自動釣銭機の使い方を解説|役割や運用方法別の使い方マニュアルまで

自動釣銭機の使い方を解説
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自動釣銭機の導入で、業務の効率化や衛生面の強化などが期待できます。最近ではクリニックや病院、飲食店などでも見かける機会が増えています。

自動釣銭機の導入を検討している段階で、自動釣銭機の使い方を知って導入後のイメージの参考にしたいという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、自動釣銭機の使い方運用方法の種類うまく使いこなすコツまでわかりやすく解説していきます。

また、主要な自動釣銭機10選の使いやすさ比較まで行っていますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

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目次

自動釣銭機とは?レジにおける役割とは?

自動釣銭機とはPOSターミナルと連動し、現金の入出金を自動的に行う機器です。会計処理をした後に入金すれば、自動的に釣銭が出てくるので常に正確な釣銭額を出してくれます。自動釣銭機はレジにおける周辺機器のひとつとして、以下の役割を担っています。

自動釣銭機の役割
  • 預かり金の計数
  • レジ内現金在高の計数・表示
  • 釣銭額の自動計算
  • 預かり金や釣銭準備金の保管

従来のキャッシュドロアにはない機能を備えており、導入することで業務効率の向上、顧客満足度の向上が期待できます。

他にも現金管理、セキュリティ面、衛生面などが大幅に強化されるため、より安心した運用を行うことができるでしょう。

自動釣銭機の使い方①会計での使い方

ここからは、自動釣銭機の会計での使い方を解説していきます。

会計で自動釣銭機を使う際は、「釣銭優先運用」と「入金優先運用」の2種類の運用方法があるので、それぞれ紹介していきます。どちらを選ぶかは「正確性を重視」するか「スピードを重視」するかで異なります。それぞれの特徴をみていきましょう。

スピード重視のお店におすすめな釣銭優先運用とは?

自動釣銭機の釣銭優先運用は従来の運用と少し似ている方法で、まず預かり金をレジ担当者が計数し、POS画面に入力します。自動出金した釣銭をお客さんにお渡しした後に、預かり金を自動釣銭機に入金する運用方法です。

スピーディなオペレーションで、お客さんの待ち時間の短縮につながります。
具体的なステップは以下のとおりです。

  1. 代金受け取り
  2. 預り金を計数し、POSレジに金額を入力
  3. 釣銭が自動出金される
  4. 釣銭をお客さんにお渡しする
  5. 預かり金を自動釣銭機へ入金

最初の預かり金の計数を自動釣銭機ではなく店員が行うため、時間が短縮されます。「スピード重視」をする店舗などにおすすめな運用方法です。

釣銭補充もいつでもできることから、業務負担の軽減にもつながります。ただし、預かり金の登録ミスや計算間違いが起こりやすいので注意が必要です。

入金優先運用とは?

入金優先運用とは、預かり金を受け取ったらすぐに自動釣銭機に入金し、自動釣銭機側で計数し、自動出金した釣銭をお客さんにお渡しする運用方法です。

処理スピードが若干遅くなる分、1取引ごとの違算をなくすことができ、正確性がアップします。セルフレジで自動釣銭機を使った場合は入金優先運用になります。

入金優先運用の具体的な流れは以下のとおりです。

  1. 売り上げ入金
  2. 代金受け取り
  3. 預かり金を釣銭機に入金
  4. POSへ入金額が自動反映される
  5. 釣銭の自動出金
  6. 釣銭をお渡し

釣銭優先運用とは異なり、預かり金入力の手間が省けるため違算の心配がありません。そのため、「正確性を重視」したい店舗などにおすすめといえるでしょう。

自動釣銭機のお釣りの渡し方は?

自動釣銭機でのお釣りの渡し方に、悩むスタッフは多いです。各々のやり方で問題ありませんが、1人のお客さんと接する時間は短い分、お釣りの渡し方でお客さんが不快感を感じないようにすることが大切です。

まず、通常のレジと共通の部分ですと、片手で釣銭をお渡しするのはやめておきましょう。顧客満足度にも繋がってくるため、片手を添えるイメージでお金の受け渡しをするのがベストです。

自動釣銭機ではお釣りの硬貨がばらばらに出てくるので、並べて渡すか並べずに渡すかで意見が分かれています。並べて渡すことで遅くなるのもよくないですし、そこまでお客様も気にしていないので、ある程度整えてお渡しすれば十分です。

また、お札をお渡しする際は、自動釣銭機だと束で出てくるのでそのまま渡してしまいたくなりますが、「お札を重ねたままお渡ししない」ように注意しましょう。基本的にお客様側がお札の正面(顔が書いてある方)になるようにお渡ししましょう。

自動釣銭機の使い方②自動釣銭機のレジ締めのやり方

ここでは、自動釣銭機のレジ締めでの使い方と流れを解説します。

自動釣銭機でのレジ締めの流れは以下の通りです。

  1. 前日レジ締めしたときにレジに残っていた金額を確認
  2. 1日の売上金額を計算
  3. レジ内の現金額をディスプレイで一目で確認
  4. 売上金額とレジの残高が一致しているか確認。釣銭ミスがないので基本一致
  5. 現金回収&釣銭補充。残置運用で効率アップ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①前日レジ締めしたときにレジに残っていた金額を確認

通常レジと同じ流れで、前日にレジ締めしたときの金額を確認します。売上のスタートを基準にレジ締めを行うため、前日レジ締めしたときに残っていた金額を確認しなければなりません。

レジ締めの際に記録している場合は、記録用紙などを確認しましょう。釣銭として残す現金を一定にしておくと、確認する手間が省けるのでおすすめです。

例えば、レジ内の釣銭を5万円残し、残りは売上金として回収しておけばレジ内の現金額が毎日5万円で管理しやすくなります。

②1日の売上金額を計算

次に、POSデータや1日分のレシートを確認して1日の売上金額を計算します。ここも通常レジと同じ流れです。

売上金額の計算には、キャッシュレス決済で処理したレシートも含みます。

レジ締め作業で手間がかかる部分なので、3時間おきに計算しておくなど、効率よく行えるようにしておきましょう。

③レジ内の現金額をディスプレイで一目で確認

1日の売り上げ金額を計算したら、レジ内の現金額を確認します。

自動釣銭機に搭載しているディスプレイには、現金残高が表示される機能があるため、一瞬でこの工程は終わるでしょう。

通常レジの場合は、お札や硬貨を数えなければならないので、時間がかかってしまいます。

④売上金額とレジの残高が一致しているか確認。釣銭ミスがないので基本一致

次に売上金額とレジの残高が一致しているかを確認します。お釣り間違いがないので、レシートの売上金額とレジ残高は一致しているはずです。

通常レジの場合だと、レジ締めで最も手間のかかる部分ですが、自動釣銭機によって大幅に負担が軽減されます。

お釣りが自動で計算されるようになり、釣銭ミスがなくなるため、基本的に一致するようになっています。

ただし、「釣銭優先運用」の場合では、完全にミスがなくならないため注意しましょう。

⑤現金回収&釣銭補充。残置運用で効率アップ

自動釣銭機には残置運用(残置回収)機能があるため、現金回収・釣銭準備を毎日やる必要がなくなります。

残置運用とは、当日分の売上金と翌日の釣銭準備金を簡単操作かつ自動で、仕分けすることができる機能です。

小売店や飲食店などでは、当日の売上金から翌日の釣銭準備金を用意する必要があります。しかし、店舗の運用資金が余分に必要になり、手間もかかります。

自動釣銭機の残置運用によって、釣銭準備金を別に用意する必要がなくなり、店舗の運用資金を圧縮することが可能です。

毎日の開店作業や閉店作業を楽にしたい場合に、おすすめの機能といえるでしょう。

自動釣銭機の使い方③釣銭補充・回収・両替・精査の方法

ここでは、以下4種類の場合での自動釣銭機の使い方を解説していきます。

  • 釣銭補充する方法
  • 在高回収する方法
  • 両替する方法
  • 精査ランプが点灯したときの対処法

自動釣銭機で釣銭補充する方法

開局時や釣銭が不足した際、自動釣銭機に釣銭補充する場合、一般的に下記の手順で現金を補充します。

  1. 自動釣銭機本体ディスプレイの【補充】ボタンを押す
  2. 投入口に硬貨、紙幣を入れる
  3. 現金を投入し終わったら、【終了】ボタンを押す

製品によって補充可能な釣銭の量に差があるので、自動釣銭機を選ぶ際によくチェックしておきましょう。

一般的にスーパーなど客数が多い流通小売店は容量の多い製品を、飲食店、クリニックなど客数が100~300人程度の店舗は容量が少なめで低価格な製品でも十分利用可能です。

以下の動画で釣銭補充の方法がわかりやすく解説されているのでご覧ください。

自動釣銭機で在高回収する方法

自動釣銭機で在高回収する場合の一般的な流れは下記の通りです。

  1. 自動釣銭機に鍵(セキュリティキー)を差し込み管理者モードにする
  2. 本体ディスプレイ上で【回収】ボタンを押す
  3. 回収内容を選択する。選択可能な回収内容は一般的に下記の通りです。
    • 残置回収
    • 全回収
    • 効果のみ全回収
    • 紙幣のみ回収
    • 個別回収
    • 売上金回収(一部製品のみ対応)
  4. 紙幣がある場合は、鍵を回して紙幣カセットをと出す
  5. 払い出された硬貨、カセット内の紙幣をそれぞれ回収する
  6. 本体ディスプレイ上で終了を操作する

自動釣銭機で両替する方法

自動釣銭機で両替する方法は一般的に下記の通りです。本体ディスプレイで簡単に対応できます。

  1. 自動釣銭機の本体ディスプレイで【両替】ボタンを押す
  2. 両替する紙幣または硬貨を投入する。(逆両替の場合は2枚以上投入する)
  3. どれだけ細かく両替するか本体ディスプレイで検索できるので、操作する
  4. 両替金が払い出されたら【終了】ボタンを押す

両替は自動釣銭機でも簡単に行えます。お客様に依頼されることもしばしばあるので使い方をスタッフがわかるようにしておきましょう。

自動釣銭機の精査ランプが点灯したときの対処法

自動釣銭機の精査ランプが点灯した場合の対処法を解説していきます。まず、原因は主に下記の通りです

  • 払い出しの際にリジェクト紙幣が発生した場合
  • 計数時に選別に失敗した場合
  • 払い出しの際に紙幣・硬貨詰まりが発生した場合
  • エラー対処目的以外で、収納部を開いた場合

精査が点灯した場合の対処の流れ

精査が点灯した場合の対処の流れは下記の通りです。

STEP
【精査】ボタンを押す。

精査ボタンが点灯していることを確認して【精査】ボタンを押してください。

STEP
自動釣銭機が在高再計算を行う

精査ボタンを押すことで、自動釣銭機が在高再計算を行います。

再計算後に、以下の2通りの結果となります。

  • 正常稼働中と表示された場合、対処はこれで終了です。
  • 在高不確定状態と表示された場合、在高不確定金の回収が必要です。STEP3に進みます。
STEP
在高不確定金を回収する

自動釣銭機を専用セキュリティキーで開きます。

※製品によっては、セキュリティキーで管理モードを選択するのみで自動釣銭機を開かないものもあります。

STEP
【回収】ボタンを押し、お金を回収する

自動釣銭機の回収ボタンを押して、在高不確定と判断されたお金を回収します。

STEP
回収したお金を補充する

自動釣銭機を補充モードに切り替え、回収したお金を再度投入します。

STEP
補充金額に問題がなければ終了

自動釣銭機に補充した金額が問題なければ終了です。【終了】ボタンを選択してください。

STEP
自動釣銭機の精査ランプの点灯が消える

無事完了すれば、自動釣銭機の精査ランプの点灯が消えます。これで作業は終了です。

自動釣銭機を導入するメリット

ここでは、自動釣銭機を導入するメリットを解説します。

釣銭ミスがなくなり顧客信頼度アップレジ締め負担の軽減

レジ業務において釣銭の渡し間違いは、お客さんからの信頼を失い、店舗の売上損失につながる重大な問題です。

自動釣銭機の導入で釣銭ミスがなくなり、お客さんからの信頼度アップにもつながります。

また、レジ締め負担の軽減にもなるため、全てのスタッフが同じようにレジ業務を円滑に行えるようになるのがメリットです。

レジ締め負担が大幅軽減

前述したように、自動釣銭機の導入でレジ締め負担が大幅に軽減されます。

なぜなら、自動釣銭機には以下の3つの特徴があるからです。

  • 自動釣銭機内の現金在高確認は、ディスプレイを確認すれば一瞬で終わる
  • お釣り間違いが減るので過不足が減る
  • 残置回収機能で現金回収&釣銭補充が効率化する(※残置回収機能の詳細は後述)

結果的にスタッフの心理的負担軽減や、残業時間の短縮につながるでしょう。

1回あたりの会計時間が短縮する

自動釣銭機の導入で、1回あたりの会計時間が短縮します。釣銭を自動的に計算して出金してくれるため、スピーディなレジ業務の実現が可能です。

通常のレジより会計時間が短くなり、スタッフ1人あたりが対応できるお客さんの人数も増えます。

結果として、人件費の削減やレジの待ち時間短縮につながり、顧客満足度の向上につながるでしょう。

出典:東芝テックの調査データ

また、自動釣銭機導入で可能になる「セミセルフレジ」「フルセルフレジ」を運用した場合、スタッフが対応できるお客さんの人数はさらに増えます。

セキュリティが向上する

店舗を運営するうえでセキュリティ対策は必須です。従来のキャッシュドロアの場合は、レジ内の現金に誰でもアクセスできます。

自動釣銭機の場合、鍵を持っているスタッフしか現金にアクセスできないため、内部による不正を未然に防止することが可能です。

現金管理が厳正化されるので防犯上の安心感があり、店舗運営に集中できるでしょう。

残置運用(残置回収)機能により店舗の運用資金を圧縮

残置運用は、当日分の売上金と翌日の釣銭準備金を自動で仕分けできる機能です。

残置運用を開始するためには、以下の3ステップで行います。

  1. 1日の釣銭準備金を決める
  2. 準備金額をレジから設定
  3. レジ締めの時に「残置回収」を実行

残置運用を行うことで、釣銭準備金を別途用意する手間が省けるため、店舗の運用資金を圧縮できます。

作業ミスがなく、安心・簡単に閉店作業ができる残置運用は、自動釣銭機の大きなメリットといえるでしょう。

自動釣銭機を導入するデメリット

ここでは、自動釣銭機を導入するデメリットについて解説します。

通常のキャッシュドロアーより導入費用が高い

自動釣銭機を導入するデメリットの一つに、高額な導入コストが発生することが挙げられます。メーカーや機種によって自動釣銭機の価格は変わりますが、キャッシュドロアーと比較すると、自動釣銭機の方が価格は高いです。

また、本体価格とは別に保守費用もかかるため、ランニングコストが発生します。

本体価格や保守費用が高い自動釣銭機を導入することで、店舗経営を圧迫する可能性があるでしょう。

自動釣銭機の価格について詳しくは下記の記事をご覧ください。

サイズが大きいので設置スペースが必要

自動釣銭機はサイズが大きいので、一定のスペースが必要です。設置するための追加工事が必要な場合もあるため、注意が必要です。

また、レジ周辺のスペースが狭い場合や、人の出入りが多い場所に設置すれば、スタッフやお客さんの動線を妨げる可能性があります。

自動釣銭機のサイズやおすすめの小型製品について詳しくは下記の記事をご覧ください。

導入時は操作になれないスタッフへの教育が必要

通常のキャッシュドロアーやレジスターと比較すると、自動釣銭機は操作が若干複雑です。さまざまな便利機能が搭載されているため、使いこなすまでにスタッフへの教育が必要になります。

そこまで複雑な操作はないものの、画面に表示される情報量の多さから、慣れるまで時間がかかるスタッフもいるでしょう。

自動釣銭機でトラブル発生した時の対処法も知っておこう

自動釣銭機を利用していると、トラブル・エラーが発生することがあります。慌てず対処できるようにするために、ここでは自動釣銭機でトラブルが発生したときの対処法を見ていきましょう。

自動釣銭機に紙幣・硬貨が詰まってしまう

自動釣銭機に大量の紙幣や硬貨を一気に入金する、折れたお札を入金するなどが原因で詰まることがあります。
現金が詰まってしまうと一時的にレジが止まり、復旧までに時間がかかる場合も多いです。

その結果、お客さんの待ち時間が増えてしまい、顧客満足度の低下にもつながります。

自動釣銭機に現金が詰まってしまった時の対処方法をみていきましょう。

自動釣銭機にお札が詰まった場合の対処法

お札が詰まった場合は、以下の手順を試してみてください。

  1. 鍵を回して紙幣部を引き出す
  2. 現金詰まりの原因になっている紙幣やゴミを取り除く
  3. リセットボタンを押して復旧完了

機種によっては操作方法が異なるため、お使いの自動釣銭機に表示されているガイダンスに従って操作してください。

硬貨が詰まった場合

次に硬貨が詰まった場合の対処方法を解説します。

具体的には、以下のとおりです。

  1. 鍵を挿して硬貨部を引き出す
  2. 詰まりの原因になっている硬貨やゴミを取り除く
  3. リセットボタンを押す

無理に硬貨を取り出そうとすると故障につながるため、お使いの自動釣銭機のガイダンスに従って操作してください。

自動釣銭機でも過不足はある

自動釣銭機の導入でお釣り間違いがなくなったはずなのに、過不足が起きて疑問に思った方、原因がわからず困ったという方も多いのではないでしょうか。

原因としては前述の「釣銭優先運用」で預かり金入力を間違えたパターンか、運用中にお札や硬貨が詰まった影響が考えられます。釣銭優先運用について再度解説すると、預かり金をスタッフが入力し、お客さんに釣銭をお渡しして会計後に預かり金を入金する運用のことです。

スピーディな会計を実現できるため、お客さんの待ち時間短縮につながりますが反面、預かり金を入力する際に登録ミスや計算間違いが起こりやすくなります。

釣銭優先運用で預り金入力を間違えていた場合

釣銭優先運用で預かり金入力を間違えて、お客さんも気づかなかった場合、発見は困難になるでしょう。
どうしても見つからなかった場合は、仕方ないと割り切り、再発防止に努めることも大切です。

また「入金優先運用」であれば会計スピードは少し落ちますが、そのミスはなくなります。
入金優先運用とは、先に代金を自動釣銭機に入金し、自動出勤された釣銭をお客さんにお渡しする運用方法です。

預かり金入力の手間を省くため、預かり金入力を間違えることはありません。

紙幣・硬貨が詰まったことが原因の場合

自動釣銭機側の払い出し機能や補充機能で金額を合わせる必要があります。

基本的にPOSレジ側で合わせることはできないのでご注意ください。

自動釣銭機にゴミや異物が入る

自動釣銭機にゴミや外国の硬貨などの異物を間違えて入れてしまう場合があります。お札に付着している埃やゴミなども、トラブルの原因になるので定期的なメンテナンスも大切です。

自動釣銭機に異物を入れてしまったときの取り出し方

自動釣銭機に外国の硬貨などの異物を入れてしまったときの取り出し方は、以下の方法を試してみてください。

  1. 鍵を保守にして硬貨部を引き出す
  2. ガイダンスに従って異物を取り出す
  3. 硬貨部を元に戻す
  4. リセットボタンを押す

無理に異物を取り出そうとすると故障の原因になるため、機器のガイダンスに従って取り出すようにしましょう。

自動釣銭機に紙幣が入らない

自動釣銭機を操作していると、汚損金(損傷や汚れがあるお札)や折れたお札だと入らない場合があります。

また、紙幣が入らないからといって、無理に入れると詰まる恐れがあるので注意してください。

もう一つの可能性として、自動釣銭機のお札・硬貨が満杯になっている場合があります。

汚損金が自動釣銭機に入らない場合

汚損金が原因で自動釣銭機に紙幣が入らない場合は、お客さんに説明して違う紙幣を使ってもらうか、キャッシュレス決済などを案内するしかありません。

また、人の皮脂が紙幣に付着していることでも、自動釣銭機に紙幣が入らない場合があります。そのときは、乾いた布などで紙幣の表面を拭いてから入れるようにしてみてください。

自動釣銭機が満杯の場合

自動釣銭機は金種ごとに容量が決まっています。例えば、グローリーRT300の場合、千円札200枚、一万円札/五千円札100枚が限度額です。

対処方法は自動釣銭機の「両替機能」で、該当する紙幣・硬貨を取り出してください。

自動釣銭機のよくあるトラブルと対策についてさらに詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

主要な自動釣銭機10選の使いやすさへのこだわりポイントを比較・紹介

ここでは、主要な自動釣銭機10選の紹介と、それぞれの使い方へのこだわりポイントを解説します。

製品目次

グローリー300|グローリー株式会社

グローリー300
出典:スマレジ公式サイト
グローリー300の使いやすさへのこだわりポイント
  • 業界初の4.3インチカラーディスプレイ搭載
  • 引き継ぎ時のチェックが簡単
  • エラー解除ガイダンス搭載でスムーズな復旧が可能
  • 釣銭機の稼働・操作履歴がすぐに確認できる
  • 左右置き換えが自由自在

グローリー株式会社が販売しているグローリー300シリーズは、業界初の4.3インチカラーディスプレイを搭載している自動釣銭機です。機内残高からトラブル時の復旧ガイダンスに至るまで、さまざまな情報をリアルタイムでわかりやすく確認することができます。

また、レジ担当者を交代する際は、現金残高はもちろん、使用時間中のエラー発生や違算の有無などをその場での確認が可能です。そのため、安心してレジ業務の引き継ぎを行うことができるでしょう。

VITESE(ヴィッテス) VT-330|東芝テック株式会社

VITESE(ヴィッテス) VT-330|東芝テック株式会社
出典:https://www.toshibatec.co.jp/
VITESE(ヴィッテス) VT-330の使いやすさへのこだわりポイント
  • レジ機能を知り尽くした東芝テックが開発
  • 使う人すべてに使いやすい操作性
  • 硬貨が一度で取りやすく、お客さんにすばやくお釣りを渡せる
  • LEDで操作を誘導してくれる
  • 業界初の電磁ロック機能を搭載

VITESE VT-330は、レジを知り尽くすプロ「東芝テック」が創った自動釣銭機です。レジとの連動性をフルに活かし、見やすさと利便性が考えられています。

素早い会計を実現するために、紙幣は落とすだけで自動的に取り込む新構造を採用。硬貨投入口も大きくし、釣銭補充などの作業もスピードアップします。

入出金口にはLEDを搭載しているので、自動釣銭機を初めて使う方でも迷うことなく操作を行えるのが特徴です。

また、業界初の電磁ロック機能の搭載により、キーレスの運用も実現できます。

FAL3|日本電気株式会社(NEC)

FAL3
出典:https://jpn.nec.com/press/202202/20220208_02.html
FAL3の使いやすさへのこだわりポイント
  • 業界トップクラスの機能・操作性を実現した次世代釣銭機
  • 操作者の釣銭機の開閉を制御
  • 高速出金で会計時間の短縮が可能
  • 詰まりにくい構造とわかりやすいナビゲート
  • 業界トップクラスの硬貨収納容量

NECの自動釣銭機「FAL3」は業界トップクラスの機能と操作性を実現した次世代釣銭機です。安全・安心な店舗づくり、省人化によるサービス向上などを実現します。

電磁ロックを採用しているので、不用意な収納庫アクセスなどの操作ミスを防止することが可能です。

また、自動釣銭機に紙幣や硬貨が詰まっても自動で検知し、解消してくれるオートリセット機能があります。

困ったときの処理をわかりやすいイラスト表示で説明してくれるのも、使いやすさへのこだわりです。

グローリー380|グローリー株式会社

ビジコム
出典:ビジコム公式サイト
グローリー380の使いやすさへのこだわりポイント
  • 幅400mmのコンパクトサイズ
  • 入出金ガイドランプを搭載
  • 紙幣長手挿入方式を採用でスムーズな入金が可能
  • 4.3インチカラーディスプレイ搭載
  • 釣銭機の稼働・操作履歴もすぐに把握

グローリ−380はコンパクト、使いやすいが特徴のセルフ精算端末のための釣銭機です。紙幣・硬貨の各ユニットを横置き設置しても幅400mmなので、使い勝手のよいレイアウトの選択ができます。

入出金ガイドランプを搭載しており、紙幣・硬貨それぞれの入出金部分がわかりやすい構造です。お客さんは迷わずに操作ができます。また、入出金部が1箇所に集中しているため、釣銭の取り忘れ防止にもなります。

紙幣長手水平挿入方式を採用しており、お客さんに馴染みのある使い方でスムーズに入金できるのも特徴です。

ECS-777|富士電機株式会社

ECS-777
出典:https://www.fujielectric.co.jp/
ECS-777の使いやすさへのこだわりポイント
  • 入出金口にLEDを搭載
  • 光るガイドで紙幣の入金をサポート
  • ブラックとホワイトのシックなカラーであらゆる空間にフィット
  • 預かり金を一時保留し、現金授与のトラブルを防止する
  • 回収業務の効率化をサポート

富士電機の自動釣銭機ECS-777は、現金管理業務の効率化とスムーズな会計を支援する、セルフレジにも使える自動釣銭機です。

紙幣と硬貨の入出金口にLEDを搭載しており、視認性が向上します。また、光るガイドで紙幣の入金がしやすいのも特徴です。

硬貨回収BOXを別途準備すれば、オーバーフロー硬貨を自動で回収もできます。さらに、業務終了時に売上金の回収が効率よく行えるので、業務負担の軽減につながります。

Paycube|株式会社日本コンラックス

Paycube
出典:Paycube公式サイト
Paycubeの使いやすさへのこだわりポイント
  • セルフ会計に適した自動釣銭機
  • 奥行き45cmのコンパクトサイズ
  • トラブル発生時は対処方法を動画で確認できる
  • さまざまな設置タイプを実現できる
  • シンプルなデザインで誰でも簡単に操作可能

Pay Cubeはセルフ会計に適した奥行45cmの自動釣銭機です。現金決済の自動化で、会計時間の短縮、違算防止を実現できます。釣銭、釣札の煩わしい補充・回収作業は、内部に保有できる釣り用の硬貨・紙幣枚数が多いため、補充・回収作業がほとんど発生しません。

補充・回収作業が発生した場合でも簡単なので、お客さんの待ち時間を最小限に済ませることができます。

トラブル発生時は、ディスプレイに表示されるQRコードをスマホで読み取ると、そのトラブル内容に合わせた対処方法を動画で確認することが可能です。

ACE-100|ローレルバンクマシン株式会社

ACE-100|ローレルバンクマシン株式会社
ACE-100の使いやすさへのこだわりポイント
  • 誰もが使える簡単な操作性
  • スピーディでスムーズな入出金を実現
  • コンパクトボディでも、収納容量は大きい
  • オプション機能でさらに便利
  • セミセルフレジでレジの流れをスムーズに

ACE-100はコンパクトボディ、スピーディ、使いやすさを追及した次世代釣銭機です。セミセルフレジに適した、縦置きの設置もできます。

4.3インチ液晶タッチパネルを搭載しており、文字やボタンが大きく表示されるため、情報が見やすく、スムーズな操作が可能です。

入出金時にはLEDランプが光るので、視覚的にわかりやすく操作をフォローします。またトラブル発生時には、エラー解除の方法をイラストでわかりやすく表示してくれるのも大きな特徴です。

つりペイ君|旭精工株式会社

つりペイ君|旭精工株式会社:
出典:https://www.asahiseiko-cash-recycler.com/
つりペイ君の使いやすさへのこだわりポイント
  • 抗菌処理が施されている
  • 小型で省スペースでの設置が可能
  • 導入コストが低い
  • 現金授受に伴うトラブルの減少
  • 小型なのに容量が大きい

つりペイ君は衛生的なセミセルフ決済を実現するために、お客さんが手を触れる部分に抗菌性素材を採用しています。

硬貨投入口、釣銭受け取り口には抗菌性プラスチックを採用。LCDタッチパネルには抗菌保護フィルムを貼り付けています。

またつりペイ君は、コンパクトボディにも関わらず、一般的な他の自動釣銭機の2倍以上の硬貨が入ります。煩わしい硬貨の補充の頻度も減り、レジ業務停止時間を大幅に削減することが可能です。

CR-30|沖電気工業株式会社

CR-30|沖電気工業株式会社
出典:沖電気公式サイト
CR-30の使いやすさへのこだわりポイント
  • マニュアルがなくても誰でも使いやすい
  • 4.3インチのタッチパネルディスプレイを採用
  • 操作はタッチパネルで簡単に実行
  • 電磁ロック標準搭載
  • 現金が入れやすく、取り出しやすい

CR-30は、業界トップクラスのスピードと使いやすさを追及した自動釣銭機です。マニュアルがなくても誰でにでも使いやすく、セキュリティ向上にもつながります。

4.3インチの大型タッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチ操作で簡単に操作できます。また、自動釣銭機の操作に慣れていない方でも、入出金ができるわかりやすさと、使いやすさに配慮されたデザインが魅力です。

さらに、業務中の補充・回収回数も削減し、自動清掃機能の追加と強化でお手入れの手間も削減できます。

スマレジ自動釣銭機セット|株式会社スマレジ

スマレジ
スマレジ自動釣銭機セットの使いやすさへのこだわりポイント
  • 大型のお店から小規模なお店にまで対応
  • 納品・セッティングまでスムーズに行える
  • POSレジとの連動に対応
  • スタッフへの教育が簡単
  • 大きな画面でわかりやすい表示

2013年にタブレットPOSレジとして初めて、自動釣銭機との連動に対応しました。自動釣銭機のセットには、iPad、自動釣銭機、iPadスタンド、バーコードリーダーが含まれており、すぐにPOSレジシステムを導入することができます。

スマレジと連動できる自動釣銭機は、グローリー300とグローリー380です。導入に関しては、豊富な導入実績を誇るスタッフが、納品・セッティングまでをスムーズに行ってくれます。

大きな画面でわかりやすい画面表示なので、自動釣銭機を使ったことがない方でもすぐになれるでしょう。

BCPOS自動釣銭機セット|株式会社ビジコム

BCPOS自動釣銭機連動|株式会社ビジコム
出典:ビジコム公式サイト
BCPOS自動釣銭機セットの使いやすさへのこだわりポイント
  • 小規模店舗・1店舗からでも導入可能
  • セミセルフレジ・セルフレジに対応
  • さまざまな業種に導入できる
  • キャッシュレス決済との連動も可能
  • スタッフの負担軽減

BCPOS自動釣銭機セットは、小規模店舗・1店舗からでも導入が可能で、煩雑な会計処理にスムーズに対応できます。

お店のオペレーションに合わせてセミセルフレジ・セルフレジにも対応できる便利な機能を多く備えているのが特徴です。

また、自動釣銭機連動だけでなく、多彩なキャッシュレス決済を利用できます。クレジットカード・ICカードはもちろん、国内外のQRコードなどのキャッシュレス決済と連動可能です。

まとめ

今回は自動釣銭機の使い方から、役割や仕組み、うまく使うコツなどを解説してきました。

自動釣銭機を導入してうまく使いこなせば、業務の効率化やスタッフの負担軽減、顧客満足度の向上につながります。

今後も自動釣銭機を導入する店舗やクリニック、病院などは増えていくでしょう。まだ自動釣銭機を導入していない方は、本記事を参考に検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

POSレジ・自動釣銭機・券売機・キャッシュレス決済端末など、レジとその周辺サービスの研究・調査を日々行い、そこで得た知見や調査データを記事に反映しています。
編集長は一部の人に「POSレジオタク」とも呼ばれており、メーカーの枠にとらわれない幅広い知識を持っています。

これまで300件を超えるPOSレジや自動釣銭機、セルフレジの選定サポート・導入支援・販売を行ってきました。(補助金に関する支援も行っています。)
サポートの中で得た知見も記事に反映し、どこよりもわかりやすく情報が網羅されたレジのコンテンツ記事を目指していきます。

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