時間、売上金額を基準にして各担当に分配できます。 |
会計別売上 | 会計別の売上情報です。期間を指定して集計し、曜日別、時間帯別を閲覧できます。 |
商品別売上 | 商品別の売上と販売数情報です。期間を指定して集計し、曜日別、時間帯別を閲覧できます。 |
客層売上 | 客層別の売上、来店者数情報です。時間帯別、日別、月別、曜日別と、期間を指定して集計した曜日別、時間帯別に閲覧できます。 |
会計別予算実績 | 時間別、日別、月別に予算に対する売上実績を閲覧できます。 |
担当別売上集計表 | 担当別の売上集計一覧を日別、月別で閲覧できます。 |
店舗売上集計表 | 店舗別の売上集計一覧を日別、月別で閲覧できます。 |
商品別売上集計表 | 商品別の売上集計一覧を日別、月別で閲覧可能です。 |
売掛管理 | 売掛金のある顧客や、その入金状況を把握できます。 |
POSレジの売上データ分析・活用方法を紹介
ここでは、POSレジの売上管理を行う際にチェックしておきたい項目と、売上分析の活用方法を解説します。
売上管理の時にチェックしておきたい項目
POSレジの売上管理では、以下の項目をチェックしておきましょう。
月次売上
まずは、月ごとの売上高のチェックが大切です。月単位で売上分析を行うことで、店舗の課題が見つけやすくなります。
季節によって商品の売れ行きに差がある場合は、月ごとの分析が役立つでしょう。
目標に対して実績はどれくらいだったか
各月の売上目標に対して実績はどのくらいだったか、目標との差はいくつあるのかをチェックしましょう。
目標設定は、過去の実績と実現できる努力目標を加味して設定する場合が多いです。
しかし、売上目標に対して実績が下回っている月があれば、「なぜ目標に達しなかったのか」を分析する必要があります。多くの場合は、努力目標を大きく見積もっている可能性があるでしょう。
前月/前期比
前月と前期比のチェックは大切です。
まず、前月の売上と今月の売上を比較してみることで、売上が伸びている・落ち込んでいる要因を把握できます。季節による売り上げの変化を把握する点でも、前月比のチェックは重要です。
次に、前年度と今年度の売上を比較することで、長期的な視点でマーケティング施策が上手くいっているのかがわかります。
事業内容や社会情勢などに大きな変化がなければ、業績の変化を表した数値になるでしょう。
仕入れ原価
仕入れ原価のチェックをすれば、売上総利益を把握できます。社会情勢の変化で仕入れ原価が高騰する場面では、原価のチェックは欠かせません。
原価が上がることで売上総利益は下がるため、早めの対策が必要です。
分析方法①ABC分析
ABC分析とは、売上高やコスト、在庫などのデータをランク付けして商品の優先度を決めて管理する分析手法です。
重要度の高い順にA・B・Cとグループ分けし、それぞれのグループごとに商品を分析できます。
ABC分析を活用すれば、売れ筋商品の把握が可能です。チカラを入れるべき商品や、どのタイミングで売り出せばいいのかの販売戦略に役立ちます。
また、在庫管理にかかる業務負担を軽減し、死に筋商品の把握でコスト削減にもつながるでしょう
分析方法②バスケット分析
バスケット分析とは、顧客がレジに持っていく買い物カゴに入った商品を分析することで、購買傾向を把握する分析手法です。購買傾向を把握し、どの商品とどの商品がよく一緒に買われているかを見つけ出します。
商品の配置変えやキャンペーン企画の立案、セールを行うなどの販売施策を実施することで、顧客の購入意欲を高められます。
ただし、売れ筋商品は正しい購買傾向を読み取れなくなるため、省いて考えなければなりません。
POSレジ売上管理機能の活用成功事例
ここでは、POSレジの売上管理機能を活用して成功した事例を紹介します。
(複数店舗の売上管理をリアルタイムでできた
■導入前の課題
複数店舗を運営しているので、各店舗の売上の把握に工数がかかってしまう。
■導入効果
POSレジの売上管理機能では、複数店舗の売上を一括管理することもできます。各店舗の「売上が伸びない原因」や「どの要因が売上に貢献しているのか」などの把握が容易です。上記の事例のように、適切な人員配置や仕入れの判断がリアルタイムで行えるのは、売上管理機能の大きなメリットです。
販売管理がタブレット1台でできて省スペース&効率的
■導入前の課題
販売管理にパソコンとレジの2台が必要で、パソコンの導入・運用保守負担が大きい。
■導入効果
POSレジを利用すれば、販売管理システムとレジを連携させる必要がありません。タブレットやスマホ1台で販売管理が行える点がメリットですね。さらに、タブレット1台に機能を集約することで、省スペース&効率化を同時に実現できるのも魅力といえるでしょう。
POSレジと会計ソフトを連携させることで売上管理がより効率的に
POSレジと外部システムの「会計ソフト」を連携することで、以下のようなメリットがあります。
- レジ締め後の時間を節約できる
- POSレジで収集した売上データを自動取得
- 経費入力が効率化できる
- 売上状況をすぐに確認できる
まずレジ締め時間の節約ができる点が大きなメリットです。POSレジが収集した売上データを会計ソフトが自動で取得・仕訳・帳簿付けまで行います。これまでレシートや伝票を集めて集計や仕訳していたものが自動化されるのです。
また、POSレジと会計ソフトの連携により、経費入力も効率化します。仕入先のレシートや領収書をスマホやスキャナで簡単に取り込むことが可能です。
さらに売上状況をすぐに確認することもできます。日別・月別レポートで売上推移や、損益レポートでお店の利益状況が確認できることで、適切な経営判断が行えます。
このように、POSレジと会計ソフトの連携によってできることが増え、業務の効率化や経営状況の見える化を実現できるでしょう。
POSレジを使った売上管理で抑えておきたいコツ・ポイント
ここでは、POSレジの売上管理機能を使う上で、より上手く利用するためのコツやポイントを3つ解説します。
管理方法を統一する(人によって差異が生まれないようにする)
まずは、売上管理の方法を統一化することが大切です。
売上管理を担当する方によって、数値や項目の記載方法に差異が生まれないようにするためです。
人によって売上管理の方法が異なれば、見る人にとってわかりづらいものとなり、対策も立てにくいでしょう。
管理方法を統一化する方法として、事前にテンプレートを用意しておくことが大切です。
テンプレートを用意しておけば、その形式に沿って埋めるだけなので人によって差異が生まれるようなこともありません。
文章で記入する項目がある場合は、記入ルールを設定しておくとよいでしょう。
目標設定は現実的に(ギリギリ達成できるくらいがベスト)
売上の目標設定を行う場合は、現実的な数字や内容にするべきです。
達成が困難な目標を設定してしまうと、達成できない状況が当たり前になるからです。
目標を目標ととらえることが難しくなり、現場のスタッフのモチベーションも上がりません。
ギリギリ達成できそうな目標に設定するのが、ベストといえるでしょう。
目標達成のためのPDCAを回す
前述のとおり、ギリギリ達成できそうな目標を設定したら、達成するためにPDCAを回しましょう。
PDCAとは、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
の頭文字を取ったものです。この4つのプロセスを繰り返すことで、業務改善が行えます。
PDCAを回しながら、どの項目が要因で目標を達成できないのか、目標達成に必要なものは何なのかを明確にしましょう。
原因がわかれば、有効な対策もみえてきます。また、目標の達成率を数値化してこまめにチェックすることも大切です。そうすれば、目標達成までのペースを掴むことができるでしょう。
まとめ
本記事では、POSレジの売上管理機能について詳しく解説し、売上管理機能が優秀なPOSレジの紹介をしてきました。
売上管理は、お店の利益率向上や売上UPに欠かせない業務です。しかし、売上管理を手作業で行うのは非常に非効率で大変です。
POSレジの売上管理機能を利用すれば、作業を効率化し、適切な経営判断が行えるようになります。
POSレジを導入する際は、売上管理機能にも注目して検討しましょう。